反応しない練習
あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
はじめに
どんな悩みも解決できるシンプルな”考え方”がある
生きていると、いろいろなことがあります。
・いつも生活に追われていて、心に余裕がない。
・今の仕事に満足していない。先のことを考えると、不安になる。
・イヤなこと、不運なできごと、失敗が重なって、落ち込んでいる。
これらのことは自分一人では解決できない。そう思ってはいませんか?
実は、これらの悩みは、どれも”心の反応”から始まっているのです。
ここから「ムダに反応しない」生き方を、目指してみようではありませんか。
「反応しない練習」を教えてくれるのは、古代インドの賢者”目覚めた人”ブッダです。
もともとブッダの教えとは「心のムダな反応を止めることで、いっさいの悩み・苦しみを抜ける方法」のことです。
それではブッダの教えを詳しくみていきましょう。
反応する前に「まず、理解する」
ブッダの考え方の特色は、「人生には悩み・問題がつきものなのだ」という現実を、最初に受け入れてしまうところにあります。
では実践してみましょう。
「そうか、わたしには満たされていない承認欲があるのだ」
「この不満は、承認欲の不満なのだ」
このように繰り返し、言葉で客観的に理解するように努めます。すると、反応が静まっていきます。
承認欲という、それまでの「心の渇きの正体」がわかるだけで、その不満状態から抜けてしまうのです。
反応せずに、まず理解する__これが、悩みを解決する秘訣です。
特に「心の状態を見る」という習慣を持つことで、日頃のストレスや怒り、落ち込みや心配などの「ムダな反応」をおさえることが可能になります。
①ココロの状態を言葉で確認する__たとえば、苦手な人の前で緊張してしまったら、「わたしは緊張している」と確認します。
特に「目をつむって」確認してみると、こころが落ち着きます。
仕事中でも、家族といるときも「今、自分の心は、どんな状態だろう?」と意識するようにします。
「言葉で確認する」ことを、仏教の世界では「ラベリング」(ラベル貼り)と呼ぶことがあります。
心の状態にべたりと「名前を貼って、客観的に理解してしまうのです。
こうして、心の状態、体の動作を、客観的に言葉で確かめる習慣を身につけるのです。
実践していくと見えてきますが、言葉で確認すると、「反応から抜け出せる」のです。
②カラダの感覚を意識する__これは、ストレスや疲れが溜まった心をリフレッシュする、抜群の効果があります。
まず、目を閉じて、自分の手を見つめてみてください。暗闇のなかに「手の感覚」がありますね。その手を見つめながら上に挙げてください。「動く感覚」があります。このとき、「手の感覚がある」「手の感覚が動いている」と意識します。手を肩のあたりまで挙げて、元の場所まで下ろします。その間、目をつむったまま、手の感覚を見つめます。
こうして、日頃動かしているカラダの「感覚」を、よく意識しながら感じ取るようにするのです。
これらの二つの方法__①言葉で確認する、②感覚を意識する__は、ブッダが生きていた時代には、「サティ」と呼ばれていました。禅の世界では「念じる」、瞑想の世界では「マインドフルネス」と呼ばれています。
心の状態をよくみること、意識すること。そのことで、ムダな反応は止まり、心は静まり、深い落ち着きと集中が可能になります。
③アタマの中を分類する
(1)貪欲、(2)怒り、(3)妄想、の三つに分類することです。
(1)貪欲__これは、過剰な欲求に駆られている状態です。平たくいれば、求めすぎ、期待しすぎ。焦りや、人間関係をめぐる不満は、たいていが、この「求めすぎる心」から来ています。
自分に、他人に「求めすぎていないか」を、つねに気をつける習慣をつけたいものです。
貪欲に支配されると、自分自身が苦しいし、関わる相手も必ず不幸にしてしまいます。
(2)怒り__これは、不満・不快を感じている状態です。イライラしている、機嫌が悪い、ストレスを感じているときは、「これは怒りの状態だ」と理解するようにしましょう。
「よくわからないけれど、どこか不満を感じている」人は、かなり多いはずです。
このような毎日は幸せではありませんよね。
だから、「わたしは怒りを感じている。でもこの怒りは”求める心”が作り出している、あまり根拠のない怒りである」と正しく理解して、心を静めるように心がけましょう。
(3)妄想__これは、想像したり、考えたり、思い出したりと、アタマの中でぼんやりと何かを考えている状態です。「あれこれと。つい余計なことを考えてしまう」「落ち着いて物事に取り組めない」という悩みの理由は、「妄想」にあります。
さいごに
これまでブッダの教えを紐解いてきましたが、心に響く考え方はありましたか?
気にしない練習をするのは難しいですが、少しでも皆さんの心が軽くなれば嬉しいです。
