「世界三大ウザい国(あるいはウザい都市)」という表現は、主に日本国内(日本人旅行者の間)だけで使われているスラング(ネットスラング)です。旅行者の間で「世界三大ウザい国」と呼ばれているのは、エジプト、インド、モロッコの3カ国です。この3か国についてご存じですか?それぞれ紹介していきます。
エジプト(正式名称:エジプト・アラブ共和国)

※Googlemapより
エジプトが「ウザい」と言われる背景には、文化の差や経済的な必死さから生じる4つの理由があります。
- バクシーシ(喜捨)の文化:イスラム教の教えに基づき、「裕福な観光客が施しをするのは当然」という価値観があるため、些細なことでも堂々とチップを要求してきます。
- 深刻な経済困窮:急激なインフレや通貨安により庶民の生活は厳しく、彼らにとって客引きは「生きるための必死な営業」であるため、熱量がしつこく感じられます。
- 距離感とNOのギャップ:エジプト人は非常に距離感が近く強引です。日本人がやりがちな「愛想笑い」や「無視」は、彼らには「交渉の余地あり」と誤解されてしまいます。
- 親切を装った騙しの手口:観光地では、チケットの強奪、無料と騙してラクダに乗せた後の高額請求、嘘をついて土産物屋へ誘導するなどのトラブルが多発しています。
これらが重なり、旅行者は常に強い警戒を強いられるため、「ウザい国」という印象に繋がっています。
インド

※Googlemapより
インドが「ウザい」と言われる背景には、その驚異的なポジティブ思考やカオスな環境から生じる4つの理由があります。
- 「嘘も方便」なポジティブ思考:知らないことでも「知らない」と言えず適当な嘘の道を教えたり、トラブルも「ノープロブレム」と笑顔で押し通したりするため、真面目な日本人はストレスを感じます。
- 圧倒的なエネルギーとゼロの距離感:プライベートスペースの概念がほぼなく、大勢の客引きに囲まれたり、見知らぬ人からゼロ距離でじっと見つめられたり自撮りを求められたりして精神的に疲弊します。
- 金額交渉(ぼったくり)の日常化:買い物や三輪タクシー(リキシャ)の利用時は、相場の数倍〜数十倍という「観光客価格」の提示がデフォルトであるため、毎回激しい値切り交渉を強いられます。
- 親切を装った巧妙な詐欺の手口:「お目当ての駅やホテルは今日閉鎖されている」などと嘘をつき、結託している悪質な旅行代理店へ強引に連行して高額なツアーを組ませる手口が多発しています。
これらが重なり、旅行者は常に疑心暗鬼になりながら膨大なエネルギーを消費するため、「ウザい国」という印象に繋がっています。
モロッコ

※Googlemapより
モロッコが「ウザい」と言われる背景には、観光地が「迷宮」と呼ばれる独特の構造であることや、そこを狙った強引な客引きから生じる4つの理由があります。
- 自称ガイドによる「迷宮」での待ち伏せ:観光地(メディナ)は道が細く複雑な迷路のようになっており、必ず道に迷います。そこを狙って「こっちは行き止まりだ」「案内する」と勝手についてきて、後から高額な案内料を要求されます。
- 強引で執拗な客引きと値付け:お土産店やレストランの客引きが非常にしつこく、腕を掴んで店内に引き込もうとすることもあります。また、定価がないため、最初にあり得ないほど高額な値段をふっかけてくるのが日常茶飯事です。
- 断った瞬間に豹変する態度:声をかけられた際に無視したり、価格交渉の途中で断って店を出ようとしたりすると、さっきまでの笑顔から一転して、怒鳴られたり捨て台詞を吐かれたりするため、旅行者は精神的な恐怖を感じます。
- 写真撮影への厳しい金銭要求:街中で大道芸人や民族衣装の人、あるいは可愛いロバなどの写真を撮ろうとすると、どこからともなく人が現れて「勝手に撮った」と強い口調でチップ(バクシーシ)を要求されます。
これらが重なり、美しい景観を楽しみたい旅行者も常に周囲を警戒して気が休まらないため、「ウザい国」という印象に繋がっています。
まとめ
エジプト 生きるための必死な営業① バクシーシ(喜捨)の文化② インフレによる深刻な経済困窮③ 「NO」が通じない距離感④ チケット強奪やラクダ等の騙し。
インド カオスな環境と超ポジティブ精神 ① 「嘘も方便」な適当さ② 人口爆発とゼロ距離の押し③ 毎回必要な激しい値切り交渉④ 偽の旅行代理店への連行詐欺。
モロッコ 迷宮都市を狙った待ち伏せ ① 迷路のような街での自称ガイド② 腕を掴むほどの強引な客引き③ 断ると怒鳴るなどの豹変する態度④ 風景や動物の撮影へのチップ要求。
旅行する際はお気を付けください。
