Fakeコラボと戴冠戦を周回しまわったものの早くも素材が底につきそうなかぎしっぽです。
4月末から開催されたFakeコラボですが、個人的に非常に良いシナリオでした。
主にそれぞれが抱える両者の関係性を重点に置いたシナリオで、リチャードとジョンの兄弟が抱える兄の異常性や弟の苦悩、ヒッポリュテとペンテシレイアの姉妹が抱える後悔、そしてプレラーティとジル・ド・レェの友人としての関係性がとても丁寧に描かれたシナリオでした。
あと休日中にレイドバトルが開催されたおかげで、素材や交換アイテムがあまり苦労せずに回収出来て良かったです。
不満点を上げるとすればデュマや雪轍のハサンを実装して欲しかった気持ちがありましたが、いつか本編か復刻イベントで実装されることを祈って気長に待っています。
今回は2部 奏章Ⅰ「虚数羅針内海ペーパームーン」にて実装された『ビーマ』が活躍する話しが多い為、今回は彼の解説も交えて語っていきたいと思います。
ビーマ(FGO)について
インドの大叙事詩「マハーバーラタ」に登場する主人公の一人であり、物語の中心的人物である「パーンダヴァ五兄弟」の次男にあたり、風神・ヴァーユを父にもつ半神半人の大英雄です。
ビーマの初登場は2023年のバレンタインイベント「ヨハンナさんと未確認な愛 ぶっ壊せ☆らぶらぶはぁと大石像」からで、最初はNPCとしての登場でした。
ですがその後、2部 奏章Ⅰ「虚数羅針内海ペーパームーン」にてドゥリーヨダナと共にプレイアブルキャラクターとして実装されることになりました。
紫髪が特徴の筋骨隆々の大男で、見た目の通りに豪快な青年であり、仁義に厚く筋の通らない事はしない好漢です。また、生真面目な弟のアルジュナとは対照的に、マスターに対してフランクに接してきます。
逃亡生活中に料理人として宮廷に務めていた経験から、プロフィールに好きなモノの欄には『料理』と書かれており、料理の腕前にかなり自信を持っているようで、その腕前は相当な模様。常に調味料を常備しています。
サーヴァントとしてはランサーのクラスで召喚されており、巨大な槍を使った槍術と格闘戦を得意としています。
ステータス値も非常に高いですが、加えてヴァーユ神由来の風の力を使い、槍に風を纏わせて刺突力を高めたり、槍を振り回して竜巻を巻き起こしたりと大英雄に恥じない力を持っています。
また、普段は巨大な槍を使って戦いますが生前から棍棒術を得意としている為、棒状の武器であれば扱うことできる「棍棒術」という武術技能スキルを持っており、そこら辺で生えている適当な樹木であっても怪力のビーマにとっては立派な武器として扱うことができます。
アルジュナとは異父兄弟にあたりますが、「優秀な自慢の弟」と称しており、仲は非常に良好。前述のイベントで初登場した際に、最初は警戒されていたものの主人公がアルジュナと既知の仲と知ると態度を軟化させ、彼の近況を聞きたがったりと兄として気にかけているところがあり、彼が優秀過ぎて壁を作られていないか心配する素振りを見せます。
また『英霊催装』というサービス8周年記念イベントで配布された概念礼装というアイテムで、過去に実際に販売されたアルジュナのぬいぐるみを30体以上身体中に着けているという、これでもか!というほどに弟大好きアピール姿のイラストが公開されました。(兄のこの姿を見たアルジュナの心境は如何に・・・)
アルジュナも(人前では言いませんが)「兄(あん)ちゃん」と呼び、彼を慕っています。ただ気にかけられすぎて、人との壁を作りすぎるアルジュナの為に交流会を開こうとしてうっかり黒歴史をバラされそうになったのでやんわりと断ったそうな。
(この黒歴史についてはいずれ原典の方で書くかもしれませんがいつになるのやら・・・)
同じ異父兄弟であるカルナに対しては生前のいざこざもあってか彼との決着をつけたいと思いつつも、現在同じマスターに仕えている為、自重しているようです。
そして、宿敵であるドゥリーヨダナの事は卑怯な奴と忌み嫌っていますが、そのくせに生き方が真っ直ぐな奴とも評価しています。
ビーマ(原典)について
「ビーマ」とはサンスクリット語で「恐るべき男」「恐ろしい者」という意味を持っており、その他に「ビーマセーナ」(恐るべき軍勢を持つ男)や「ヴリコーダラ」(狼のような胃(食欲)を持つ男)という別名を持っています。
その名の通り非常に大食漢の怪力無双の英雄として知られており、幼少の頃から超人的な怪力をみせ、特に棍棒術と拳闘に優れた才能を発揮し、アルジュナに引けを取らない活躍を見せました。
カリの化身であるドゥリーヨダナを宿敵としており、クル・クシェートラの戦いで彼と一騎討ちをし、勝利します。
ただ、英雄として名があげられるものの、階級制度の厳しい時代のインド神話の人物である為、以前解説したアルジュナとカルナとの決闘ではカルナが身分の低い人物であると知ると侮辱の言葉を浴びせたりと、現代社会から見れば結構問題がある人物として描かれています。
(その事に対してドゥリーヨダナはビーマを「身分で差別すんな!(略)」と非難しましたが)
ですがこういった過激な部分がある一方で、非常に身内想いな人物です。
前回、屋敷を脱出する際に疲労困憊の家族を全員担いで脱出用のトンネルを無事に脱出させたりと、彼のそんな部分が垣間見えたと思います。
今回はビーマの身内思いな部分が見える活躍と同時に、彼にとって予期せぬ出会いが起こります。
(毎度の事ながらかぎしっぽなりの解釈が入っていますので、もし間違っていたらごめんなさい💦)
・訃報の知らせ
宮殿は完全に燃え尽き、住民達は僅かな希望をもって灰と化した宮殿跡を見回ります。ですがそこで7人の遺体が発見され、遺体は燃え尽きていて判別は出来ないものの人数的に考えてその遺体は王子達と母親のものであると確信し、悲しみに暮れます。
そして、7人目の遺体はプローチャナであった事から人々は「きっと彼はドリタラーシュトラとその息子に指示されて実行役したんだ」「けど彼は逃げ損ねて一緒に燃え尽きたんだ」と自業自得だと言う者もいて、その反応は希薄なものでした。
そしてパーンドゥ一家が亡くなったという知らせはすぐさまハスティナープラに届き、民衆はパーンダヴァ一家の死に嘆き悲しみ、そして彼らの不自然な死に方に「これはドリタラーシュトラとその息子達による陰謀ではないか?」と国中に噂が流れます。
報告を受けたドリタラーシュトラは、これで悩みの種がなくなったと心の中では幸せいっぱいでありましたが、息子の願いが叶った喜びと同時に弟の家族を見殺しにしてしまったという自責の念もあり、その心境は彼の中で複雑に交じっていました。
葬儀は厳かに執り行われ、ドリタラーシュトラと息子達は心の内にある喜びを周りに悟られないよう表面上は悲しみに沈んでいる振りをし、ドリタラーシュトラはパーンドゥ一家に悲嘆の言葉を紡ぎます。
しかし、唯一パーンダヴァ達の生存を知るヴィドゥラはドリタラーシュトラとその息子達が心の中で喜んでいることを知っていました。それでも、彼は周りに悟られないよう周りと人と同じように悲しむ振りをしていました。
(中にはヴィドゥラがそこまで悲しんでいないという事に気付いている者もいたそうです。ですがそれは彼が賢者であった為、悟りの境地に至っていると考え、そのおかげで周りに悟られる事はなかったそうです)
そんな陰謀が渦巻く葬儀の中、真実を知らないビーシュマはパーンダヴァ達の死に嘆き、我を忘れて泣いていました。
そんな悲痛に打ちひしがれている彼の姿を見ていることが出来なかったヴィドゥラは、ソっとビーシュマに近づき、誰にも聞かれていない事を確認してから彼に告げます。
「どうか悲しまないで下さい。彼らは屋敷からこっそりと逃げ出して生きております」
「今回の火事は兄のドリタラーシュトラとその息子であるドゥリーヨダナ、そしてシャクニが行った陰謀によるものです。今は自分達が行った罪がバレていないと安堵していますが、彼らはパーンドゥ一家が生きている事を知りません」
「パーンドゥ一家は私の指示に従ってガンジス河の南側にある『シッダヴァタ』という森に向かっています。今は身を隠す準備をしており、機が熟せばきっとまた会えます」
ヴィドゥラに真実を告げられたビーシュマは彼らの無事に安心すると同時に、ヴィドゥラの先見の明と叡智に称賛せざるを得ませんでした。
そして、パーンドゥ一家が生きていることを知らないドリタラーシュトラとその息子達は、パーンダヴァの脅威に脅えることも嫉妬の炎にもう焼かれずに済む日々はもう来ないんだと安心し、つかの間の平和の日々を送る事になります。
・森の中での予期せぬ出会い
その頃、ヴィドゥラの指示通りに南に向かい、無事に「シッダヴァタ」に着いたパーンドゥ一行。
ですが、長時間歩いていた事もあって疲労は既にピークに達しており、疲れを見せ始めます。
ユディシュティラはそんな家族の様子を見て、まだ元気なビーマに先程トンネルを脱出した時みたいに皆を担いで運んでくれるように頼みます。
ビーマはその頼みを喜んで引き受け、再び5人を担ぎ上げて木々の中を凄まじい速さで南へと駆け抜けていきます。
この時のビーマは父神のヴァーユ以上の速さでした。
夜が明けて、約100㎞程進む事に成功しガンジス河の畔がとうの昔に見えなくなった頃。担がれている手前我慢していたクンティーでしたが、とうとう喉の渇きが限界に達し、目に涙をためて弱々しくビーマに訴えます。
その様子をみたビーマは慌てて少し森の拓けた場所に家族を降ろします。ビーマを除いた他の兄弟達もクンティーと同じく喉の渇きと疲労による睡魔によって動けそうにもありません。
そんな家族の様子にビーマは水を探すため、一人森の中を探索しました。すると水の音が聞こえその方向に向かって駆け出すと、さほど離れていない場所に木々に隠されるようにして小さな滝と大きな蓮の花と葉で覆われた美しい湖を見つけだします。
早速ビーマは大きな蓮の葉で器を作り、家族のいる場所まで水を運び飲ませます。
水を飲んで安心したのか、家族は眠ってしまいます。ビーマも多少疲れていたものの、家族を守る為に彼らの傍らに座って一人見張りに徹していました。安心して眠る家族の姿に心が安らぐ一方、何故誇り高い自分の兄弟達と母親がこんな場所で眠らなければならないのか悲しみに暮れます。
そんなビーマの姿を木陰から一人の女性が盗み見ていました。
パーンダヴァが休んでいる森は『ヒディンバ』という名の恐ろしいラークシャサ1が住む「ヒディヴァナ」という所でした。
ヒディンバはここ一帯の森を支配しており、妹の『ヒディンバー』と一緒にこの森にあるシャーラ樹という大木を住処とし、森に入ってきた愚かな人間達を食べて暮らしていました。
(翻訳者によって兄の名前がヒディムバだったり妹の名前がヒディムバーやヒディムビーと名前が分かれます)
ヒディンバは住処から森に入って来た人間の匂いを嗅ぎとり、久しぶりの御馳走という事もあってヒディンバは口元を涎で垂らしながら妹にその人間を殺して連れてくるように命じます。
ヒディンバーは人間の匂いを辿りながら木々を飛び移ってパーンダヴァ達がいる場所に向かっていき、兄の命令通りに彼らを連れて行こうとしますが、ヒディンバーの眼にビーマが止まります。
「なんて素敵な方なのでしょう、あんなに美しい身体を持つ人は見た事がありません!」
なんと彼女はビーマを見るなり彼に一目惚れしてしまったのです。
パーンダヴァ達を兄の下に連れて行かなければならなかったものの、ビーマは恋に落ちてしまったヒディンバーは兄の命令を忘れて遠くからビーマの姿を眺めていました。ですが次第に「あの人を自分の夫にしたい!」という想いが込みあがっていき、ビーマと話すため彼を怖がらせないよう変幻自在の能力を使って美しい女性へと変身しビーマに近づきます。
ビーマは誰かが近づいてくる気配を察知し、振り返ります。するとそこには誰もが魅了される何とも絶世な美女が現れました。
こんな薄暗い不気味な森で可憐な女性が自分に近づいて来た事に思いもよらず、ビーマは驚き「何故美しい人である貴女がこんな恐ろしい森にいるのですか?」と女性に問います。
「私はヒディンバー。貴方こそ、なぜこんな恐ろしい場所にいるのですか?ここはヒディンバという残酷なラークシャサの縄張りで、この森に入ってきた人間達を襲って食べる恐ろしい所なのよ?」
「そして私は、そのヒディンバの妹です。本当は兄に言われて貴方達を連れてくるように言われたのだけど・・・」
「でも私、貴方に恋してしまったんです!お願い、私と結婚して兄の手が届かない遠い山で一緒に暮らしましょう」
ビーマは目の前にいる美しい女性がその恐ろしい妖怪だとはとても信じられませんでした。そしてその女性から突然の求婚に驚きを隠せません。
ですがビーマは彼女の求婚を断ります。
「貴方の願いを叶えられません。私は今こうして疲れて眠っている家族を守っています。そんな無力な家族を残して貴方と結婚する、なんてそんなダルマに反した貴方の提案を受け入れる事は出来ません」
ヒディンバーはビーマの気分を害してしまった事に涙を浮かべます。
「ごめんなさい、貴方を不愉快な気持ちにさせるつもりはなかったの・・・」
「せめてもの償いとして、貴方の家族を兄の手が届かない安全な場所まで運ばせて下さい」
「ここはまだ兄の縄張りで、戻らない私に苛立って兄が此処に近づいて来ています。兄が来てしまったら貴方達は殺されてしまうわ!」
ヒディンバーは近づいてくる兄の気配に焦りを覚え、早く家族を起こして逃げるようビーマを説得します。
ですがビーマは彼女の提案を断り、ヒディンバを迎え撃とうと考えました。
「こうして穏やかに眠っている家族を起こす?とんでもない!」
「羅刹だか森の支配者だが何だか知らないが、怯えてこそこそ逃げるだなんてそれこそダルマに反している」
「それに・・・貴方が私が兄が負けると思っている考えこそ間違っている!来るがいいさ、相手にしてやる!」
自分は父神・ヴァーユの力を持つ半神半人であり、ドローナという最高な師匠の下で修業を積み、蛇の王から授かった妙薬で更なる怪力を得ました。
そして何よりも家族を守るという誇りが力を貸してくれる自分がその妖怪に負けることなどありえないからです。
ビーマの決心は揺るがないと感じ取ったヒディンバーは、彼と兄の闘いを見届ける覚悟を決めました。
ヒディンバーの感覚通り、ヒディンバの気配はどんどん近づき、そしてドシンっ!と大きな騒音を立ってて二人の前に降り立ちます。
二人の会話の一部始終を見ていたヒディンバは赤く血走った目を妹に向け、吠えるように怒りの声を上げます。
「ヒディンバー!人間を連れてくるのにいつまで時間をかけているんだと来てみれば・・・俺を裏切るとはどういうことだ!?」
「人間達を逃がすだけでなく、この俺を殺すなどと・・・お前を殺す前に、先ずはこの男から片づけてやる!あの世で再会するんだな!」
今ここで殺さんと言わんばかりの恐ろしい形相を向けられているにも拘らず、ビーマはあっけらかんとしていました。
「おいおい!母さんと兄弟達が静かに眠っているんだから大きな声を立てないでくれよ。起きちゃうだろ?」
「それに彼女はアンタの指示通りに此処に来た、でも私に惚れてしまったんだから仕方ないだろ?愛する人を傷つけるなんてそんな真似、彼女にできないんだから」
「ところで・・・お前は今、彼女を殺すと言ったな?できるものならやってみろ。まぁ、お前は今日退治される事になるから無理な話だけどな」
ビーマの挑発に怒りの沸点が頂点に達したヒディンバはビーマに殴り掛かった事により、二人の死闘が始まりました。
己の得意とする獲物を持って戦いを始めますが、その戦いはまるで牙を持つ2頭の動物が互いに突進し合うかのような激しい戦いでした。
ヒディンバーはあの恐ろしくて強い森の主である兄が、人間であるビーマが兄と互角どころか押されていることが信じられず、目をまん丸くして驚きます。ですがその一方で、ビーマのその力強い闘いっぷりに見惚れてしまいます。
ヒディンバはビーマの力強さに驚き、戦っていく内に彼がただの人間ではないと感じ始め、警戒を強め始めます。
そしてビーマも相手が羅刹と言われるだけあって、これは一筋縄では行かないと腰を据えて戦い始めます。
戦いは長引き、その激しい騒音にクンティーと兄弟達が目を覚まし始めます。するとビーマとヒンディバの闘いとそれを見守る美女という奇妙な光景が目に飛び込みます。
「貴方は誰?何故若く美しい貴方が、こんな不釣り合いなうす暗い不気味な森にいるの?」
「息子は、ビーマは一体誰と戦っているの?そして何故、貴方はこの闘いを見守っているの?」
クンティーは2人の闘いを見守っている女性に状況を説明してもらいます。
「今、貴方の息子と戦っているのはこの森の支配者のラークシャサであり、私の兄です。そして貴方の息子は、貴方達家族を守る為に闘っています」
ヒディンバーはこれまでの経緯を全て話します。もちろん自分がビーマに一目惚れし、彼に恋をしてしまった事も。
兄弟達は彼らの闘いを見守る事にしました。そして時間が経つにつれて戦い方を学んで来たのか、ビーマが徐々に優勢になっていきます。
しばらく闘いを見守っていた一行でしたが、アルジュナが叫びます。
「ビーマ兄さん!あとは私が戦いますので代わって下さい!貴方は昨夜からここまで私達を運んで疲れているはずです!私達が眠っている間も、兄さんはずっと私達の為に寝ずにずっと起きていたではないですか!」
「それに日没が近づいています!ラークシャサは夜になると力が増すんです!太陽が西に落ちる前に倒さないと夜になってしまう!」
「いくら兄さんでも、今の状態でそのラークシャサと戦うのは危険です!私がもう大丈夫です、あとは私に任せて休んでください!」
アルジュナの叫びに、ビーマは「もうすぐ片が付く」と断ります。
そして宣言通りにビーマはヒンディバの巨体な体を持ち上げて、そのまま地面に叩きつけて殺します。ヒンディバは死の間際、森中に響き渡る恐ろしい叫びを上げ、更に追い撃ちとばかりに羽交締めをし背骨を折られて絶命します。
(個人的なイメージですが、ジャーマンスープレックスで止めをさした感じですかね?)
(翻訳者によっては棍棒でヒンディバをかち割ったり、地面に叩きつけた後に肉塊になるまで殴り続けたりと止めの刺し方が違います)
ヒディンバの絶命と共に、森に静けさが戻りました。
死闘を終えたビーマにユディシュティラは感謝の言葉と共に彼を抱きしめ、彼を讃えました。
「ありがとうビーマ、私達家族を守ってくれて。お前がいなかったら私達はどうなっていた事か・・・」
ビーマをしばらく休ませた後、森の近くに町があるということだったのでそこへ向かう為、旅を再開します。
ですがヒディンバーも彼らの後をついて行き、ユディシュティラとクンティーに歩み寄り、勇気を振り絞ってビーマと結婚させてほしいと懇願します。
「ビーマのお母さま、突然こんな事を言うのは失礼も承知の上です。ですが、私は彼に恋をしてしまったのです」
「彼の為なら何でも致します。皆様を危険から遠ざけて見せます。疲れて動けないというのなら、私が代わりに足となって皆様を運びます」
「どうか、彼と結婚させて下さい!もう私は彼がいなければ生きていけないのです」
クンティーはヒディンバーの誠実な愛情に心打たれます。
このヒディンバーの願いにビーマは慌てて窘めますが、ビーマが明らかに彼女に対して挙動不審な様子を見せたことに、クンティーとユディシュティラはビーマも彼女に惹かれている事がわかりました。
つまりビーマも本当は満更じゃなかったんですね!
二人にその事を指摘されたビーマは嬉しいような恥ずかしいようなそんな感情が交じったのか少し罰の悪そうな顔で彼女がいる以外の方向を見回し、ユディシュティラ以外の兄弟達はビーマの初めてみるその様子に笑ってその様子を見つめました。
ユディシュティラはビーマが兄である自分より先に結婚する事に対して気を遣っている事を見抜き、肩を叩いて「心配ない」といたずらっぽく笑って伝え、2人の結婚を祝福しました。
・ビーマとヒディンバーの新婚生活
二人は無事に結婚し、ヒディンバーはパーンダヴァ達をサーリヴァーハナという湖に連れていき、そこにコテージを建てて食事を持っていきました。
ヒディンバーはビーマとクンティー達の事を考えて、夜は必ず家族の下へ連れて返す事を約束します。
そしてビーマは自分達にはまだやるべき事がある為、いずれは彼女と離れて旅立つ時が来ることを伝えます。ですが子供ができるまでの間はヒディンバーと一緒に暮らし、彼女を精一杯愛する事を約束します。
約束通りビーマとヒディンバーは昼の間は2人で森の中にある美しい場所へ行ったり、沢山のリシが集うアーシュラマ2に行ったりと2人は仲慎ましい時間を過ごしました。
そして夜になったらビーマは家族の下に帰り過ごす、そんな生活が続きました。
それから数ヶ月が経った頃、パーンダヴァ達の下にヴャーサが訪れました。
義理の娘であるクンティーにこれまでの苦難を慰める言葉と共に、彼らにとある予言をしていきます。
それは、ビーマとヒディンバーの間に産まれる子供は勇敢さと大胆さを持つ子供として世界中に知れ渡り、そして子供が産まれた時、パーンダヴァ達が此処を出発する時である事を告げます。
最後にヴャーサはパーンダヴァ達にブラフマンを装って「エーカチャクラ」という町にいく事を助言し、彼らのもとを去ります。
ヴャーサが去ってからしばらくして、ビーマとヒディンバーの間に息子が生まれます。
その子供はガトートカチャと名付け、数日間という短い間だけでしたが、彼らは毎日ガトートカチャと遊んで過ごしました。特にユディシュティラのお気に入りとなり、毎日何時間も遊んで過ごすほどでした。
そしてとうとうパーンダヴァ達が旅に出る時が来ました。
ビーマは涙を浮かべるヒディンバーに慰めの言葉を残し別れを告げます。
ガトートカチャも幼いながらビーマに「もし困ったことがあれば直ぐに駆けつけます」と誓い、ヒディンバーは涙を流して彼らに別れの言葉を告げ、彼らの下を去りました。
そしてヴャーサの助言通りに木の皮や鹿の皮を纏い、髪をもつれさせてブラフマンに変装しパーンダヴァ達はエーカチャクラに向かいます。
エーカチャクラという町は初めて聞く名で、そこはどんな場所なのか、何故そこに向かわなければならないのか、そこでどんな運命が待ち受けているのか彼らにはわかりません。
ですが、ユディシュティラは年長者のいう事に従うという事をダルマに決めていた為、ヴャーサの言葉を信じ未来への不安と希望を胸にエーカチャクラに向かうのでした。
・ビーマの鬼退治
ヴャーサの言う通りにエーカチャクラにたどり着いたパーンダヴァ一行。
彼らはしばらくの間、とあるブラフマンの家に泊めさせてもらう事にしました。
ですが王族とバレないようにブラフマンに変装したものの、彼らが纏う王族特有の高貴な雰囲気までは隠し通すことが出来ず、ボロボロな装いと裏腹にただの物乞いが纏うことが出来ない高貴な空気感に町の住民は「あのブラフマン達なんかおかしくね?」と違和感を抱きます。
しかし、兄弟達の母親に対する献身さと町の色々な仕事を手伝ってくれる彼らの誠実さ、何より町の住民に対して分け隔てなく優しく接する彼らに「彼らは何かを恐れてあんな変装をしているんじゃないか?」「きっと私たちには知られたくない理由があってあんな格好をしているんだろう」と考え、何も触れず彼らを暖かく向かえ入れました。
パーンダヴァ兄弟達は母をなるべく一人にしない様に注意して家には必ず兄弟を一人残し、日々の托鉢と仕事の手伝いで得た沢山の施しものを必ずクンティーに捧げました。
クンティーは息子たちの心遣いに涙を浮かべつつもそれを隠し、捧げられた食事を半分に分けて兄弟達に与えました。
半分はいつもお腹を空かしている大食漢のビーマに、もう半分は残りの5人で分けて食べていました。
ですが、規格外の怪力を持つ故に誰よりもエネルギーを多く使うビーマにはそれでも足りず、次第にやせ細っていき顔色も青白くなっていくビーマに母と兄弟達は心配になります。
そんなある日、ビーマ以外の兄弟達が出かけ、ビーマとクンティーが2人で家に残っていると家を貸してくれているブラフマンの家族が隣の部屋で何やら話している声が聞こえて来ます。
その話している内容は何やら相談ごとらしく、余程深刻な内容なのか時折泣いているような声が聞こえてくるのです。
身の上もわからない自分たちを何も言わずに住まわせて貰っているあの心優しい家族に何か困りごとがあったんだろうか・・・
そう心配したクンティーは彼らに直接話を聞こうとビーマに留守を任せて、隣の部屋に向かいました。
するとそこにはこの家に住むブラフマンの夫妻だけでなく彼らの娘と年端もいかない息子もそこにおり、部屋中に暗い雰囲気を漂わせていました。
いつも明るく振る舞う彼らがここまで深刻になって話している事に、これはただならぬ事情を抱えているに違いない、と感じたクンティーはブラフマン夫妻に近づき優しく尋ねます。
「ごめんなさい。隣の部屋からあなた方の話し声が聞こえてしまって、その声があまりにも深刻そうだったから心配になって来てしまったの」
「何か困りごとがあるのであれば、その話をぜひ聞かせて下さい。何か力になれる事があるかもしれません」
夫妻はクンティーのその優しい心遣いに打たれ、この村で起きた事と今ブラフマンの家族が直面している問題について話始めました。
この町の近くにある洞窟に『バカ』という名の残忍で恐ろしく力が強いラークシャサが住んでおり、13年前にバカは此処一帯を縄張りにし、町に降りて来ては手当たり次第に人を襲っては食い殺していきました。恐怖と不安に追い詰められた町の人々はバカに対して交渉をし、ある提案をします。
それは『毎週、荷台一台分の食料と人間一人を生贄に送ることを条件に二度と町を襲わない』というものでした。
その提案にバカは了承し、それからというものの毎週一つの家から一人の人間が選ばれることになり、その家で荷台一台分の食事を用意することになったのです。
(一般的にはバカと呼ばれていますが、バカースラとも呼ばれることがあります)
そして明日、とうとうこの家から一人を生贄に出さないといけない日が来てしまったのです。
ブラフマンの夫は言います。
「その生贄には私が行こうと思ったのですが、そうなってしまえば妻と子供達の面倒を見てくれる人がいなくなってしまうのです」
「もし妻が代わりに行ったとしても同じです。私は妻が死んでしまえば生きてはいけません、そうなると子供達が孤児になってしまいます」
「そして私達の宝である娘と息子をラークシャサに差し出したくありません・・・」
「なので誰か一人差し出すぐらいならと、我々全員が行って生贄となる事を決めたのです。ここで人生を終えるのは大変心苦しいです。ですが、誰か一人生贄に差し出してのうのうと生きてく事になるぐらいなら、家族皆でバカに食い殺された方が良いです」
クンティーは彼らの事情を聞いて痛いほど彼らの気持ちがわかりました。自分にも大切な家族がおり、もし同じ状況に陥ってしまったらと思うと、悲しい気持ちでいっぱいになりました。
ですがそれと同時にある考えを思いつきます。
「事情はわかりました、ですが貴方達が行く必要はありません。明日、貴方達は食料だけ用意して下さい」
「私には五人の息子がいます。その内一人のビーマに、そのラークシャサの下に食料を運ばせましょう」
なんとクンティーは自分の息子のビーマをブラフマンの家族の代わりに生贄として差し出し、食料を運ばせることです。
この提案にブラフマンの家族はビックリ仰天し、もちろんこの提案に怒って猛反対します。
「大丈夫!私達の息子達は普通の人間ではありません。神に気に入られた子であり、丈夫で力が強く、そしてマントラを得ています。きっとそのバカというラークシャサを倒せるかも知れません。どうかここは私達を信じてもらえないかしら?」
「ここ数日間、貴方達は私達を親切にしてくださいました。そんな貴方達が困っている姿を見て、何もしないなんて私達には出来ません!お世話になったお礼をさせてほしいのです」
「でも一つだけお願いがあります。その力は誰かに知られてしまうとたちまち力が失われてしまいます。だから息子達の力はここだけの秘密にして誰かに言わないでください」
ブラフマンの家族はクンティーがあまりにも自信有り気な眼差しと話し方をするので、圧倒された彼らはその提案を受け入れることにしました。
クンティーは部屋に戻り、早速これまでの話をビーマに伝えます。
すると久々に大暴れができるという事で戦い好きのビーマはこれに大喜び、ついでにそのバカを倒せばその用意された食料は食べていいという事だった為、お腹いっぱいに食べれると!ビーマは更に喜びます。
ブラフマンの妻はクンティーが認める程の料理上手で、彼女の作る料理はとても美味しいと知ると喜びは有頂天となり「早く明日にならないかな~!」と、まるでプレゼントを待つ子供のようにのんきな事を言って明日を待ち遠しくしました。
そう、クンティーの狙いはここ数日満足に食べれていないビーマにその荷台一台分の食べ物を貰い、ついでにバカを倒してもらおうと思ったのです。そしてこの話しが噂となってカウラヴァ側にも伝わり、自分達の生存がバレてしまう事を恐れてブラフマン夫妻に口外しないように釘を刺したのでした。
残りの兄弟達が施し物を貰って帰ってくると、ここ数日元気がなかったビーマが突然元気になって喜んでいる姿をみて不思議そうにします。
「母さん、ビーマに一体何があったんですか?あの顔を見るのはドゥリーヨダナ達を木から落として遊んでいる時の顔です」
「あのような顔をする時は大抵ビーマが何かを企んでいる時です。・・・まさかとは思いますが、何か勝手なことをしようとしているのではないですか?」
何があったのかユディシュティラがクンティーを問いただすと、彼らが不在の間に起きたことを話します。
「母さん、私達はビーマのお陰であの蠟の宮殿を脱出できたのです。いづれカウラヴァを倒し王国を取り戻すには彼の力がなければならないのです、彼は未来への希望なのです」
「ビーマの力と勇敢さがあって、私達は此処にいるのです。それなのに貴方は未来への希望でもあり、大事な息子であるビーマをよりにもよって恐ろしい怪物へ生贄に差し出すとなどと・・・貴女のした事は間違っている」
「貴女は息子を、私の弟を危険に晒そうとしているのです!感謝の方法など他にもあった筈だ!」
クンティーのあまりな軽率の行動に、ユディシュティラは人生で初めて母親に対して怒りを露にしました。
そんなユディシュティラの言葉にクンティーはこう答えました。
「ユディシュティラよ。私はビーマの強さを誰よりも知っているからこそ、この計画を提案したのです。ビーマならそのラークシャサをあっという間に退治するでしょう、何も心配することはありません」
「それに私達はブラフマンの家に厄介になり、彼らのおかげで楽しく暮らせているのです。そして町の方も素性がわからない私達を親切にしてして下さったわ」
「お世話になった方々にその御恩に応え、何かして差し上げるのは私達の義務なのです」
ユディシュティラは母のビーマに対する信頼と考えを聞いて先ほどの先走った自分の言葉を恥じ、結局は今回の計画に反対しませんでした。
次の日、料理を作り終えたブラフマンの妻は荷台一杯に食料を積み上げ、しかもご飯まで食べさせて貰ったビーマは意気揚々とバカが住むという洞窟に荷台を引いて向かいました。
洞窟に着くと、洞窟の前には人間の骨や髪の毛、血などが散乱しており悪臭で立ち込めていました。そしてその死骸の周りには蛆虫や蟻、腐肉を狙う鳥の群れがなしていました。
ビーマは早速バカを呼ぼうとしますが「いや、待てよ?」と思い直します。
「荷台にある食料はバカを倒した後に食べようと思ったけど・・・倒した後だと身形は汚れるし、そんな汚れた手で食べるのは不潔だよな・・・」
「それに戦っている最中に攻撃が荷台に当たってこぼれてめちゃくちゃになってしまうかもしれないし・・・」
「この食べ物はバカの為に作られたけど、最終的に俺が倒して食べることになるんだから別に今食べても問題無いよな!」
何とビーマは洞窟の前でバカの為に用意されたご飯を食べ始めてしまったのです!
ブラフマンの妻が作った料理はクンティーが褒めるだけあってとても美味しく、口いっぱいに頬張ります。久々に沢山のご飯にありつけたビーマは、最早何の為にここに来たのか忘れるぐらい夢中になって食べ続けます。
一方、今日は沢山の食料と生贄が捧げられる大切な日。もう来ても良い頃だとだというのに、その生贄がまだ来ない事にイライラしていました。
すると何処からか物音がし、音を聞きつけて洞窟から出てくると何という事でしょう!一人のブラフマンが自分に捧げられる為の供物を自分の目の前で食べていたのです。
自分が出てきても背をむけながら平然と食べ続けているその姿にバカはカッと怒り狂い、ブラフマンに変装したビーマに襲い掛かります。
ですが、巨大な体で飛び掛かるものの、ビーマはまるで蝿を追い払うかのように食べながら片手で鬼をいなします。
次にバカは無数のパンチの雨を打ち下ろしますが、軽々と攻撃を躱しながら食べるのをやめません。
ならばとバカは近くにあった一本の木を根こそぎ引き抜き、ビーマに投げつけます。ですが、それでも食べることをやめず片手でその木を払いのけてしまいました。
ボウルいっぱいに入ったヨーグルトを飲み干したのを最後に全ての食事を食べ終えたビーマは、やっと満足したのか立ち上がってバカの方に振り向きます。
「いや、待たせてすまない。流石は母さんが褒めるだけあって美味しい料理の数々だった!」
「さて・・・お前をあの町から退治する時が来た。ヤマ3の世界へ行く手伝いをしてやろう!覚悟はいいな?」
ビーマの挑発ともとれる宣戦布告を口火にバカとの戦いが始まります。
バカは恐ろしく強く、戦いは思った以上に白熱し一進一退の攻防が長時間続きますが、それでもビーマの敵ではなく実力の差は歴然で、バカは何度もボロ雑巾のように何度も投げつけられます。
そして最後にビーマはバカの腕を掴み、倒れたバカの背中を膝に落としてまるで象がサトウキビを折るように背骨を砕き、真っ二つに折ったのです。
バカはその恐ろしい痛みに悲鳴を上げてぐったりと地面に倒れて絶命します。
すると、その様子を遠くからバカの仲間のラークシャサが見ており、バカの変わり果てた姿に仲間たちは静かにビーマの前に顔を出します。
「お前たちはこいつの仲間か?なら丁度いい。いいか、二度とあの町には手を出すなよ」
「これ以上あの町を困らせる様な真似をしなければ、お前たちには何もしないと約束する」
「だがもし、その約束を違えてみろ。こいつのようにお前たちも同じ運命を味わらせてやる!」
ビーマはバカの仲間たちに向かってそう忠告すると、仲間たちは黙ったまま深く頷き、彼らは町から離れるように森の奥深くへと帰っていき、二度と町へ戻ってくることはありませんでした。
ビーマはバカの死体を先程まで食料が乗っていた荷台に乗せて町に戻り、そしてバカの死体を町の入り口である橋のたもと前に置いて、ブラフマン夫妻が住む家へ戻りました。
荷車を夫妻の下に返し、バカを退治した主旨を伝え、誰がバカを倒したのか他の誰にも伝えないように頼みます。
そして久々の沢山の食事で食べ過ぎた事と久々に暴れて疲れた事もあってビーマは眠りにつきました。
翌朝、住民は町の入り口にバカの死体があることに驚き、これでバカの恐怖に怯えなくて良い日が来たのだと喜びます。
ですが、誰がバカを退治したのかと首を傾げ、気になった一部の住民が前日にバカの元へ食料を運ぶ番だったブラフマン夫妻に尋ねますが、ビーマとの約束があったのでこう答えました。
「泣いて困っている私達を見て、天界からやってきた神様が人の姿となって我々を助けてくれたんですよ」
「私はその方の言うとおりに食事を用意して、あの怪物のところまで行って退治してくれたんです」
「その方はもういませんけどね」
ブラフマンのいう事に首を傾げる住民ですが、何はともあれ・・・町に平和が訪れたことに変わりはなく、平和になった町とパンパンに膨れた自分のお腹を見て、にんまりと笑うビーマなのでした。
かなりの長文となってしまいましたが今日はここまで!
身内と認めると途端に甘くなりますが、敵と認識すると非情になる。
そんな怖い一面をもっていますが、そこがビーマの魅力なのかもしれませんね。
次回はとある旅人がパーンダヴァ達の下に訪れる事になるのですが、そこでまた彼らの物語が新たに進むことになります。
一体どうなることやら・・・。
それでは(・ω・)ノシ
※脚注
- 妖怪のこと。インド神話やヒンドゥー教では鬼人や悪魔の一族として描かれ、サンスクリット語では「羅刹」と音写され、仏教においては十二天の「羅刹天」の由来とされます。 ↩︎
- ヒンドゥー教において、生涯において渡る「人生の4つの段階(四住期)」若しくは「修行僧が集う僧院・道場」を意味します。今回は後者の意味を指します。 ↩︎
- インド神話における人類の始祖であり、冥界の神。最初の人間として生まれて最初に死に、死者が進む道を見出して死者の国の王となりました。仏教では閻魔大王の起源となった神様でもあります。 ↩︎
※参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%9E
https://ameblo.jp/indiastory-chieka/theme-10104959642.html
https://note.com/shantilifehiro/m/mf49ce1d60851
https://blog.yoga-kailas.com/%e3%80%8c%e3%83%93%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%81%ae%e9%ac%bc%e9%80%80%e6%b2%bb%e3%80%8d/
