みなさんこんにちは!声に恋する。です!
今回は、これからの時期、冷たくすると美味しい「うどん」についての短編小説をお届けします。
イラストとともにお楽しみください。
それでは、本編へどうぞ。
———本編———
『うどん』。
それは、おおよそ日本人ならば誰もが知っている食べ物だろう。
真っ白な純白の麺。しっかりしたコシやツルっとした喉ごしが美味しく、
そこに「出汁」を合わせることで、ホッとする味わいを堪能することができる。
この物語は、そんな『うどん』に魅了された一人の男性の調理シーンである。
————――
「今日も…俺の戦いが始まる…最高に美味しいうどんを作る戦いが…!」
とあるアパートの一室。その台所には、並々ならぬオーラを纏った男性がエプロンをして立っていた。
ちなみに、エプロンに柄は無い。白い無地だ。
「今日のうどんも、最高の茹で上がりにしてみせる…待っていろ…美味しいうどん…!」
男性の目の前には、茹でる前の生のうどんがあった。
特別、高級なわけではない。スーパーで買えるうどんである。
「昨今は、電子レンジで作れるうどんも増えた…確かに、それは楽であろう。
しかし!!うどんは…茹でるものだ…!!そこは譲れない!!
最高の食感のために…最高の茹で上がりを!今日もしてやろうじゃないか!」
ここで、皆さん疑問に思っただろう。
『うどんを説明通りに茹でれば普通に美味しいのでは?』と。
ナレーションをしている私もそう思う。
「否!!それは否!!!」
…ナレーションにツッコミをいれないでください。
「いいや、言わせていただこう!!うどんを茹でる…。それは、己の技量との勝負なのだ!!!」
…はぁ。
「ふっ…その呆れ声…すぐに感動の涙声に変えてやろう…では…調理開始!!」
そうして、男性のうどんとの戦いが始まった。
「まずは、たっぷりのお湯を用意する!一リットルくらいが目安だ!
多めのお湯で茹でることで、程よく麺の塩気が抜けて美味しいうどんに近づく!」
「そして、お湯が沸騰している状態になったら…優しく、うどんを投入する!
そして!!ここで慌ててはいけない!!!
すぐに菜箸などでほぐすと、うどんがちぎれてしまう!!台無しだ!!」
「うどんが軽く浮いてくるまでしばし待つこと…!慌てるな、忍耐だ!!
…よし、浮いてきたな!!」
「この段階から、優しくうどんを混ぜる!ちぎれないように、かつ、うどん同士がくっつかないように!!腕の見せ所だ!!」
「お湯は常に沸騰させて…火力は中火くらい…。そしてうどんによって茹で時間は違う!
あらかじめ袋の表示時間を確認しておくこと!!」
「…きた!このタイミングだ!!うどんをお湯ごとザルにあける!!
ここで火傷(やけど)をしないように注意だ!!
そして…すぐに流水でうどんを洗う!ぬめりとうどんの表面についた塩気を洗い流すこと、冷水でしっかり冷やすことでコシが増す!!」
「…よしっ!!うどんの茹で上がりだ!!出来栄えは…」
…あ、終わったみたいですね。
男性は冷やしたうどんを一本手に取ると口に含み嚙み締めた。
「…!!!こ、これは…うまぁぁぁぁぁぁい!!!」
どうやら男性は、美味しくうどんを茹でることができたようだ。
目に涙を浮かべ感動している。
「…ふっ…今日も美味しいうどんを…茹でることができた…。
はっ!そうだ、うどんが伸びないうちに…!」
男性はうどんに合わせた特製のめんつゆを用意し、うどんを器に盛ると上から適量かけた。
「これに…薬味の生姜とネギを少し乗せて…完成だ!」
こうして、男性のお昼ごはん「ぶっかけうどん」が完成した。

「はぁぁぁぁ~…今日のぶっかけうどんも…美味い…!!まさに至福の時!!
…だが、まだまだ俺のうどんへの探求心は終わらない!!
次は、うどんの産地を変えてみるか…!!」
男性は、うどんへの飽くなき探求心を持ち続けているようだ。
その旅路は、これからも続くのだろう。
最後に。
私の好きなうどんは、カレーうどんです。みなさんはどんなうどんが好きですか?
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