THRILL SHOCK SUSPENSE #05
2023年1月 変わらない評価を受ける名作推理ADVを紹介 愛及屋烏
一柳和の受難シリーズ
雨格子の館 一柳和、最初の受難
奈落の城 一柳和、2度目の受難
氷の墓標 一柳和、3度目の受難
Continuation from last page. 05-2 https://no-value.jp/game/35852/
概要・2
『奈落の城 一柳和、2度目の受難』は、2008年3月6日に日本一ソフトウェアから発売されたPlayStation 2用ソフトで、推理アドベンチャーゲーム。
2007年に発売された『雨格子の館』の続編に当たる。
初回特典として「奈落の城ドラマCD 一柳和、混迷の序章」が同梱されている。
本作は従来の推理アドベンチャーと同様、「真犯人を特定し告発する」事を主たる目的とする。前作よりも「より多くの人物を生き残らせる」という特徴は薄らいでいるが、登場人物の生死でルートが分岐する事がある。
また前回と同様に「本来、殺される筈だった登場人物が生き残る」事によってもシナリオが変化していき、本作を特徴付けている。
2009年12月17日に新規要素が追加されたPlayStation Portable版『奈落の城 POTABLE 一柳和、2度目の受難』が発売。
新シナリオのねこ編、教授編、新イベントCG、Easy Modeが追加されている。
本作の予約特典として「奈落の城 PORTABLE 一柳和、2度目の受難 後日談ドラマCD 知らない台詞」が同梱されている。
あらすじ・2
一柳和は以前起こったある事件(前作)で知り合った俳優・高遠日織の誘いで、 ヨーロッパの山中にある彼の友人の城へ旅行する事になる。
高貴な貴族達、 その関係者との会話による緊張、 孤立した城という過去の事件を思い出してしまう場所、 更に城にまつわる因縁と呪いの伝承、その全てに困惑する和。
晩餐が終わり、皆が談話室に集まったところで突然の停電が城を見舞った。 その闇の中でしわがれた奇妙な声が響く。
――怨念が強くなってきておるのう…。
まさかのクソゲーオブザイヤー2008選出
『雨格子の館 一柳和、最初の受難』の続編の本作。
前作は手堅い作りで好評を得ていた。
しかし、今作では不条理な推理パート、 フラグ管理の甘さなどが目立ってしまった。
通称は『奈落』。 開幕投手を務めた『MAJORDREAM メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!』に 次いで登場した2008年度KOTY七英雄の2番手。
だが、結果的には七英雄の中では最弱と位置付けられている。
以下、選出時の要点を抜粋
- 基本的に動きが遅く操作性が悪い。
- 暗号を解いて仕掛けを暴く部分が何度もあるが、暗号が難しすぎでまず解読できない、よって総当りに。
- フラグ管理が出来ていないので、既に殺された人間が蘇ったりしていて話もできる、バグ多し。ついでに自分の死について聞くと「テキストがまだない」と表示され、萎える。
- サイコサスペンスでならいいけど推理物ではタブーなオチ。
- おまけにフローチャートがあるが意味なし、分岐はほぼゲームオーバー。
- グラにアイテムは埋もれてるため非常に見つけにくい上、 判定も小さいおまけに視点変更必須。
- 聞き込みしたいキャラが移動しまくるので探すのに時間がかかる。
- 迷路がクソ。何度も往復させられるのにマップもショートカットもない。 3D酔いする。
- 暗号がクソ。ヒントはあるが、十数部屋ある中から一個の宝石見つけるとかなめてんのか。
- 一分刻みのアリバイ表作成。なのに証言が曖昧。
- ルート毎にフラグ立ての為何度も同じ質問をしなくてはならない。
当時、目立つクソゲーが発掘されていない「日照り」の時期だったが故、 「テキストがまだない」のインパクトのみで担ぎ出され、 そのまま次点に選出されてしまった感は否めない。
まさにタイトル通り、「受難」というべきか。
総評・2
暗号と迷路、システムの難化はいかんともしがたいが、 致命的バグもバランス崩壊も辛うじて無い。
各々のキャラクター性は前作譲りで安定しており、 推理物として首をかしげる要素はあれどシナリオの出来自体は良い。
前作ファンであれば、シナリオ目当てに手にとって見るのも悪くないだろう。
後に出たベスト版では「テキストがまだない」やアルバムを含め、 整合の合わない箇所など、バグはほとんど解消された。 これから買う場合は廉価版をお勧めする。
その場合、難易度が上がっているので詰まったら素直に攻略サイトなどを見た方が良いかもしれないが。最悪、プレイ動画で済ませても良いだろう。
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