モノリス『―――ってことがこの前あってさ~』
エックス『え、マジ?ってことは今…みんな…知らない誰かと走ってるってこと?』
モノリス『そうだな~』
エックス『ちなみに車種は…?』
モノリス『いちいち覚えてらんないんだが』
エックス『…じゃあ弱い人なんだな…(笑)』
モノリス『一回負けた』
エックス『えっ!!?』
エックス『待って…負けたの!?君が!?(笑)』
エックス『どこの馬の骨かも分からない誰かに!!?(笑)』
モノリス『まあ…うん(笑)』
モノリス『だってさぁ…あんなとこでイン差されたら無理じゃんね』
モノリス『抜き返せるチャンスねえだろあそこ(笑)』
エックス『場所は…?』
モノリス『いつもの首都高だけど』
エックス『あ~…。ストレートかカーブかでいろいろ変わるけど』
モノリス『あのいつもの緩めのカーブのとこ』
エックス『やっぱりか~…。仕掛けやすいもんね、あそこ』
モノリス『だとしても凄いわ!(笑)』
モノリス『所長に負けたあとだからって完全に舐めてた…。ちょっとしくったな~』
エックス『でもその場で再戦したんでしょ?それで勝てたなら文句ないじゃん』
モノリス『まあ勝ったんだけどな…(笑)』
モノリス『…なんか、この前までは探偵のみんなと思い出作りに走ってたのに今だけとはいえ
他の誰かと走る感じになっちゃってんのがさ~…』
エックス『え、でもそれって裏を返せば私たちの事務所とか云々の知名度が上がったってことだから
プラスに捉えてもいいんじゃない?』
モノリス『…?』
エックス『他の探偵ともべつに走りたきゃ走れるわけだし』
モノリス『あ~…そっか…』
モノリス『じゃあ所長と私がその人と走ってたのは…』
エックス『向こうの好奇心に引き寄せられた…的な?(笑)』
エックス『まあ、あのインプの人はぜんぜんそんなこと無さそうだけど…な~んて(笑)』
モノリス『………』
エックス『…そういや私も、その人っぽい誰かから呼ばれてるんだよね~…明日の夜に』
モノリス『結局探偵のみんなと走れないまま終わるじゃんそれ!!(笑)』
エックス『まあ、全員と走りたいとかってわけじゃないだろうし、せいぜい2~3人くらいっしょ~』
エックス『言うて黄色いFDの子ともまだ走れてないし~』
モノリス『黄色いFDの子って…あ、オルペちゃんね』
モノリス『私は一回だけ走ったけど』
エックス『マジ!?どんな感じ!?』
モノリス『うーん…。まあ…良いエンジンだなぁって感じ…?(笑)』
エックス『雑!!!』
エックス『分かりやすく教えろって!!』
モノリス『いやフロントに目が行ってさ…』
エックス『あ、そうじゃんイメチェンしたんだよなあのFD!どんな感じだった?』
モノリス『可愛かった』
エックス『可愛かった、か…。確かに純正のエアロってちょっと笑ってるみたいな見た目だけど』
モノリス『それ後期型じゃね?(笑)』
エックス『およ、あの子のFDって確か1型だったような気がするけど…あれもちょっとだけ笑ってるっぽい
顔じゃなかったっけ』
モノリス『あ~…でもそれ言ったら私のほうがよっぽどニンマリしてる気がするけど』
エックス『確かにな~(笑)』
エックス『あんなニンマリしてて可愛い車って他にないし?』
モノリス『…よく見つけてきたよな所長』
エックス『あー…。昔だから覚えとらんけど、支給品なんだっけ君のやつ』
モノリス『まあ、所長からもらったものだし』
エックス『…なあ』
モノリス『?』
エックス『私のハチロクって自前になるんかな』
モノリス『…アールさんに昔買ってもらったやつってのは聞いたけど…自分で買ったわけじゃないから…』
モノリス『…実質支給品?』
エックス『かもな…。セブンにS14を渡したのもお姉ちゃんだし』
モノリス『じゃあ、所長だけがほんとに自前なんだ…』
モノリス『…私に内緒でインプ買うなよ』
エックス『内緒!?』
エックス『いや、そっか…。いきなり噂になったのもあってみんな知らなかったし』
エックス『今はみんな知ってるから全然って感じだけど』
モノリス『…エックスさん』
エックス『…ど、どしたん改まって~…』
モノリス『…大変言いにくいんですけど…』
エックス『…お、おう…』
モノリス『…所長のインプ…時たま借りて走ってんだわ』
エックス『―――』
エックス『…な…』
エックス『な~んだ、そんなことか~!ビックリさせんなって―――』
エックス『…ん?』
エックス『…モノリス今なんて言った…?』
モノリス『いや、だから所長のインプを私が時たま借りてるって話?』
エックス『………』
エックス『ええええええええええっ!!!!?』
モノリス『…めっちゃビックリしてんじゃん』
エックス『するだろそりゃ!!!!』
エックス『だって君がインプ乗ってるの見たことなかったし!!?』
エックス『いや、意見書回してた時期に一緒に走ったっけ…』
エックス『いつから借りてたの!?』
モノリス『所長のことが噂になってた時期あったじゃんね』
モノリス『そのときに、みんなが走ってる時間に会ったらマズいから明け方の時間ならいいよって言われてたから
こっそり借りてたんよ』
モノリス『まあ、今はめっちゃ夜中に借りることが増えたけど』
エックス『…え、何回くらい…?』
モノリス『まあざっと20回以上は』
エックス『そんな借りてんの!!?』
エックス『…さすがにそこまで乗ったら乗り方とかいろいろ分かってくるんじゃね…?』
モノリス『それがね…分からないんよ』
エックス『マジで!!?』
エックス『え…20回以上借りてるんだよね!?』
モノリス『それでも分からないんよな…。なんで所長が乗るとあんなに速くなるのか…』
エックス『…そりゃ本気で走れば…』
モノリス『エックスさん知らない?』
エックス『?』
モノリス『あの人が本気で走ったことは一回もないって話』
エックス『……えっ?』
エックス『……嘘っしょ…?じゃあ、あの人はただの流しであそこまで…』
モノリス『そう…。ヤバくない?』
エックス『……ビビった』
モノリス『…私も、どうにかしてギア合わせたりしていろいろやってるんだけどなかなか…』
エックス『…前も話したけどインプはMR-Sと違って四駆だしな…。それもあるのかも』
エックス『安定しすぎてて怖いって言ってたけど』
モノリス『うん怖いよ?』
モノリス『雨の日でも全然ふらつかないし…加速力は私のよりも上だからもちろん速いんだけど』
モノリス『…分からないんよ…。私と所長とで何がそんなに違うのか』
エックス『MR-Sとおんなじ感覚で乗るもんじゃないよ、あれ』
モノリス『いや、知ってるよそれは!!(笑)』
モノリス『そんな淡々と言うなよ!!(笑)』
エックス『いや~…だって…MR-Sとインプレッサって…』
モノリス『性能の違いを確かめたくて借りてるわけじゃないんだよな別に…。いや、最初はそうだったけど』
モノリス『今は純粋に所長と私とでなにが違うのかを確かめるために借りてるまであるし』
エックス『…20回以上も乗っててまだそのリアクション出来るんだな…(苦笑)』
モノリス『分かんないんだから仕方なくね?(笑)』
モノリス『まあ、今日の夜にまた借りようと思ってるけど』
モノリス『私もちょうどエックスさんと走るであろう人にリマッチ頼まれてるし』
エックス『え、マジか…。でも日付は被らないみたいで良かったぁ…』
モノリス『あ、そっか。エックスさんは明日の夜って言ってたし』
エックス『君は今日の夜っしょ?』
エックス『もし良かったらでいいんだけど、あとで私と一緒に走らない?』
モノリス『え、それならついこの前に…』
エックス『いやいや、インプ借りてきてさ~』
エックス『肩慣らしだと思って~(笑)』
モノリス『…まあ、体力が残ってなかったら向こうの人とやるのは先延ばしにできるしいいけど…』
エックス『大丈夫大丈夫、ちょ~っと流すだけだから(笑)』
モノリス『…何でだろう所長よりも信用できる…』
エックス『まあ、無理なら明後日でもいいよ』
モノリス『明後日…。まあ、うん、考えるわ』
エックス『じゃあそういうことで、明後日よろしくな~👋』
モノリス『いやまだ何も言ってないから!!!?』
