昭和歌謡に魅せられて〜チャリティ・ライブ・アルバム『九段下フォーク・フェスティバル’25』の選曲が、まさにどストライク!!

寡聞にして今までその開催すら存じ上げなかった、ある音楽イベントのライブ・アルバムが、その収益すべてを被災地支援のために寄付する(2027年3月末まで)という、実に有意義な形でリリースされることになった。

その名も『九段下フォーク・フェスティバル’25』。

桑田佳祐さんの発案により、事前告知なしで2025年秋、日本武道館で行なわれた、日本のフォークソングの名曲、そして豪華な参加メンバーのオリジナル曲で綴られた、夢のような約3時間のイベントの(おそらく)全曲をCD2枚(アナログディスク3枚)に収めたライブ・アルバムである。

そして、個人的な注目ポイントとしてここで強調しておきたいのが、かつて“オトナ”たちのハートをわしづかみにした『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』(原恵一監督・1999年)でオリジナル・バージョンが流れていた「今日までそして明日から」「白い色は恋人の色」「ケンとメリー〜愛と風のように〜」の3曲、さらには原監督がTVシリーズ『クレヨンしんちゃん』に関わりはじめた時期にオンエアされた「風間くんとお別れだゾ」(1994年11月7日放送。原監督は絵コンテ・演出を担当)で野原しんのすけ(CV:矢島晶子さん)が歌った「今日の日はさようなら」……これら4曲が取り上げられ、歌唱されている、ということだろう。

おそらく事実上期間限定販売のチャリティー・アルバムで、サブスク等での配信も無いと思われるので、今回のこのリリース、ぜひご注目いただきたい。

《MEMO》

☆2025年秋、桑田佳祐の発案により、日本武道館にて開催

☆2026年11月3日、CD(2枚組)発売

☆2026年12月16日、アナログレコード(3枚組。内容はCDと同じ)発売

※2027年3月31日まで、収益のすべてを各被災地への支援を目的に日本赤十字社へ寄付。

《収録楽曲》

☆ディスク1

・今日までそして明日から/桑田佳祐(オリジナル・アーティスト:よしだたくろう⇒後に“吉田拓郎”に表記変更)

・明日へのマーチ/桑田佳祐(桑田佳祐)

・君はロックを聴かない/あいみょん、桑田佳祐(あいみょん)

・悲しみは雪のように/あいみょん、桑田佳祐(浜田省吾)

・偽者/あいみょん、桑田佳祐(あいみょん)

・白い色は恋人の色/桑田佳祐、あいみょん(ベッツィ&クリス)

・SEA SIDE WOMAN BLUES/桑田佳祐(サザンオールスターズ)

・ケンとメリー〜愛と風のように〜/桜井和寿、桑田佳祐(BUZZ)

・HANABI/桜井和寿、桑田佳祐(Mr.Children)

・慕情/桜井和寿、桑田佳祐(サザンオールスターズ)

・奇跡の地球(ほし)/桜井和寿、桑田佳祐(桑田佳祐&Mr.Children)

・夜空の星/桑田佳祐(加山雄三)

・いちょう並木のセレナーデ☆/原由子、桑田佳祐(原由子)

・花咲く旅路/原由子、桑田佳祐(原由子)

・風に吹かれて Blowin’  in The Wind/桑田佳祐、原由子(ボブ・ディラン)

・ヨイトマケの唄/桑田佳祐(丸山明宏⇒美輪明宏)

☆ディスク2

・太陽が燃えている/吉井和哉、桑田佳祐(THE YELLOW MONKEY)

・東京/吉井和哉、桑田佳祐(桑田佳祐)

・みらいのうた/吉井和哉、桑田佳祐(吉井和哉)

・悲しくてやりきれない/桜井和寿、桑田佳祐(ザ・フォーク・クルセダーズ)

・あの素晴しい愛をもう一度/桜井和寿、吉井和哉、桑田佳祐(加藤和彦と北山修)

・なごり雪/あいみょん、桑田佳祐(イルカ)

・元気を出して/竹内まりや、桑田佳祐(竹内まりや)

・Two of Us/竹内まりや、桑田佳祐(ザ・ビートルズ)

・涙のキッス/竹内まりや、桑田佳祐(サザンオールスターズ)

・静かな伝説(レジェンド)/竹内まりや、桑田佳祐、原由子(竹内まりや)

・夢のカリフォルニア California Dreamin’/あいみょん、桜井和寿、竹内まりや、吉井和哉、桑田佳祐、原由子(ママス&パパス)

・今日の日はさようなら/あいみょん、桜井和寿、竹内まりや、吉井和哉、桑田佳祐、原由子(森山良子)

・祭りのあと/桑田佳祐(桑田佳祐)

※「今日までそして明日から」「白い色は恋人の色」「ケンとメリー」(すべてオリジナル)は『クレヨンしんちゃん』の映画『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』(配信・レンタル・発売中)の劇中で、『エヴァンゲリオン新劇場版:破』や『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』でもそれぞれ歌われ(各サントラに収録)話題となった「今日の日はさようなら」の、野原しんのすけ(CV:矢島晶子)バージョンは、TVシリーズ版『クレヨンしんちゃん』の「風間くんとお別れだゾ」(発売中のDVD『きっとベスト☆濃縮!風間トオル』(2枚組。レンタルDVDの場合、上巻)ほかに収録)で、それぞれ聴くことができる。

※※上述した4曲(オリジナル・バージョン)のサブスク配信状況としては、「今日までそして明日から」は『よしだたくろう シングル・コレクション』などのアルバムで、「ケンとメリー」はアルバム『BUZZ』で、「今日の日はさようなら」(ファースト・レコーディング・バージョン。後年、複数回再レコーディングされている)は『愛する人に歌わせないで/森山良子アルバムNo.2』『シングルズ&ヒット・コレクション』ほかで、それぞれ聴くことができる。

やっかいなのが「白い色は恋人の色」で、フォーク・昭和歌謡のコンピレーションの定番曲として無数のCDに収録されているものの、オリジナルのサブスク配信は2026年10月の時点で無し。ただし“ベッツィ&クリス”(ハワイ出身の姉妹)のベッツィさんの方が2000年ごろソロでレコーディングしたと思われるバージョン(日本語)が、曲名検索をかけるとローマ字で表示される。実際に聴いてみるとさわやかなサウンドで、一聴の価値あり。

☆「いちょう並木のセレナーデ」は小沢健二に同題異曲がある。これは原由子版(桑田佳祐・作)に感銘を受けた小沢がオマージュとして制作・発表したものである。

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しんのすけ1965☆

昭和歌謡などの音楽以外にも、さまざまに興味を持っています。そういったあたりも、どしどし出していけたらいいなぁ………なんて、思っております。

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