毎度皆様こんにちは。
今回は創作について必須である「序盤のツカミ」について考えていこうと思います。
誰もが悩む物語の始め方。
ネット上には序盤を印象的にする為の文章論とか脚本術とか様々な理論的アプローチ論が溢れています。
その中で効率的な情報の渡し方や設定の並べ方を論じているわけです。
しかし読者は論文を読みたいわけではありませんし文章技法だけで面白さが伝わることは無いと私は考えます。
そこで私なりの物語導入の為の3ステップのパッケージを紹介します。
①主人公の日常と普段の日々を決める
②主人公が物語の舞台世界の現実と接触して主人公の日常が非現実になる
③主人公がその非現実に適応するため選択や行動を始める
という形で考えていきましょう。
例を挙げるとするなら集英社「鬼滅の刃」。
①主人公の炭治郎は家族と共にいつも通りの穏やかな日々を送っていました。
②しかしある日炭治郎が家に戻ってみると家族が惨殺され妹も人間では無いような状態になっている。
③炭治郎は家族を殺したのが鬼の仕業であることを知り、妹を人間に戻すため鬼の首領を倒す事を決意して鬼殺隊に入ることにした。
ですね。
ここで重要なポイントとして「舞台世界の現実が主人公の日常の在り方を変えている」ということです。
今まで命を賭けて戦うような日常とは無縁だった炭治郎は家族が鬼の犠牲になった事で鬼と戦う非現実的日常に足を踏み入れることになります。
そして様々な人と触れ様々な思いを感じ取ることで戦うための力を手に入れて強くなっていく。
その選択と行動に共感することで物語としてのカタルシスが生まれ読者や視聴者は「面白い」と感じてくれるのではないでしょうか?
序盤の情報の提示の仕方に迷ったらまずは「主人公の日常の変質」や「舞台世界の現実の提示」から始めてみましょう。
主人公が舞台となる世界のどんな事に接触してどんな日常に飛び込むことになるのか?
その舞台世界はどのような現実を基本に動いているのか?
その点を紙一枚にまとめてみてください。
これはゆるふわ日常系や不思議要素が無い物語でも同じことです。
主人公が知る「外の世界」をハッキリさせておくこと。その解像度の高さがあなたならではの物語の面白さに寄与してくれることでしょう。
今回はここまで。
まず一歩あなたの描く主人公を自分の意識の外へ勇気を持って踏み出させてみましょう。
そこには読者・視聴者の胸を打つあなたならではの物語が息づいているはずです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
