秋の味覚は食欲の秋

今年の特筆すべき出来事と言えば、やはり「猛暑」かと思います。暑いまま10月に突入した割には、時々すごく寒い日もあり。11月に入っても20度予想の日もあったりと、秋はどこに行ったのかと思う時もありますが、そんな時もしっかりと秋を感じることができるものがあります。そう、「秋の味覚」です。

季節を通してご当地グルメは多々あると思いますが、秋は特に美味しいものがたくさんある気がしています。そこで、私の好きな秋の味覚をご紹介したいと思います。

まずは、果物から。私が一番好きなのはお隣山形県の「ラ・フランス」。10月最終金曜日に販売解禁になりましたので、近々山形まで買いに行くことにしています。そのまま食べる分と、ジャムにする分なので1箱プラス安くなってる傷物も2袋は買います。

実は私はアレルギーや病気の影響でほとんど果物は食べないのですが、ラフランスと桃は大好きでいくらでも食べられます。ちなみに夏は福島に桃の買い付けに行き同じく箱買いします(笑)

秋の食べ物で外せないのはやはり「秋刀魚」。暑さの影響がここにも出ていて、年々漁場が遠くなっているそうです。そのため漁獲量も減り近年は値段も上がってきました。今年の初水揚げの頃は脂もなくサイズも小さい秋刀魚でしたが、今では大きさも脂乗りもよくとても美味しくなっています。オーソドックスに大根おろしとポン酢で食べるのが好きです。

地元特産を使った「せり鍋」も外せません。秋というより冬の方がたくさん食べますが、11月くらいにはぼちぼち食べられるようになります。昔は根っこに毒があると言われ食べなかったのですが、いつの間にかせり鍋は根っこも食べるようになりましたね。歯ブラシで根っこについた泥をしっかり落とすのが大変ですが、大きい根っこの方がおすすめです。家で食べる時は鶏肉ですが、お店によっては鴨肉の所もあり、味が濃くてこちらもおすすめです。

具材は白菜豆腐程度、お肉とせりたっぷりが美味しい
せり農家さんから大量にいただき、栽培のようになりました(笑)

そして、私の一押し秋の味覚は、「はらこ飯」です!

9月から11月の宮城の郷土料理、秋鮭の炊き込みご飯にイクラをのせたもの、でしょうか。鮭を煮込んだ煮汁で炊き込みますが、醤油などの他に鮭のアラも一緒に煮込んだ方が格段に美味しいです。はらこ飯で有名な地区ではスタンプラリーが行なわれたり、開店と同時に満席だったり、とやはり宮城を代表する秋の味覚だと思います。いつも行くお店ははらこ飯ももちろん美味しいのですが蟹汁が自由に飲めるので満足満腹。最近は春の「銀鮭」を使ったはらこ飯も出てきて秋も春も食べられるようになりましたが、脂ののりなのか微妙に味が違うので秋は秋、春は春の楽しみができますね。

色々なお店で食べましたが、私が一番美味しいと思うのが「お袋の味」。やはり、お袋の味で味覚が形成されているのか、母が作ってくれるはらこ飯が自分に一番合うと言いますか。イクラの味もちょうどよく、一番美味しく感じてしまいます。

我が家の豚汁はらこ飯セット♪家庭だとお焦げもついて美味しさ倍増♪

ちなみに、白米の上に鮭とイクラをのせたものは「鮭いくら丼」となり、鮭いくら丼の方がいくらがたくさんのってるイメージがあります。ご飯の上にまんべんなくいくらがのってると嬉しくなります(笑)

最後は写真にもある「芋煮」を。宮城の芋煮は豚肉みそ味。山形が牛肉醤油味ですね。宮城の芋煮はいわゆる「豚汁」と同じだと思いますが、外で「芋煮会」として食べるものが「芋煮」で家庭で食べるものは「豚汁」という認識でいますが、本当のところはよく分かりません。私が小中学生の時は学校行事で芋煮会があり、海で各班ごとに芋煮を作って食べる、という楽しいイベントがありました。今思えば、焚き火台代わりの一斗缶や公民館にしかなさそうな大きな鍋も各自持参だったのですから、道具が揃っていたことがすごいですね。現地集合だったので、学年の中で一番海に近い私は毎年大鍋担当でした。一斗缶で火にかけると鍋の底が真っ黒になるので、帰ってから庭でゴシゴシ綺麗にするまでが私の芋煮会でしたね。毎回母に怒られたの思い出しました。理不尽(笑)

冬に向けて蓄えるためか食欲の秋とも言いますが、美味しいものを食べるとついつい笑顔も出てしまいます。美味しく食べて元気に冬の寒さも過ごしていきたいですね。

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蒼天☆sora☆

四字熟語「雲外蒼天」 意味・〈雲を突き抜けたその先には、青空が広がっている〉ということ。 転じて、〈努力して苦しみを乗り越えれば、すばらしい世界が待っている〉☆青空目指してのんびり突き進みます☆

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