座敷童との幸せな時間 10章 青年つむぎ

 受験真っ盛りの時期に俺は合格発表を見に行った。行きたい高校はIT関係に詳しい高校だ。

 因みに俺つむぎはみんな俺と一人称へ変わっていくことがわかり、俺も「僕」という言葉とお別れした。

 必死の勉強の甲斐があって合格できた。

 春からIT関係の高校に通うことになった。横にいるまやも喜びの表情を見せた。

「合格できたよ!つむぎくん!」

「俺もだよ!二人で合格できて良かったな!まや!」

 そう、まやも俺が志望している同じ高校に受かったのだ。

 俺たちはすぐに親へ連絡してから自宅までの電車に乗り、ウキウキ気分で帰っていった。

「みんな!ただいま!!」

 家族のみんなは大喜びだった。今夜は合格祝いのパーティをすることになった。

 じいちゃんもばあちゃんも大喜びだった。

「たくとも素直につむぎの合格を祝えばいいのにねえ・・・。」

「受験に落ちてもう一回通うために頑張ってるんだ・・・。」

 そう、あのたくとは受験に落ちてバイトの日々を送っている。しかもバイト先でも問題を起こしたらしい。それも2回も辞めたと聞く。

 詳しくはわからないが、神様に天罰を下されたんだろう。

 今後は自分の力でもう一度這い上がって欲しい。それが今俺が願っている義兄への願いだ。

 ふとたくとの心配をしていた時にあおいの顔が浮かんだ。あおいは友達みたいに俺と関わってくれたんだ。お礼を言いに行かないと。

「ごめん、じっちゃん!ちょっと行ってくる!!」

「えっ?どこ行くんだい?」

「ちょっと友達にお礼申し上げてくる!」

「晩飯前には帰ってくるんだよ!」

 俺は急いである場所へ向かった。目的地の古くて大きなボロボロの屋敷に着いた。そう、あおいの家だ。

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イッチー

 アニメやマンガに、ゲームに小説を読むのが好きです。色々なイラストを描くのと少しビターな小説を描くのが得意です。イラストは小さい頃から描いてて凄く好きです。小説は登場人物が思い通りにならない話を書いたりするのが好きです。

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