さんしょう(漢字:山椒)

花言葉

さんしょうの花言葉は「健康と魅惑」となっています。

健康
邪気を払い無病長寿を願うお屠蘇の風習にさんしょうが使われていることや発汗・代謝アップなどの効能に由来しています。
魅惑
食欲をそそる独特のさわやかな香りとピリッとする刺激的な辛さに由来しています。

縁起

さんしょうには、家の裏に植えると「家を売る(ウラサンショウ)」という語呂合わせから縁起が悪いとされている言い伝えがあります。

一方で、鋭いトゲや強い香りが「魔除け・邪気払い」になります。

多くの実をつけることから「子孫繁栄・商売繁盛」をもたらす縁起木という両方の側面があります。

魔除け・邪気払い
強い香りと鋭いトゲが「悪いものを寄せ付けない」とされ、古くから厄除けの木として活用されてきました。
子孫繁栄・商売繁盛
一本の木にたくさんの実がなることから「子孫繁栄・商売繁盛」の縁起物とされています。
▲縁起が悪い(避けるべき)とされる理由
家を売る(ウラサンショウ)
「家の裏にさんしょう(ウラサンショウ)を植えると家を売る(手放す)ことになる」という語呂合わせの迷信があります。
トゲによる怪我
鋭いトゲがあるため「怪我をする・運気を下げる」と考える人もいます。

漢字の由来

さんしょうの漢字は、「山」に自生し、「椒」という文字が持つ「芳しい・辛味・小さくて辛い実」という意味を組み合わせて名付けられました。

由来の詳しい意味
山
山野に生えること
椒
香りがよく、ピリッとした辛みを持つ実の総称(または古くからの辛い物の呼び名)
全体像
「山にある、香り高くて辛い実」という意味から「山椒」になりました。
その他の豆知識
別名
古くは「はじかみ」とも呼ばれていました。
中国の「椒」
中国でも山椒の仲間や香辛料を表す字として使われていましたが、中華料理などで強い痺れを持つ「花椒(ホアジャオ)」とは同科別種になります。

歴史

さんしょうは縄文時代から利用されている「日本最古のスパイス」です。

縄文・古代(利用の始まり)
縄文時代
出土した土器に山椒の付着が確認されており、すでに使われていたと考えられていました。
古事記・日本書紀
当時は「はじかみ」と呼ばれており、薬や調味料、魔よけや防腐目的としても扱われていました。
奈良・平安時代(普及と貢納)
奈良・平安時代
『延喜式』などの古文書に、紀伊国(現在の和歌山県)などから朝廷へ山椒が税(貢納品)として納められた記録が残っています。
薬腫や香辛料として広く知られるようになりました。
室町・江戸時代(調味料の定着)
室町時代以降
薬としてだけでなく、料理の香り付けや調味料として本格的に使われ始めました。
江戸時代
寛永年間(1643年刊の『料理物語』など)には粉山椒が汁麺や料理の薬味として定着し、「山椒」という呼び名が一般化していきました。
また、豊臣秀吉や徳川家康の時代に「朝倉山椒」が高級な献上品・薬として珍重されていきました。

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