LATER SEQUELS SERIES #09

2023年9月　　後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ　　愛及屋烏

蒼穹のファフナー(2004年・第一期)

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(2005年・前日譚)

蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(2010年・劇場版)

蒼穹のファフナー EXODUS(2015年・第二期)

蒼穹のファフナー THE BEYOND(2019年・第三期 OVA)

蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE(2023年 スピンオフ OVA)

Continuation from last page. 09-1　https://no-value.jp/column/23775/

フェストゥム

突如宇宙から襲来してきた地球外知的生命体。

構成成分の大半がシリコン（珪素）である事から、「シリコン型生命体」とも称される。

読心能力であらゆる攻撃を無効化し、レーダーも効かないため、人類は有視界攻撃で対抗する事になり、接近戦用兵器の開発を余儀なくされた。「ペルソナ（核、コアとも）」と呼ばれる中核部分を破壊する事で倒す事が出来るが、これを破壊しない限り、時間が経てば再生してしまう。最終的に宇宙を無に帰す事で、より高い次元へ移行させようとしている。

「フェストゥム」という名は、ラテン語で「祝祭」を意味する。

ロボットアニメにおける敵生体の中でも、物量・能力共にトップクラス。宇宙怪獣(トップをねらえ！)やBETA(マブラヴ)の物量には劣るが、その特殊能力のえげつなさでは上回る。

「あなたはそこにいますか？」

蒼穹のファフナーのキャッチフレーズにして、フェストゥムが人類に問いかける際に用いる言葉。主にスフィンクス型が用いる事が多い。

肯定した場合は理解して取り込むべく同化を、否定した場合は存在を無に帰す為に攻撃を仕掛けてくる。CV.ゆかなの甘い声で尋ねられても応えてはいけない。

ただ、後述するように同化されると「いなくなる」ため人類にとっては攻撃と変わりない。

フェストゥムがこの言葉を用いるのは、人類の外宇宙探査機に積まれていた人類存在のメッセージ「あなたはそこにいますか？」をフェストゥムが読み取った為。

スパロボKにおいて、ガン×ソードの主人公ヴァンが「見りゃわかんだろ！」とKのキャラぶれの割に彼らしい台詞で応答していたが、この台詞が本編に逆輸入されようとは。

バリエーション

スフィンクス型、スカラベ型、グレンデル型、マスター型、コア型、スレイブ型、コアギュラ型、アルヘノテルス型、プレアデス型、リヴァイアサン型、エウロス型、アザゼル型、シーモータル型、デルフィネ型、ディアブロ型、グレゴリ型、ウーシア型、アケロス型…etc

同化現象

文字通り、対象を同一化してしまう事。

他の生命体と同化する事で、全て同一のものとなり、また、その能力を吸収する事が出来る。

同化された人間は、基本的に「いなくなる」が、中途半端に同化された場合（中枢神経のみなど）を「半同化」といい、人の姿を保っているものの、自我が失われ、脳死に近い状態に陥る。

また、作中では明確な描写はないが、フェストゥムの中には一定以上同化すると「飽和」して崩壊してしまう個体がいるらしい。

極稀に同化された人間がフェストゥム側に変化や変質を与える事がある。それは個体への影響であるケースもフェストゥムという種全体に波紋の様に広がる事もある。そこに善意や悪意の区別はなく、フェストゥムは人類の行いによっても変化していく。

フェストゥム因子を利用してのファフナー搭乗による負荷によって同化へと向かう場合、翡翠色の結晶体の現出と体組織の結晶化、崩壊で描写される。

ワーム・スフィアー現象

フェストゥムの攻撃手段である黒い球体。ブラックホール風の見た目。

歪曲回転体（空間の球状の捩じれ）が発生することで起こり、これに触れた物質は、ゼロ次元へ向かって捩じ切られる。

本編を見る限り、対象を消滅させてしまうものもあれば、捻じ曲げる、機体に損傷を与える程度のものもあるなど、威力は様々（ただし、ノートゥング・モデルに関しては内蔵されているコアによって多少威力が緩和されている）。

後のシリーズではこれをDBの気円斬の様に変形させて飛ばしてくるフェストゥムも登場する。

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