トリック・オア・トリート(Trick or Treat)とは、「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」という意味。アメリカ・カナダで、子どもたちが仮装をして近所の家を回り、お菓子をもらいます。
ハロウィンの由来はどこから??
古代ケルトの暦では、11月1日が「新年(冬の始まり)」でした。そのため、前夜の10月31日は「1年の終わりの日(大晦日)」にあたります。この日は、秋の収穫を神に感謝する日であると同時に、あの世とこの世の境界が曖昧になり、死者の魂が家族の元へ戻ってくる日だと信じられていました。死者の魂と一緒に、作物に害を与えたり子どもをさらったりする「悪霊」や魔女も現世に紛れ込んでしまうと考えられていました。
そこで人々は、悪霊に人間だと気づかれないように怖い仮面をかぶって化け物の仲間だと思わせたり、恐ろしい格好をして悪霊を脅し追い払おうとしました。これが現代の仮装のルーツです。
家を回る際のルール
①玄関にカボチャ(ジャック・オー・ランタン)が飾られている家や、外灯がついている家が「お菓子を配っています」というサインです 。飾りがない家や暗い家は「参加していません」という意思表示なので、敷地に入ったりインターホンを押したりしてはいけません。
②トリック・オア・トリートは基本的に「小学生くらいまでの小さな子どものためのイベント」とされています。中高生や大人がお菓子をもらいに家を回るのはマナー違反とみなされることが多いです。
③アメリカなどでは、残念ながらお菓子に針や危険な薬物が混入される事件が過去に起きています。そのため、「家に戻って親が安全を確認(個包装が開いていないかなどチェック)するまでは食べてはいけない」という厳しいルールがあります。
④アレルギーや衛生面、防犯上の観点から、市販の個包装されたお菓子以外は敬遠されます。近所の知らない子どもたちに手作りのクッキーなどを配るのは避けましょう。
日本人留学生射殺事件(1992年・アメリカ)。
ルイジアナ州に留学中だった16歳の高校生・服部剛丈(よしひろ)さんが、ハロウィンの仮装パーティーに向かう途中、訪問先の家を間違えてしまいました。玄関のノックに応じた住人の男性が、言葉が通じない焦りなどから強盗と誤認し、「Freeze(動くな)」と警告。服部さんがそのまま進んでしまったため、男性に銃で撃たれ亡くなりました。この事件は日本国内でも銃規制運動が大きく広まるきっかけとなりました。
アメリカではいまだに、銃社会です。ハロウィンの日には、人様の家にお邪魔する際にはお気を付けください。
