地球上にはたくさんの動物がいますが、もう少しでこの世からいなくなる動物の存在があります。
3種類の動物を紹介します。
キタシロサイ

キタシロサイの本来の生息地は、アフリカ大陸の中部・東部一帯でした。現在は野生では全滅しており、生き残った個体はケニアの保護区にのみ存在しています。
現在、世界にメス2頭(ナジンとファトゥ)しか残っておらず、自然交配は不可能な状態(事実上の絶滅)となっている。2018年に最後のオスが他界したため、自然な繁殖による存続の道は絶たれました。現在は、過去に採取したオスの精子と彼女たちの卵子を使い、近縁の亜種(ミナミシロサイ)を代理母とする人工生殖技術(iPS細胞など)による復活プロジェクトが最後の希望となっています。
最大の原因は、人間の活動による激しい密猟と生息地での内戦です。高額で取引される「角」を狙った密猟。生息地での内戦と混乱。もともと狭かった生息域と環境破壊。人間の影響を大きく受けてますね。
コガシラネズミイルカ

生息地は、世界中でメキシコの「カリフォルニア湾北部」の極めて限られた一角(約4,000平方キロメートル、長さ約24km×幅約12kmの範囲)にしか存在しません。他の海域には一切生息していない完全な固有種です。
現在の推定個体数はわずか10頭前後にまで激減しています。
絶滅の危機に瀕している原因は、環境破壊や気候変動、あるいは彼ら自身を狙った捕猟ではなく、100%「トトアバ」という大型魚を狙った違法な刺し網(さしあみ)漁による巻き添えです。致命的な「刺し網」の存在。中国闇市場での異常な高値「海のコカイン」。メキシコ政府の取り締まり不足と地域の貧困。これもまた、人間の都合に大きく影響されています。
スマトラサイ

生息地は、インドネシアの「スマトラ島」と「ボルネオ島(カリマンタン地域)」の限られた熱帯雨林だけです。
野生のスマトラサイの推定生息数はわずか34〜47頭となっています。
最大の原因は、人間による「角(つの)」を目的とした容赦ない密猟です。それに加え、近代の生息地の破壊が決定打となりました。漢方薬の原料を狙った「密猟」。熱帯雨林の「大規模な開発・伐採」。個体数が減りすぎたことによる「繁殖の崩壊(孤立)」。人間も生きるために必死ですが、この世から消えかかっているのは残念です。
人間が原因で、自然に生きる動物が絶滅することを考えると、人間が動物たちによって悪ではないかと思わされます。
