や、どうも。はて。今日も今日で誰も呼んでないわけだが誰が来るのやら。
自分としては今まで空気だった奴が一人来てもいいくらいだけど、
呼んでないから本来は誰も来ないはずなんだよな。
本来はな。
なのに何故かこの部屋の場所を知ってるっていうこの変な違和感―――
🚪『(トントン)』
…あい…
『―――もしも~し!主さんのお部屋ですか~?』
主『…そうだが…』
『―――なんと!ではでは、ちょっと失礼☆🚪(開)』
『―――まあ!なんという開放感!』
『当たり前ですけど、私たちの署とは全然違った趣があるというか…』
主『…ああ貴様か…』
『?』
主『誰だろって思ったら…あー…』
主『いやいいよ、嬉しいから』
『なんと!ありがたいお言葉!』
『私たちも私たちでちょうど主さんとお話したいなぁと思っていたので…手間が省けました☆』
主『とりま自己紹介して』
『?自己紹介…主さんは私たちの名前から性格から愛車から把握済みでは?』
主『いや読者のみんなは知らないから』
『読者?うーん…よく分かりませんが、お望みとあらば☆』
『私はカリウスくんの警察署にて巡査を務めている无(ナイ)と申します!以後お見知りおきを♪』
主『妹ちゃんは?』
无(ナイ)『ああ、梦(メア)ちゃんならパトロールという名目で走り込みに行きましたが…なにかご用ですか?』
主『いや聞いてみただけやけど…。ってかパトロールする場所なんてどこにもないやろ』
主『こんなときなのに』
无(ナイ)『うーん…梦(メア)ちゃんのことですし、単なる暇潰しではないでしょうか?』
无(ナイ)『最近は業務やオフィスの清掃も忘れてアイヤーしているだけなので…。
そのたびにカリウスくんによく怒られてますねぇ…』
主『アイヤー』
无(ナイ)『アイヤー…。箒はヌンチャクではないですよ、と本人にも言っているはずなんですけど…』
主『ランエボは仕事道具だってことも伝えたほうがいい』
无(ナイ)『いえ、そこは心配ないかと!』
无(ナイ)『その点においては、梦(メア)ちゃんもよく分かっていると思うので☆』
主『全てにおいてよく分かってないと困るんだよな』
无(ナイ)『ノー!へんてこさも個性なので、あまり言うと自棄になって自分と箒を見失ってしまうかと存じます!』
主『いや箒まで見失うなよ』
主『…でさ』
无(ナイ)『?』
主『なんで来たん』
无(ナイ)『…?いえ、ですから主さんとお話がしたくてですね?』
主『最後だから?』
无(ナイ)『はい、もちろん☆まあ、主さんと私たち…それと他の世界の子たちがいろいろ話せる場が
今の場所ではなくなるというだけの話で、私たちの世界が終わるわけではないのであまり心配する必要はないと思いますが…』
无(ナイ)『とりあえず、この場を借りてお礼が出来ればと!』
主『なんかみんな言ってんなそれな』
主『いいじゃん自分も君らも新しい場所行くんだし』
无(ナイ)『ノー!お礼というのは一度にしすぎると毒ですが、
こういうイレギュラーなときにこそしっかり伝えるべきかと!』
主『…そういうもんかね』
无(ナイ)『もちろん!お礼は時と場合を弁えさえすれば何度でも言ってオッケーなので♪』
主『暴論が過ぎる気がせんでもないけど』
无(ナイ)『まあそこは読者の皆さんの意見に委ねるとして…まず私から一言言わせてください』
无(ナイ)『今の場所に来てから5~6ヵ月くらいの間でしたが…お世話になりました!』
无(ナイ)『新しい場所でも、私たちをよろしくお願いしますね~☆』
主『…こんな軽いお礼が今まであっただろうかってくらいスッカスカなありがとうだったわ』
无(ナイ)『大丈夫(ポジティブシンキング)!お礼に総量はないので、伝われば何の問題もないかと☆』
主『最近どうって話がしたいのになんか不完全燃焼な…』
无(ナイ)『ふふふ…。そういうと思って、実はもう一人仲間をお呼びしました☆』
主『はァ!!!!?』
无(ナイ)『少しお早いですが、私はこれで失礼するので、しばしお待ちいただければ幸いです♪』
无(ナイ)『それでは主さん、新しい場所に行ってもよろしくお願いしま~すっ☆』
主『あ、え、ちょっ……』
🚪『(バタンッ)』
主『……なに、何だ、何なんだほんとに…。まあ待つけど(えらい)』
主『まともな奴だと一番嬉しいんだが』
