私たち親子がまだ実家に住んでいたころの話。
野良猫が我が家に住みついてしまった。しかし、ネズミに野菜を食べられたり糞をされたり、非常に困っていたため、外で飼うことにした。
のらちゃんと名前を付け、餌付けをして慣れさせようとしたが、警戒心が強くなかなか懐いてくれなかった。
しかし、辛抱強く「のらちゃん」と毎日呼び続け、餌を入れた容器の近くに私は座って様子を見ていた。
3か月くらいたったころから、「のらちゃん」と呼ぶと、「シャー」と威嚇しながらも餌を食べてくれるようになった。嬉しかった。
それからは、毎朝毎晩、「のらちゃん」と大きな声で呼ぶと私のそばに来て、餌を食べてくれるようになった。
そして、だんだん体も撫でさせてくれるようになったころ、のらちゃんのお腹が大きいことに気づいた。
赤ちゃんである。
数か月後の朝、勝手口から猫の赤ちゃんの声が聞こえてきた。見てみるとのらちゃんが赤ちゃんをくわえて、勝手口のそばに次々と連れてくる。まるで、「助けて」というように。
さっそく段ボールで赤ちゃんのベットを作り、合計5匹を入れてあげた。
すると、のらちゃんは安心したようにどこかへ行ってしまった。
さすがに5匹は飼えないので、2匹は主人の実家で飼ってもらうことにした。
残りの3匹、それが以前このブログで紹介した、パンちゃん、スージー、ハイ助である。
この3匹も今年で4歳。のらちゃん、大事に育てるから安心してね。
