や。どうも。今日は訳あって一日ここに籠ることになったわけだけどやっぱり誰も来ない。
呼ばない限りは誰も来ない。そう。それが当たり前なんだよ。
呼ばないと来ないんよ、誰も。昨日モノリスが来たのがイレギュラーだっただけで―――
『―――⚡⚡⚡⚡』
…なんかまたエンジン音的なもんが…。ってか何で来れるの?何で場所知ってんの?
GPSでも付けてんのか?
🚪『(トントン)』
…なんだ、誰だ。昨日も言ったけど呼んでないからな。連絡もしてないからな。
大体探偵が泥棒みたいなことしてどないすんねんって話……
いや、待って。この音まさか…
『―――お~い開けてくんろ~』
『―――私だよ私~』
……開いてるが…
『―――あ、マジで?そうならそうって早く言ってよ~(笑)』
🚪『(開)』
『―――ちゃーす!』
主『うんですよね』
主『ですよね、分かってたけど』
主『ってかエンジンの音で分かったわ』
『耳良いんだな~…モノリスには及ばないけど』
『まあ、載せ替えてるとはいえ分かりやすい音してるし~』
主『確かにな』
主『ということで自己紹介』
『自己紹介!?』
『え、知ってるよね私の名前?』
主『読者のみんなは知らん』
『読者?』
『よく分からんけど…まぁ、向こう側に誰かがいるってことでやるか~』
『エックスで~すよろしく~』
主『………』
主『……あ、終わり?』
エックス『いや~、自己紹介なんてそんなもんじゃん?』
エックス『好きなものとかそういうのを今更言うのもあれっしょ?』
主『そうだけど…』
エックス『え~不満?』
主『いやべつにいいけど』
エックス『ふーん』
主『…じゃあすまんけど相棒について聞かせてくれ』
エックス『相棒って…あ~、乗ってるやつのこと?』
エックス『別にただのハチロクだよ~』
主『はあ~…あれが』
エックス『…何だよ』
主『エンジンを日に日に載せ替えてモノリスと互角くらいになったあれが普通だと申すのか』
エックス『エンジンは別にみんな載せ替えるじゃん』
主『そりゃそうだけどさ』
主『にしても速いよねっていう話よ』
エックス『…ま、よく分かんないけど☆』
主『ボンネット真っ白にすんぞ』
エックス『いやそしたら車重重くなるじゃん!?』
主『…確かお姉ちゃんにおねだりして買ってもらった背景があったような気がしたけど』
エックス『最初は呆れてたけどな~』
主『…ハチロクって時点で普通ではないよね』
主『まあお前さんは免許取れる年齢ではあるけど(18)』
エックス『…そんなおかしいか?』
主『いい意味でな』
エックス『私はお姉ちゃんとセブンが一番おかしいと思うんだけど』
エックス『お姉ちゃんはお姉ちゃんで最初は呆れてたのに今では陰で手入れしてくれてたりとか』
エックス『セブンもセブンで車種おかしいし…』
主『車に掛けた名前を君たちに付けた自分も大概おかしいと思う』
主『お姉ちゃんがアールで真ん中の妹ちゃんがエックスで一番下の妹ちゃんがセブンで
三人合わせるとRX-7っていう…』
エックス『…じゃあ今からでもFDに乗り換えよっかな~』
主『自分から設定崩しにかからないで』
主『…でどうなん』
エックス『どうって言われてもな~』
エックス『そんなに大して速くなってるわけでもないし…』
エックス『まあ、モノリスに貸してあげたときはビックリしてたけど(笑)』
主『そらビックリするわ』
主『MR-Sとハチロクって扱い方が全然違うから』
主『あと単純にハチロクなんて今走ってないし』
エックス『マジで!!?』
主『走ってたとしても新型でしょ』
エックス『あ~…。そういや新型のハチロクって見たことないな』
エックス『うちの世界にいる警察で私と同じ車種に乗ってる巡査さんがいるのは知ってるけど』
エックス『何なら一回依頼頼まれて一緒に走ったし』
主『レビンの方ね』
エックス『そだよ~』
エックス『…あ、私はトレノな~』
主『…レビンに乗り換える気は…』
エックス『いや私のハチロクお姉ちゃんに買ってもらったやつなんだけど…。
ってか、トレノとレビンの違いってライトくらいしかないじゃん』
主『圧倒的に知識が足りてない』
エックス『リトラクタブルか普通のヘッドライトかで区別は付くくない?』
主『形的にはそうだけど…エンジンとかさ』
エックス『?』
主『お前さんのハチロクに積んであるエンジンってどんなもんか知ってる?』
エックス『うーんざっくり聞いた話だけど』
エックス『本格的なレース用のエンジンで本気で走ればざっと1万くらいは余裕で回るとか…』
主『どこがただのハチロクや』
主『全然普通じゃないやんけ』
エックス『あっ…』
エックス『…私が知らなかっただけで、ポテンシャル高かったっぽいな~、なんちゃって☆』
主『ボンネット真っ白の刑』
エックス『だからそれだと車重上がっちゃうじゃんって!!』
エックス『何のためのカーボンだと思って…』
主『軽量化』
エックス『分かってるなら真っ白にしようとしないでよ…』
主『…まあ一番おかしいのはセブンだと思いますまる』
エックス『それな~…。ってかちらっと触れたけど、車種がまずおかしいんだよね』
エックス『S14だよ?』
主『…実際雨には不向きだと思うけどな』
エックス『それをやっちゃうんだよ…あいつはさ~…』
エックス『しかも渡したのがお姉ちゃんっていうのが…』
主『とんでもない支給品で草』
エックス『セブンが雨が好きってのもお姉ちゃんから聞くまで知らなかったし』
主『晴れの日の練習はしてるの?』
エックス『あ~…。忘れてるんじゃね、たぶん』
主『雨以外本気出せませんはちょっとヤバいんでねえの…?』
主『それだったら黄色いFDの子にも勝てんまま終わるけど』
エックス『基準あの子なのな…。あ、それで思い出したけど』
主『なんや』
エックス『イメチェンするって話で盛り上がってたけど、どんな感じになったん?』
エックス『私まだ走ってないんだよね~』
主『エアロパーツをマツダスピード製から初期型の純正仕様に変えた』
主『ついでにそのスペックに見合うようにタコメーターとエンジンを新しくした』
エックス『およ、それって軽いバンパーから重いバンパーに付け替えたってことだから、
前より戦闘力下がってそうだけど…』
主『重くなったバンパーの影響で前に行きがちな重心をタコメーターで補ってるから
前よりも速いらしい』
エックス『は!!?』
エックス『え、いや…こ、こわ!!?』
主『なにが』
エックス『いや怖いじゃん!!?』
エックス『握力下がったと思ったら計りが壊れて上の数値行ってましたみたいなことっしょ!!?』
主『ようわからんけど』
エックス『分かれよ!!』
主『…そっちのハチロクはマイナーチェンジする予定とかは』
エックス『ないかなぁ…。エンジン載せ替えるだけで十分速いし』
主『レース用のエンジンにね』
エックス『エンジンに対するこだわりがとんでもない…』
主『まあお前さんのハチロクは普通じゃないってのが分かったんでとりま帰ってもろて』
エックス『え、もう?じゃあね~…う~ん…』
主『…いや何してるん』
エックス『ほら、主さん一日ここにいるんでしょ?だからさみしいかなと思って…もう一人呼んどいた☆』
主『…え、は?』
エックス『じゃ、もういい時間だし帰るな~』
エックス『元気でいろよ~👋』
主『い、いやちょっ…』
🚪『(バタンッ)』
主『…………』
主『…マジ誰呼んだし……。出す奴出しただろ…。
まあいいや、待つか…』
