
前回の記事「Scratch(スクラッチ)で簡単なゲームを作ってみました その2」で、Scratchでキーボードのキーに動作を割り当てられることが分かりましたので、ココロキットのScratchでも応用してみることにしました。
- Scratch – Imagine, Program, Share
https://scratch.mit.edu/
使用した車体は「ココロキットで遊んでみました」の記事で使用した、アオシマのリモコンプラモデル「10式戦車」です。
- 陸上自衛隊 10式戦車 – ホビーサーチ ミリタリープラモ https://www.1999.co.jp/10615620
それではプログラム(スクリプト)のほうに移っていきたいと思います。
全体像はこのような感じになります。
それでは細かく見ていきましょう。
まずは停止する部分のスクリプトです。

すぐ押しやすいようにスペースキーを割り当てました。
スペースキーが押されると左右のモーターを停止し、各色のLEDを消灯、その後停止状態と分かるように赤色LEDの点灯としました。
次は前進・後退です。

分かりやすいように前進はカーソルキー↑を割り当てました。速度は「rotation」という変数を使い、変数に応じて速さを変えられるようにしました。
後退はカーソルキー↓を割り当て、40の速さで進むようにしました。また、後退時の表示として赤色LEDが点滅するようにしました。
その次は左右への旋回です。

こちらも分かりやすいようにカーソルキー←→を割り当てました。
右へ旋回する場合は右のモーターだけを40の速度で動かし、左のモーターは止めます。
左へ旋回する場合はその逆で、左のモーターを40の速度で動かし右のモーターを止めます。
また、旋回中と分かるように黄色(赤色+緑色)LEDが点滅するようにしました。
そして、速度の変数「rotation」を制御する部分です。

こちらも分かりやすいように1~5の数字キーを割り当てました。
1のキーを押すと変数「rotation」を30と一番遅い速度にし、状態表示として緑色のLEDを点灯させました。
2のキーを押すとrotationを45にし、状態表示として水色(青色+緑色)のLEDを点灯させました。
3のキーを押すとrotationを60にし、状態表示として青色のLEDを点灯させました。
4のキーを押すとrotationを75にし、状態表示としてピンク色(青色+赤色)のLEDを点灯させました。
5のキーを押すとrotationを90にし、状態表示として白色(青色+緑色+赤色)のLEDを点灯させました。
スクリプトの説明は以上になります。それでは実際に操作した動画をご覧ください。
では皆さんもキーボードで操作できるココロキットで遊んでみてください。
何かまた新しい使い方が分かれば記事にしたいと思います。