
〔1〕
▼-屍の協力によってサイトに触れられ【四角の世界】から飛び
ついに【三角の世界】に戻ってくる事が叶った▲-キナミ
倒れている場所は展望台、意識を取り戻した彼は身体を起こす
▲-キナミ「・・・。 ‼」
「…此処は…俺は、帰ってこれたのか。」
この場に着くまでの疲労感か、はたまた慣れない出来事の連続ゆえか
《グラッ》とよろめきながらも立ち上がりキナミは負けず歩く
〔2〕
キナミ「・・・信じられないな、まさかこうして生きて立っているなんて」
「本心で動くのってこんなにも、軽いんだな・・・。」
深呼吸をして気持ちを整えた後
階段付近に続く通路前へと向かう、当然警戒は怠らない。
キナミ「此処からは1人での行動か…トゥイルが先回りしてるかもしれないな。」
〔3〕〔4〕
通路は一方通行である為、いくら覗き込んでもトゥイルの姿は見当たらない
…が、他に屍が【四角の世界】にて透明のまま姿を隠している事も視野に入れ確認を行う
キナミ「誰も、居ない…のか。」
一先ず自分以外の気配を感じられなかったため通路に足を踏み入れ駆け足で進んでいく
自身の持つ棘が壁や足元に触れ音を出さない様に
屍の存在に対して注意していきながら
キナミ「本当に誰も居ないんだな
トゥイルも屍も太陽に向かってて俺を相手にする暇が無いのか…」
「それとも・・・。」
通路をひたすら真っ直ぐ進んでいき階段付近が見えてくると
〔5〕
足を止めて様子見の為にゆっくり歩き向かう。
通路を抜けると そこには見慣れた景色が広がる
キナミ「…こうして見ると、いつまでも変わらない場所なのに
《管理者じゃない心持ちだけでこんなに見え方が変わるんだな…。》
「緑は広がっているのに草木も風も無い…不思議なところだよ、本当に」
〔6〕
キナミ「 『【太陽が見える場所】に管理者でない人が居るから様子をみてほしい』
「って3号から言われたんだっけな、そして◉の姿に擬態していたシカバネと鉢合わせた…」
余裕の無い時間の最中、懐かしみ・・・そして悟る
キナミ「今見える景色は皆消えるんだな…」
「もし太陽が壊されたら俺や他の皆はどうなるんだろうか、考えたくないな…。」
〔7〕
手に汗を握る様なこれから起こるであろう状況を想像し苦しくなる
階段付近を歩いていると下層から不穏な空気がなだれ込む
キナミ「誰か来る…これは…トゥイル、じゃないな」
異変に気が付いたキナミは下層を見下ろすと
声を縮めるように身を潜めていると大きな▼型の屍が姿を現す
キナミ「アレは・・・ッ!屍だ……にしたってデカ過ぎじゃ…?」
「…ただアレはどっちだ」
〔8〕
キナミ「俺がこの都市に着くまで時間がどれ程掛かっているか分からないし」
屍が姿を見せたからといって迎える程の話ではない
今考え回る思考は敵か【四角の世界】で語らった屍かのその2択
キナミ「敵なら屍の光線で崩れる瓦礫を駆使して上手く都市内に向かう」
「…賭けるか、放つ光線の頻度は…ぶっつけ本番か。」
決心をしたキナミは屍が自分を捉え見える位置まで移動する
キナミ「そうだよな、本心から逃げてたら自分も守れなくなるよな…」
なるべく少ない歩数で視界に入る様に近づく
キナミ「見つかり次第…都市内に、行くぞッ」
一歩踏み出して、ヤツの視界に入る。
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〚〚 40話が終わり、41話に続く〛〛
