心理学の歴史における著名な巨頭と、心理学研究・臨床で不可欠とされる「倫理」の基本について解説します。
心理学の著名な巨頭(三大心理学)
ジークムント・フロイト (Sigmund Freud)
- 精神分析学の創始者です。
- 無意識の世界や抑圧された欲望、防衛機制などを提唱しました。
- 精神療法(カウンセリングや自由連想法)の基礎を作りました。
アルフレッド・アドラー (Alfred Adler)
- 個人心理学(アドラー心理学)を提唱しました。
- 人間の行動の原動力は過去の原因ではなく「目的」にあるとする「目的論」や、劣等感の克服を説きました。
- 「嫌われる勇気」などの現代の自己啓発にも大きな影響を与えています。
カール・グスタフ・ユング (Carl Gustav Jung)
- 分析心理学を提唱しました。
- 個人の無意識の奥底にある「集合的無意識」や「元型(アーキタイプ)」という概念を発見しました。
- 心のバランス回復を目指す個性化(自己実現)のプロセスを重視しました。
心理学における倫理の重要性
心理学の臨床や研究では、人間の心や個人情報に深く踏み込むため、厳格な倫理の遵守が求められます。
- 研究倫理: 人権の尊重や、実験参加者への不当な損失・危害の防止。虚偽の説明(ディセプション)を用いる場合でも、終了後のケアや説明が必須となります。
- 臨床倫理(倫理綱領): クライエントの秘密保持、プライバシーの保護、専門家としての倫理的責任(搾取や多重関係の回避)が定められています。
