や、どうも。元気してますかーじゃないわ。今度は何だ。確かにいつも通りっちゃいつも通りだけど。
白い部屋だけど。何無駄に開放感ある感じになってんの?何で無駄に広い感じになってんの?
こんなんじゃ誰も来ないしむしろ呼べないよ?いくらうちの子でも呼べないよ?
大丈夫―――
🚪『(トントン)』
え、来た…え、マジで…?呼んでないよね今日…。ってかあれだよ、呼ぶってなったら
いつもラインで事前に話してるんよ、その子にさ…。自分としたことがビックリしてドアが白くなったことに
気が付かなかった…。最初からその色でいいのに―――
🚪『(トントン)』
……すまん誰?
『いや、私だよ!私私!』
『そんなビックリしないでさ~(笑)』
……はいどうぞ🚪(開)
『お邪魔しま~す!わぁ…すごい広い!ひょっとしたら私の事務所よりも広いんじゃない?』
主『そら当たり前やワイの部屋なんだから』
『主さんの部屋!?』
主『まあ…そういう体でやってるけど』
『体って言っちゃうんだ…(苦笑)』
主『はい…。じゃあ簡単に自己紹介をどうぞ…』
『自己紹介かぁ…。久しぶりだから緊張するなぁ』
『オルペです!好きなものはとくにないけど…今の世界に変わってからは車に乗る機会が増えたから
走ることが楽しくなった感じ、かな?』
オルペ『向こうのみんなもよろしく~!』
主『この前呼んだ奴といい何で読者のみんなにも挨拶すんだよ…』
オルペ『この前?ってことは、すでに誰か来てるんだね』
オルペ『まさかユーリちゃんとか?』
主『んにゃ、正解』
オルペ『へぇ…まあ、どんな話をしたかは敢えて聞かないでおくとして…』
主『(ジー)』
オルペ『えーっとー…何?』
主『いや何で来たのかなって』
主『呼んでないのに』
オルペ『あ…あっははは…ごめんごめん、ビックリさせちゃって』
オルペ『昨日主さんとラインしたあとにユーリちゃんに呼ばれてさ~』
主『ああ…。まあよく走ってるしな』
オルペ『うん、そうなんだけど…。なんか、やけに深刻そうだったからどうしたのって聞いたんだよ』
オルペ『そしたら、今いる場所とはもうじきお別れだから話せるうちに主さんと話してこいって』
主『うぅ……あいつは…どこまで…どこまで優しいんだ……。涙が…で、出るZE……』
主『んで?それだけ?』
オルペ『うん、それだけ。話す内容とかはまあ、ユーリちゃんの話から大体察しはついてるけど』
オルペ『次の場所について、だよね?』
主『それもそうなんだけど』
オルペ『?』
主『……いやいい後でで』
オルペ『…?よく分からないけど…まあいいや!』
オルペ『私たちは主さんと一緒に新しい場所に移ろうかなぁって考えてるけど…主さんは?』
主『…まあ自分もそうしようかなって』
オルペ『ほんとに!?』
主『だってそら世界観変えてから全然経ってないし請けられてない依頼だってあるし…あるよね』
オルペ『…う、うん!もちろん!』
主『まあ言うて自分も君たちの世界を終わらせる気はないからな』
オルペ『…主さん…』
オルペ『じゃあ…新しい場所でも、みんなと…主さんと一緒にいられるんだね』
主『ん、そゆこと☆』
オルペ『でも…お話できる場所が変わるってだけなのに不思議とさみしさがあるのって何でだろう…』
オルペ『世界は終わらないって分かってるのに…』
主『…それだけ付き合いが長かったってことじゃないん?』
オルペ『うん、そうかも…。ずっとそばにあったから、知らない間に愛着が湧いちゃったんだと思う』
オルペ『それが、大人の都合で急に無くなっちゃうんだもん…。
さみしいのは主さんも私たちも一緒だと思うよ』
主『自分もさみしかったな…。ちょっと前までは』
オルペ『…そっか』
オルペ『…今こうして私とお話出来てるってことはたぶん…付いたんだね、整理が』
主『まあ付いてなかったらこんな話せんわな』
オルペ『あはは、それもそうだね(笑)』
オルペ『ほんとに一時期は大変だったなぁ…。世界が終わるかもってみんなあたふたしてたのに』
主『良かったやん』
主『今いる場所から離れる程度に収まって』
オルペ『だよね…。いやー…ディードちゃんには感謝しないと』
主『今までみんなが揃って警戒するほど危険な奴だったのに急に味方の動きしはじめた奴の話やめてもろて』
オルペ『でもあの子が動かなかったらあのまま世界が終わってたかもだから…
何とも言えないかなぁ』
オルペ『けど、世界が終わらずに済んだのはディードちゃんのおかげだし、
そこは素直にありがとうじゃない?』
主『まあそうだけど』
オルペ『…何はともあれこれからも一緒にいられることは決まってるから
私からもちょっとだけ…いいかな?』
主『なんや』
オルペ『…これからもよろしく!』
主『あー…』
オルペ『え、ちょっ…主さん?』
主『あああああああああああああああああああ!!!!!!!』
オルペ『いやちょちょちょちょ!!!!?』
オルペ『大丈夫!!!?』
主『いや何ともないけど』
オルペ『いや怖いんだけど!!!?私で良かったら相談乗るよ!!!?』
主『いや平気平気』
オルペ『なら良いけど…。…いや良いのこれ!!?』
主『うるさいなぁさっきから…。何なん?』
オルペ『そっくりそのままお返しします!!!!』
主『だから平気やって』
オルペ『全然そんな感じしなかったけどね!!?』
主『……で』
オルペ『…?』
主『もう一つ話したかったこと言ってもよき?』
オルペ『う、うん、いいけど』
主『…FDの件なんだけど』
オルペ『そういう話は自分たちで何とかしろってラインで言ってたよね!!?』
主『いやイメチェンすんのは別に自由よ』
主『自分が言ってんのはそれを『してもいいか否か』を
主に聞くのは違うんでねえのって話』
オルペ『あー…。確かに、車をマイナーチェンジするか否かは私たちの自由だもんね』
主『やろ?』
オルペ『うん…。ちょっと何でもかんでも質問し過ぎてたかも』
主『…でどうなったん』
オルペ『…主さんにも話したみたいに、軽量化のためにフロントバンパーを純正のやつに換えようと思って
ユーリちゃんに相談したんだけど』
主『けど?』
オルペ『…単体で見たら純正のほうが軽いけど車に付けるってなったら今のバンパーのほうが
軽いって言われて…』
主『草』
オルペ『笑えないよ!!?』
オルペ『フロントを軽くするためにやろうとしたことが全部真逆だったんだから!!!』
主『けどあいつのことだから良さげなエンジンやら何やら手配してくれてるんちゃうん』
オルペ『うん。そこは全然問題ないけど…ちょっと不思議でさ』
オルペ『今のフロントバンパーのほうが軽いのに何で走りにくかったんだろうって』
主『慣れすぎ』
オルペ『ユーリちゃんもそれ言ってたけどほんとかなぁ…』
オルペ『性能に慣れたら逆に車とお話出来てる証拠だからより走りやすくなると思ってたんだけど』
主『エンジンはあれから載せ替えた?』
オルペ『まあ、うん。合うエンジンを見つけたら勝手に載せ替えて走ってまた替えて、って感じで
繰り返し繰り返しやってるけど』
主『じゃあやっぱ慣れだな』
オルペ『そういうことなのかなぁ…』
主『でも良かったやんイメチェン出来て』
主『新しい見た目に慣れて経験積むのも一つだと思うし』
オルペ『けどFDはFDだから、全く新しい車ってわけでもないし』
オルペ『…でもまぁ、主さんも慣れすぎだって言ってたし、新しいバンパーに頑張って慣れてみるよ』
主『そこでまた走りにくくなったらまたバンパーを…』
オルペ『いや、さすがに換えないよ!?(笑)』
オルペ『今のやつよりも純正のほうが重みはあっても走りやすさとかは全然違うだろうし!』
主『エンジン次第』
オルペ『そうなんだよね~…。結局そこに行き着いちゃうのが何とも言えないっていうか』
オルペ『けど、私が言ったことだし…。自分の言葉にはちゃんと責任持たないとね!』
主『なんかアビスみたいなこと言ってる』
オルペ『ほんとに?(笑)』
オルペ『でも確かにアビスちゃんなら…ちょっと言いそう(笑)』
主『そういうキャラだからな』
オルペ『だね(笑)』
主『…もうすぐ時間』
オルペ『あっ、そうなんだ!時間がちゃんと決まってるんだね!』
オルペ『うーん…話せて大体1時間半とかなのかな?』
主『まあそんくらいかも』
オルペ『意外と短いんだねぇ…。まあ、話してたらそれくらい経っちゃうか(笑)』
主『せやな』
主『…結局FDはどうなってるん?』
オルペ『さっきユーリちゃんと近くのガレージに持っていったよ』
オルペ『5~6日で戻ってくるってさ』
主『さよか』
オルペ『うん!』
主『走ったら感想聞かせてもろて』
オルペ『うーん…じゃあ、どうせだからここで話そっかな~(笑)』
主『喜んで』
オルペ『ほんとに!?ありがとう!!』
オルペ『じゃあ、もう時間だから帰るね!』
オルペ『ここに車が置けたら持ってくるから!楽しみにしてて!』
主『いや置けない置けな―――』
🚪『(バタンッ)』
主『………話を最後まで聞いてから帰ってもらえるかな』
