『昭和のかがやき』へようこそ!
今回のテーマは「昭和の商店街」です。 昭和後期(1970〜80年代)、アーケードや旗が連なる商店街は、単にお買い物をする場所ではなく、街の熱気と人情が集まる「生活の中心地」でした。
夕方になると大勢の人で賑わった、あの懐かしくも賑やかな通りを振り返ってみましょう!
1. 「いらっしゃい!」威勢の良い声が飛び交う夕方の活気
夕方4時を過ぎると、商店街は夕飯の買い出しに訪れるお母さんたちや、放課後の子供たちで埋め尽くされました。
「今日は良いマグロが入ってるよ!」「奥さん、これオマケしとくね!」と、八百屋や魚屋、肉屋の店主たちの威勢の良いガラガラ声が街中に響き渡ります。
プラスチックの買い物かごを手に、店主と世間話をしながらその日の献立を決める。マニュアル通りの接客ではなく、人と人との掛け合いで買い物をする楽しさが、そこには溢れていました。
2. 小腹を満たす惣菜の匂い! 揚げたての「コロッケ」と「焼き鳥」
商店街を歩いていると、どこからともなく食欲をそそる香ばしい匂いが漂ってきました。
お肉屋さんの店頭で揚げられているアツアツの「コロッケ」や「メンチカツ」。買い物の途中で小遣いを握りしめた子供たちが、出来立てのコロッケを紙に包んでもらい、フーフーしながら食べるのは最高のごちそうでした。
夕方になると煙を上げて焼き上がる焼き鳥屋、大きな蒸し器から湯気を立てる肉まん、甘い匂いのする大判焼き(今川焼き)屋など、味覚と嗅覚を刺激する誘惑がどこまでも続いていたのです。
3. 暮らしのすべてが揃う! 個性豊かな「専門店」の並び
大型スーパーやショッピングモールが本格普及する前、商店街にはあらゆるジャンルの専門店が肩を寄せ合っていました。
最新のレコードやカセットが並ぶ「レコード店」、文房具の匂いが漂う「文具店」、店頭にガチャガチャやプラモデルが積まれた「おもちゃ屋」、そして店主が奥で時計を修理している「時計・眼鏡店」。
子供たちは放課後に気になる店を巡り、大人たちは日常の品々を買い揃える。商店街に行けば何でも揃い、誰かに会えるという安心感が街全体を包み込んでいました。
おわりに
今の時代、買い物はスーパーやネット通販で便利かつスマートに済ませられるようになりました。
でも、昭和の商店街には「街の人々が顔を合わせ、言葉を交わしながら生きていくぬくもり」がありました。
夕暮れ時の賑やかな雑音、揚げ物の匂い、店主の笑顔と「まいど!」の声。 人々の一日を温かく締めくくってくれた昭和の商店街は、まさに地域みんなの「大きな家」のような存在だったのです。
