「鏡はなぜ物を映すの?」
鏡がものを映すのは物に当たった光が目に入るからです。鏡に光が当たると、その光は鏡の表面で反射して、別の方向へ進みます。
鏡はガラスの裏側に、金属の薄い膜などをつけることで、光をよく反射するように作られています。そのため、鏡の表面で前にあるものから来た光が反射して目に入り、その中に物があるように見えるのです。
ただし、鏡の中に物が存在しているわけではありません。光が反射して目に届くことで、鏡の奥に像があるように感じられます。
「鏡の中ではなぜ左右が逆に見えるの?」
鏡を見ると、右手を上げれば鏡の中の像も右手を上げているように見えます。それなのに、鏡の中では左右が逆になっているように感じます。
実は、左右を入れ替えているわけではありません。鏡が反転させているのは鏡に対して前後の方向です。
たとえば、鏡の前で自分が近づくと、鏡の中の像は奥に向かって進むように見えます。つまり、「手前と奥」の関係を反対向きにした像を作っています。
なぜ左右逆に見えるのでしょうか。私たちは、自分と向かい合った人を想像するとき、相手を自分と同じ向きではなく、向かい合う向きとして考えます。そのため、鏡の中の像も「向かい合った自分」のように見え、左右が逆になったように感じるのです。
「鏡はどうやって像を作っているの?」
鏡に映った像は、鏡の表面に当たると反射し、その反射した光が私たちの目に入ります。目に入った光は、まっすぐ進んできたように感じられるため、脳は光を反対方向へ延長して考えます。
その結果、鏡の奥から光が来ているように感じられ、そこには実在しない像があるように見えます。このような像を「虚像(きょぞう)」と呼びます。
「鏡に映る像にはどんな特徴があるの?」
平面の鏡では、鏡の奥にあるように見え、鏡から像までの距離と同じになります。
また、像の大きさも、実際の物体と同じです。
さらに、鏡の中の像は、物体と左右逆になっているように見えます。しかし、先ほど説明したように、鏡が左右を入れ替えているわけではなく、鏡に対して前後の方向が反転しているためです。
「鏡はなぜ左右を逆に見せるの?」
鏡が左右を逆に見せているように感じるのは、鏡が左右を入れ替えているからではありません。
たとえば、右手を上げて鏡を見ると、鏡の中の像も同じ側の手を上げています。鏡は、物体の左右をそのまま映しています。
一方で、鏡の中の像は、鏡に対して前後の向きが反転しています。私たちは、人と向き合うと、相手の右側が自分から見て左側になります。そのため、左右が逆になったように感じるのです。
「鏡の像は本当に左右が逆なの?」
実は、鏡の像は左右が逆になっているわけではありません。
たとえば、鏡の前で右手を上げると鏡の中の像も右側の手を上げます。
また、鏡の前で文字を書いた紙を見せると、文字は左右が反転したように見えます。
これは、鏡が左右を入れ替えているのではなく、鏡に対して前後の方向を反転させているためです。鏡に映った像を正面から見ると、自分と向かい合っているように見えるため、左右が逆になったと感じやすくなります。
「まとめ」
鏡は、物体から来た光を反射させることで、私たちの目に像を見せています。鏡の奥に像があるように見えますが、実際にそこに物体があるわけではありません。
鏡の像は左右が逆になっているように見えますが、鏡が左右を入れ替えているわけではありません。鏡に対して前後の方向が反転した像を見ているため、左右が逆になったように感じるのです。
鏡を見るときは、こうした光の反射によって、実際には存在しない場所に像が見えていることを知ると、身近な鏡の不思議が少し違って見えてきます。
