主『イルミネーションを裂く雷とともに、ネコ、ついに降臨!目を逸らすな、現実だ……』
主『ん?キャラがおかしいって?そりゃおかしくなるって、あんな早く帰られたら…』
主『…で、誰が来るんだ次は』
🚪『(トントン)』
主『…開いてるが』
『―――🚪(開)』
『―――久しぶり』
主『!!!?』
ユーリ『……巡査の人に呼ばれてきた』
主『救世主が来た…。いろんな意味で……』
ユーリ『……私にとってはあんたのほうが救世主だと思うけど』
主『おぉ…。この違いよ』
主『さっきがまるで嘘みたいな…』
主『……で何で来たの』
ユーリ『……ありがとうを、言いに来た』
主『その言い方やめて泣いちゃう』
ユーリ『…まあ、実際終わりだけど……完全な終焉りじゃない』
ユーリ『……みんな知ってるだろうけど、場所が変わるだけだから』
主『まあなあ…』
ユーリ『……さみしいの?』
主『いいえ!!?』
主『言い方があったかくて心に来てるだけや!!!!』
ユーリ『フッ……。相変わらず変な奴』
主『悪いな変な奴で!!!』
ユーリ『……けど、あんたがいなかったら私もずっと独りだったし居場所ももらえなかっただろうから……。
だから、感謝してる』
ユーリ『前にも話したかもしれないけど……あんたの世界も、何だかんだ悪くない』
ユーリ『ここには馬鹿で間抜けで優しくてあったかい奴らしかいないから、この世界に来れて良かったと思ってる』
ユーリ『…あんまり私が言う言葉じゃないけど…これからもよろしく』
主『…もう君が主人公でいいよ』
ユーリ『…違う』
主『?』
ユーリ『……この世界には、主人公なんてかっこいい奴はいない』
ユーリ『……いるのは、信念と思いと覚悟がある奴ら』
ユーリ『…そいつらがただ、世界の法則に則って速い奴に乗って走ってるだけ』
主『言動が主人公のそれなんだよ』
主『ってかそっちは時間的に大丈夫なん?』
ユーリ『問題ない』
ユーリ『オルペには、少し抜けてくるって伝えてあるから』
主『……そっか今一緒に走ってるんだっけ』
ユーリ『…まあね』
主『勝ち負けは』
ユーリ『初めから決めてない…。ただ、思い出作りの一環ってだけ』
主『ああああもうもう……』
ユーリ『……何?』
主『優しさが隠せてないんだよなあああああってええええええええ』
ユーリ『……大袈裟』
ユーリ『…もし世界が終わるって話になってたら、結果は最悪だったかもしれないけど』
ユーリ『……けど、今いる場所から離れる程度に収まったのは紛れもなくあんたの頑張りのおかげ』
主『…なんかしたっけ自分』
ユーリ『…新しい場所に行けるようになったのは、主さんが回した意見書のおかげもあるんだよ』
ユーリ『…だから…『あいつ』の考えも少しだけ変わったのかもしれないしね』
主『あいつが誰なのか一発で分かっちゃう自分がこわい』
ユーリ『…車種で言うと私と同じような色のスープラ』
主『うんですよね』
主『分かってたけど』
ユーリ『……きっと、あいつも同じ考えだったんだと思う』
主『?』
ユーリ『…私たちとまだこうやって馬鹿をやりたいから、新しい場所に行けるように
裏でいろいろしてくれたのかも』
主『最初はめっちゃ危険な奴だったのにな』
主『急に味方っぽい動きしちゃって…』
ユーリ『……あんたのおかげ』
ユーリ『言っとくけどお世辞じゃない』
主『いや…まあね…そりゃ…えへへへ……』
ユーリ『気持ち悪い』
主『上げて落とさないで』
ユーリ『…次の場所でも、こうやってお話できたらいいね』
ユーリ『……あいつらとも、また会いたいし』
主『あー…そっか』
主『世界観的に各々が探偵事務所構えてるからみんなで集まれないんだっけ』
ユーリ『……私は別にそれでもいいけど』
主『お?』
ユーリ『別々に事務所があっても、依頼内容とかが同じだったり帰り道にばったり会えば一緒に走ったり
近況を話せるから』
主『あー…思えばそういう感じだったな』
主『前は依頼受けてたから高速で鉢合わせたら手柄取られないようにって勝手に一緒に走る感じになってたし』
ユーリ『……私的にはそれが楽しかった』
ユーリ『いろいろ…騒ぐものがあったから』
主『その言い方だと探偵の血じゃないほうの血が騒いでるふうに聞こえるからやめてもろて』
ユーリ『……改めてになるけど』
主『なんや』
ユーリ『……ほんとにありがとう』
ユーリ『それと……これからもよろしく』
主『―――』
ユーリ『……そろそろ時間』
主『すまん忘れてたわ』
ユーリ『……じゃあね👋』
🚪『(バタンッ)』
主『……どこぞの妹ちゃんよりも好きかもしれんあいつ……推せる……』
