季節イラストというものを私はあまり描いたことがない。特に一日限定のシーズンイベントもの。その理由は単純で、その時期に間に合わないからである。きちんと計画を立てて描けば良いのだが、そういう期間に余裕がある時は大抵気に入らなくて没になる。そして結局時期を過ぎてまた来年、となるケースが多い。
例外は正月の年賀状くらいなものだろう。ここ数年、家族に頼まれて年賀状をデザインすることが年末の恒例になっている。
しかしシーズンイラストを描きたくないわけではない。むしろ描きたい。そんな9月末、公募用に描いていたイラストが一段落したので、新しく描くものを考えたとき。ちょうど良い時期にあるではないか、ハロウィンが。
というわけで今回のテーマはハロウィン。ちなみにこれの前にお月見テーマがすでにお蔵入りしているのだが、閑話休題。
今までにもハロウィンイラストのラフはたくさん描いてきたが、その中でモチーフとして多かったのは魔女。しかし当時は気分ではなかったのか、候補にはならなかった。いつも通り何度も描きなおして、結果キョンシーという中華風に決まった。色々候補はあったが中華風はそういえば描いたことがなかったな、という点も後押しした。
死者の魂が戻ってくるというハロウィンと、キョンシーという動く死者。そこまで違和感もない、と個人的には思う。
描いてみたものがこちら。

制作ソフト MediBang Paint,CLIP STUDIO PAINT 制作時間 約28時間 使用ツール 板タブ
思ったよりハロウィン感なくなっちゃった。
帰ってきた死者の霊と交流するキョンシー娘と、それを見守る術者。あの人魂はもしかしたら彼女の生前の縁者で、キョンシーになってまでももう一度会いたかったとか。描いていたときはそういうことを考えていた。特に活かされることはないここだけの設定。
当初のデザインとは色味が全く異なっている。キョンシーは特にもっと青い寒色系のデザインだったのだが、ハロウィンぽさを出すために暖色系に変わっている。そして全体的な色調としても橙色や緑色を加え、その上に人魂の赤い光源が入っているためかなり元の色とは変わっている点が多い。私の加工を強くしてしまう癖が出ている他、体調不良が多く在宅作業が多かったためここぞとばかりに素材を使っている。
やはり構図やポージングが単調になりがちなのは反省するべき点だと思う。こだわった結果描けない、という事を避けるためではあるが、それにしてももう少し頑張りたいところ。
今のところ二人までしか描いたことがないのでもっと大人数を描いてみたい気持ちもありつつ、これ以上は絶対心折れるだろ、という思いもありつつ。次は恐らくクリスマス。果たして描けるのだろうか。
