なんでもごみばこ

調書には、こんなことが書かれていた。
到底、信じられることではない。
私も長く刑事をやっているが、こんな事例は前例がない。こんな非科学的なことが起きるはずがないと思った。

だが、それでも調べなければいけない理由は、最近起きた一つの事件だ。
海で、五体を失って胴体だけになっている死体が上がったのだ。
殺人事件として捜査を進めた結果、犯人はあっさり捕まった。
しかし、ここからが問題だった。犯人が何も知らないというのだ。

私はなんとなく、その人が嘘をついているかどうかはわかるのだが、その犯人が嘘をついているようには思えなかった。
だが、集めた証拠を何度見ても、やはりこいつが犯人であることには違いない。

そこで、犯人が動いたルートを辿ってみたときに、謎のゴミ箱を見つけたということだ。
このゴミ箱について情報を募ったところ、妙に具体的な話をする人がいたので、話を聞いてみたら、このような話をされた。

この話が事実だとするなら、一つの物語が出来上がる。

まず、犯人が偶然ゴミ箱を見つける。
そして、その効果を確認したときに思いつく――これを使えば、死体を完全に消し去ることができる、と。

犯人と被害者の関係は、会社の上司と部下の関係であり、あまり仲は良くなかったと聞く。
皆が退社した後に殺害し、車に乗せてゴミ箱のもとへ向かった。
そして、ノコギリのようなもので五体を切断した。
ここまでは、うまくいったのだろう。

ただ、切断した五体をゴミ箱に入れ、最後に胴体を入れようとしたときに、ゴミ箱の投入口に入らなかった。
慌てた犯人は、胴体だけを持ち、車を走らせて近所の海に捨てた。
最後に、自らの記憶を捨てて終わり、という話だ。

ただ、こんな馬鹿げた犯行が実行可能だったとして、最大の問題が残る。
誰が、何の目的で、このゴミ箱を設置したのかということだ。
明らかに、今の人間の科学技術で作成不可能なことはわかる。
つまり、地球外からやってきたとか、そういった類の何者かが設置したと推測できる。
……こんな頭のおかしいことを考えるなんて、私は疲れているのかもしれない。

それからすぐに、あのゴミ箱への道は封鎖された。
私はこの事件を調べるにあたって、何度もこのゴミ箱の前に立ったが、なぜか無性に何かを入れてみたくなった。
これがこのゴミ箱のせいなのか、ただの好奇心なのか、私にはわからなかった。

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みき

気になったことを自分の意見も交えつつ記事にしていきます。 (内容は種類にこだわらずやっていきます)

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