今回は三途の川の話
10年以上前だと思うが、私が高熱を出した時の話。
夢の中で、私は大草原の上を飛んでいた。とても気持ちよくて空気もおいしくていつまでも飛んでいたいと思った。
すると、いつのまにか小川のそばに私は立っていた。とても小さな小川だった。
小川の向こう岸を見ると、私の家の先祖の写真がずらりと並んでいる。なぜか、写真を見ていると向こう岸に行きたくなって、私は川に足を入れた。
入れた瞬間、ずっとこのままでいたいと思うくらい、気持ちのいい温度の川だった。
そこで目が覚めたのだが、祖母に夢の話をすると、「それ、三途の川だよ!」と言われ、ギョッとした。
三途の川って、もっと大きな川を想像していたけれど、人によって違うのかなあなんて、のんきなことを私は思っていた。
もしも私があの小川を渡っていたら、どうなっていたのだろう…。
今となっては本当に三途の川だったのか分からないが、足を入れた時のあの気持ちよさは忘れられない。
