『昭和のかがやき』へようこそ!
今回のテーマは「昭和の飲み物」です。 昭和後期(1970〜80年代)、駄菓子屋の店頭や喫茶店、家族で囲む食卓には、見た目もカラフルで個性豊かな清涼飲料水があふれていました。
プルタブをシュッと引き、瓶の王冠を栓抜きで外した、あの頃の懐かしい喉越しと甘い思い出を振り返ってみましょう!
1. 瓶のフタを開ける特別感! 栓抜きとファンタ・プラッシー
昭和の清涼飲料水といえば、どっしりとしたガラス瓶に入ったジュースが定番でした。
自販機や駄菓子屋のケースに並ぶ「ファンタ」や「スプライト」、「コカ・コーラ」。瓶の首を栓抜きで引っかけて「シュポン!」と開ける瞬間の爽快感は格別でした。酒屋さんでお米と一緒に配達してもらう「プラッシー」(米穀店で売られていたビタミン入りジュース)や「リボンシトロン」も、昭和の家庭の常連でした。
瓶の口から直接飲むときの冷たさと、炭酸が喉を刺激する強烈なシュワシュワ感。飲み終わった空き瓶を酒屋さんや駄菓子屋さんに持っていくと、5円や10円の「瓶代」が返ってくるのも嬉しいシステムでした。
2. 駄菓子屋の定番と紙パック! 粉末ジュースとトライアングル容器
子どもたちの放課後のお供には、もっと手軽でユニークな飲み物がたくさんありました。
駄菓子屋で買った小袋に入った「粉末ジュース」。コップの水に溶かして飲むはずが、待ちきれずに指につけて直接なめたり、手のひらにあけて舐めたりしたのも懐かしい思い出です。水に溶かすとシュワシュワと泡立つ「粉末ラムネ」もありました。
また、学校給食や商店街で親しまれた三角形の紙パック(テトラパック)に入った牛乳や「ミルメーク」、さらには缶の裏にリングがついた旧式のプルタブなど、容器そのものにも昭和ならではの知恵と愛嬌が詰まっていました。
3. 喫茶店の宝石! クリームソーダとミルクセーキの憧れ
街の純喫茶やデパートのレストランで飲むドリンクは、子供たちにとってまさに憧れの象徴でした。
鮮やかなエメラルドグリーンのメロンソーダに、白いバニラアイスクリームと真っ赤なチェリーがちょこんと乗った「クリームソーダ」。アイスが溶けてシュワシュワの泡と混ざり合う、あの甘くてクリーミーな一口は至福の味わいでした。
黄色く濃厚でやさしい甘さの「ミルクセーキ」や、銀色の金属製カップに入った「ネクター」、そしてお中元で届く大きな缶に入った「カルピス」を自分の好みの濃さに水で割って飲む時間。どれも特別な日の記憶と強く結びついています。
おわりに
現在の清涼飲料水は、ペットボトルで持ち運びやすく、甘さ控えめや健康志向のスマートな商品が主流になりました。
でも、昭和の飲み物には「ひとくち飲むだけで心が躍るような、カラフルでまっすぐな甘さとワクワク感」がありました。
栓抜きの音、瓶の冷たさ、グラスの中で輝くメロンソーダの緑色。 鮮やかな色と甘い思い出を運んでくれた昭和のドリンクたちは、今も私たちの心の中に爽やかな甘酸っぱさを残しています。
