コシアブラ(漢字:漉油)

花言葉

コシアブラの花言葉は「恥ずかしがり屋」となっています。

この言葉は、高い木の高い場所にひっそりと淡黄色の小さな花を咲かせ、人目につきにくいことから由来するといわれています。

科名・属名
ウコギ科ウコギ属
開花時期
7月~9月頃
特徴
「山菜の女王」と呼ばれています。
若芽は山菜として美味しく食べられますが、花自体は夏の終わりに咲くためあまり目立ちません。
なぜ女王と呼ばれるのか?
コシアブラが「山菜の女王」と呼ばれるのには、力強くて人気の高いタラの芽(山菜の王様)に対し、透き通るような美しい黄緑色の姿、王様以上に気品の高い香り、そして上品でまろやかなほろ苦さを持っています。
タラの芽に勝るとも劣らない風味を持ち、春の山菜を代表する特別な存在として親しまれています。

名前の由来
昔は、この木の樹液を絞って「漉した油」を金属の錆止めや塗料として使っていたことから付けられました。
おすすめの食べ方
灰汁が少なく、天ぷらにすると極上の風味とサクサクとした食感が楽しめます。
サッと茹でてごま油と塩で和えたり、混ぜご飯にしたりするのも春の香りが引き立ちます。
希少性
自然に生えるものを手摘みで収穫するため、スーパーなどの市場ではあまり出回らない貴重な山菜です。

漢字の由来

コシアブラの名前は、木の樹脂(樹液)を漉して油を、塗料として利用していたことから由来しています。

漉
液体などをこし器に通して、不純物を取り除くこと
油
樹液や樹脂のこと
かつて、この木の樹液や樹脂を採取してろ過し、黄金色の塗料や金属の錆止め(金漆:こんぜつ)として使っていた歴史があります。
そのため「油を漉す木」という意味で「漉油」という漢字が当てられたそうです。
開花時期
初夏(6月~7月頃)
花の特徴
枝の先に小さな黄緑色の花をたくさん咲かせています。
ウコギ科特有の傘のような形(散形花序)に集まって咲くのが特徴的です。
春の味覚
花よりも春先の若芽が「山菜の女王」として人気があり、天ぷらなどにして食べます。

歴史

コシアブラの歴史は古く、平安時代から樹液を「金漆」という古代塗料として利用し、武具の錆止めや装飾に重宝されていました。

現代では「山菜の女王」として若芽が食用としています。

晩夏の開花時期には線香花火のような花が親しまれています。

古代の塗料(金漆)

平安時代(938年頃の辞書『倭名類聚抄』など)には「古え阿布良(こしあぶら)」の名で記録されています。

木の樹脂を漉して油を採り、黄金色の硬い塗膜を作る塗料として武具や刀剣の防錆に使われていたそうです。

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