本当に賢い人のChatGPTの使い方とは

最近話題のChatGPT、実際に利用している人も多いのではないだろうか。

今回はその使い方について、考えてみようと思う。

まず、ChatGPTとは何か。

ChatGPTとはOpenAI社が開発した対話型AIサービスだ。ユーザーが疑問に思ったことを質問したり、相談をしたりするとその内容を理解して、まるで人間が回答しているような文章で返答する。

ChatGPTは「大規模言語モデル(LLM)」と呼ばれるAIだ。人間が書いた大量の文章を学習し、「この文脈なら次にどんな言葉が続く可能性が高いか」を予測して文章を生成している。

このChatGPTの使い方について、思うところがある。

それは、「ChatGPTを過度に信頼しすぎて自分の頭で考えることをやめてしまっている人が多いのではないか?」ということだ。

最近のLINEでのやりとりで、印象的なことがあった。

私とLINEで話している途中で相手が、ChatGPTのスクリーンショットをLINEに貼り付けてきて、本人は「こういうことだって!」と一言だけLINEを送ってくる。

私はそこに少し、対話としての寂しさ、物足りなさを感じた。

なにが寂しいかというと、私は相手本人と話したいのに本人の言葉は「こういうことだって!」の一言だけだという点だ。もっとその人自身の言葉で聞きたかった。

また、ChatGPTの長文を読むには時間がかかる。読む側の相手の時間を奪ってしまうという点においても、少し配慮が足りないと言えるだろう。

そして、一番重要なのは「ChatGPTは必ずしも正しいことを言うとは限らない」という事実である。ChatGPTはそれっぽい文章を作る能力は高いが、間違った知識や古い知識、存在しない情報を自信満々に答えることがある。これを「ハルシネーション(AIの作話)」という。

ChatGPTを使用するときにはハルシネーションにも気を付けなければならない。

それでは、どうすればいいのだろうか?

私が考えた適切なChatGPTの使用方法は、

「ChatGPTは情報提供者として扱い、ChatGPTがくれた情報を元に自分で考えをまとめ、自分の言葉にして相手に伝える」

というものだ。

もちろん、これが簡単にできる人ばかりではないことも理解している。

しかし、自分ができる範囲でこの使用方法を意識することがとても重要だと考える。

自分の頭で何も考えずにChatGPTを頼るだけでは、その人が本来持っている「考える力」や「話す力」の衰えに繋がってしまうだろう。

具体的な例を用いて私が推奨する使い方を説明したい。

まず「EQって何?」という疑問をChatGPTに質問したとする。

そして、ChatGPTから長文の回答が返ってくる。まずはそれに一通り目を通し、内容を自分の頭で理解する。そこから、必要な情報を抜き取り、自分の言葉で相手にわかりやすく再構成し、伝える。例えば「ChatGPTに聞いたんだけど、EQっていうのがあって、それは心の知能指数のことなんだって。EQが高い人は、人間関係を上手く築く力が高いんだって」のようにだ。

こうすることで、AIを上手く利用しつつも、会話相手との人間的なコミュニケーションも取れる。

また、ハルシネーションを防ぐためのプロンプトを利用するのも重要だ。プロンプトとは、AIに対して与える指示のことだ。プロンプトでハルシネーションをかなり減らすことができることはもっと周知されてほしいと思っている。

具体的なプロンプトはそれこそ「ハルシネーションを防ぐためのプロンプトについて教えて」とChatGPTに聞けば教えてくれるが、簡単なものでいうと、毎回の質問の末尾に「不確実な場合は、推測せず『わかりません』と答えてください」という一文を足すだけでも、ハルシネーションの発生を抑える効果が期待できる。AIは「何か答えなければならない」と無理をして嘘をつく傾向があるためだ。

使い方を誤らなければ、人間の生活をより便利で豊かにしてくれるChatGPT、正しい使い方を意識しながら、上手く利用していきたいものだ。

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なび

双極性障害2型の当事者。文章を読むことと書くことが得意。好きなものはハンドメイド、動物、料理、ガーデニング、ゲーム、スポーツ観戦など多趣味。趣味のことや精神疾患患者が少しでも生きやすくなるヒントを発信。

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