毎晩、冷蔵庫から冷やしておいた冷却ジェルシートを取り出して自室の枕の上におき、眠剤を飲んでから額に貼って布団に入っている。夏はいつもこう。クーラーは点けているけれども、それ以上に気持ち良く入眠できるようにするためのマストなのである。
そういう生活を続けていると、朝、ベッド周りの床にはシートを剥がす際に出たフィルムが落ちていることがあり、当然、昨日の私の仕業である。数歩歩けばゴミ箱があるのに、剥がして適当に飛ばしてそのまま寝たのだ。
その時々でやればいいのに後回しにして未来の私を苦しめるのはままあることで、その度に自分の馬鹿さ加減に嫌になる。けれどもわかっていて尚、後回しの貯蓄が増え続ける。どうせなら一週間分のフィルムを床に散らばったままにし、まとめて捨てようなどと悪い考えが過るのだ。ゴミ屋敷を作る才能が私には確実にある。
言い訳がましいが流石に全てがそうではない。どころか、逆に神経質になる部分もある。人目につく恐れがあるところ、例えば玄関はいつ見られてもいいような心構えを持つので、我ながら外面だけだとよく思う。見た目や他人からの評価を優先するがあまり見えにくい部分には十分に向き合えていないので実に表面的なのである。きっとそういったところに気を配りすぎて、人目のつかない場所に使うエネルギーが足りなくなっているのだと信じたいが。
