誰も知らない僕がいた
ここではないどこかがあった
濁りが伴う君がいた
変わり果てない世界があった
そんなある日
一本の大樹の下で
少女が座っていた
命の泉が心にある
少女は何かに対して祈っていた
この少女は大樹にひと時触れ
去っていった
あなたは生まれてきたとき
何を見たの?
今日も生命の声が聞こえる
そんな気がした
この詩について
とらえ方・解釈は自由に楽しんでもらえたらなと思います。
コンセプトを少し話すと、私は、死生観について考えるのがとても好きです。ただ、初めからこういうことを表現することは全く考えていませんでした。
命は、原点回帰。