食に対する執着~TABETAI~

ダイエットをし始めた。

朝ごはんをおからヨーグルトにし、夕食前にもおからヨーグルトを食べる生活がスタートしたのである。

おからヨーグルトは、おからを大さじ2杯とヨーグルトを大さじ7、8杯ぐらいで混ぜて食べる。正直言って美味しくない。本当に美味しくない。

でも、私はかなり太り過ぎている。痩せたらチャイナ服を着たいという夢もできた。だから我慢をしなければならない。

当然ながら、間食はNG。もちろん少し動かなければならない。楽をして痩せられるなら私はとっくにスリムになっている。だから、少しくらいは我慢しなければならない。

最近はほぼ毎日40分くらい歩いているし、階段も使っている。地道にコツコツやってはいるのだ。

ここまで聞いて、もしもこれまでの私のエッセイを読んでいる人たちなら「あれ、あんたあんなに痩せることについてあーだこーだ言ってなかった?ダイエットに乗り気じゃないとかさ」と言ってくる可能性もある。

確かに乗り気ではなかった。でも、あれから色々考えたのだ。
太っていると胃腸が悪くてつらいし、着たい服も着れない。見た目もかっこ悪い。このままで本当に良いのか?

実は私には密かな夢がある。チャイナ服が着たいのだ。あれは体のラインがハッキリ出るし小さめだから体型がスリムな人が着ていることが多い。

だから私もスリムになれたら、チャイナ服を着れる可能性がある。
そうなるといいな~と思う。

また自分を卑下する理由が減ることもある。やっぱり太っていると周りの人たちは冷たい感じがするし、「自分はデブだからな…」と思う必要も痩せたらなくなる。

そういうわけで、ダイエットを少し始めてみた。…食べたい。美味しいものが食べたい。

おからヨーグルトは腹持ちが良いらしいが、美味しくない。…不味い。

お腹がいっぱいになりたいんじゃなくて、美味しいものを味わって吸収したいのに。

ダイエットをすると、当然ながらお腹いっぱい好きなものを食べることはできない。昼だけがまともに食べられる。しかし他はおからヨーグルトがついてまわる…。

私は日がな一日、食べ物のことを考えるようになってきた。オムライスやビーフシチューをお腹いっぱい食べる妄想をした。白米をモリモリ食べることも想像した。ポテトチップス…カップラーメン…。

気分を変えようとテレビをつけると、美味しいラーメン屋さんをリポーターが紹介していた。ラーメン…良いなあ、ラーメン…。

夕方は特にお腹がすく。でも食べてはいけないから、お水で我慢する。

食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。

でも、自分のだらしのない身体を見ていると「頑張ろう」という気持ちにもなってくる。

私は食に対する執着がすさまじいのだ。でも、今は欲望の赴くままに過ごせる状況ではない。

1度ダイエットをすると決めたのなら、痩せたいと思うのなら続けなければならない。

理性が欲望に勝つように。

怠け者でも、しっかりと続けられるように。

ああ、でも…食べたい!

終わり

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テオ

はじめまして。テオと申します。自閉症スペクトラム障害(ASD)です。主に物語とエッセイを書きます。よろしくお願いします。

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