診察室を出たらお終い?

 私が一回家族の前でパニックを起こしたことがある。どういうわけか親が精神科医に電話をした。「絶対出てくれないよ」と言う私の叫び声どうりその医者は「警察を呼んで下さい。」と受付に言い放ったそうだ。
 その医者は診察室を出たら死のうが、何を起こそうが関係ない。いつもそんな雰囲気を纏っていた。「医者は診察室を出たら仕事は終わり。何を起こそうが関係ないのだろう。」そう思ってずっと過ごしていた。
 ところが医者を変え、今の主治医になった。するとすごく優しいのである。色んな意味で私の生活の事、家族の事、事業所の事。話し易くて親身になって考えてくれる。今のお医者様になってから私の状態はどんどん良くなった。
 驚いたのが診察室の外では絶対話しかけてくれないと思っていたら、出てきてからも一言かけてくれたり、採血も先生が自らやってくださったことがある。私の医者に対しての見え方が変わってきた。今の先生のおかげである。
 医者も人間である。医者である前に一人の人間である。本当の人間性っていうのはこういう時に分かるんだな、そう感じた。
 今の先生は就労支援移行所に電話をしてくれたこともある。病院以外のところでここまでしてくださったことにすごい嬉しかった。精神科は希死念慮や重篤なうつ病、双極性障がい、医者には藁にもすがる思いで診察室で相談する。確かに仕事は診察室で終わりだろうが患者の命がかかっている。そういう自覚と覚悟が無ければ前の医者のように電話すら出てくれない。
 診察室で医者が白衣を着ていても、公の場では当然着ていない。だが、医者っていうのは実際面と面を向けて話さないと何もわからないし名医の基準は何なのか?医者のようなエリートでも我々患者目線まで腰を落として全てを受け取ってくれる覚悟が無いとそれは良い医者とは呼べないのではないだろうか。
 今の医者に診て頂いてよかった。今日も先生との会話は弾んで笑顔になっている自分がいる。

  • 45
  • 1
  • 1

スターゲート

プロ野球観戦と、カラオケを歌うのが大好きな私は、本を読むのも趣味で主に新書コーナーに足繫く目を通しに行きます。今、一生懸命スマホやパソコンを勉強しています。表現力を磨いてどんどん発信していこうと考えています。【努力に勝る天才は無し】この言葉をモットーに精進していきます。皆さんどうぞ温かい目で見守って下さると幸いです。宜しくお願いします。

作者のページを見る

寄付について

「novalue」は、‟一人ひとりが自分らしく働ける社会”の実現を目指す、
就労継続支援B型事業所manabyCREATORSが運営するWebメディアです。

当メディアの運営は、活動に賛同してくださる寄付者様の協賛によって成り立っており、
広告記事の掲載先をお探しの企業様や寄付者様を随時、募集しております。

寄付についてのご案内