今回は、私が人生で初めてハマった少女漫画作品を紹介したいと思います。
私は少年漫画(ジャンプ、マガジンなど)の作品に惹かれがちな傾向にあります。
少年漫画はだいたいの作品が「友情」「努力」「勝利」の要素を軸に描かれており、登場人物が仲間やライバルと切磋琢磨しながら成長していく物語が多いのですが、少女漫画は「恋愛」に全て振り切っているというイメージがあり、個人的に少し苦手な印象を持っていました。
けれど最近新しくハマった作品が少女漫画だと知り、そのイメージが一気に覆りました。
少女漫画雑誌「花とゆめ」にて連載中の『多聞くん今どっち!?』という作品です。
好きな声優さんがSNSでこの作品について何度か触れていたこと、アイドルものということで興味を持ち、アニメを見てみたら一話からとても面白く、あっという間に全話一気見してしまいました。
『多聞くん今どっち!?』の魅力について、詳しく紹介していきます。
【あらすじ】
主人公の木下うたげは、大人気アイドルグループF/ACEのセンターで絶対的エースである福原多聞の熱狂的なファン。ある日、家事代行バイトで訪れた家が、推しの多聞が住んでいるアパートだった。
しかしそこでうたげが見たのは、堂々としたアイドルの姿とは真逆の、超ネガティブで根暗な多聞の姿。
同一人物とは思えない彼の素顔を知ったうたげは、ハウスキーパーとして多聞を支えることを決意する。
【作品の推しポイント】
1,うたげと多聞の関係性
うたげがきちんとファンとして線引きをしていて、多聞の素の姿を見ても幻滅したり失望したりせず、ありのままを受け入れたうえで生活面だけではなく精神面も優しくサポートをする姿が頼もしく、まさにファンの鑑です。
相手が推しなのもあって、多聞に対する感情が「推し」としての愛情なのか
「恋愛」としての愛情なのかはっきりと定まらない(定めないようにしている)ところも好きです。うたげは多聞に救われ、多聞もまたうたげに救われ成長する。「恋」という言葉では片付けられない、アイドルとファンだからこその二人の絆がとても良いんです。
2,多聞の成長
たくさんのファンの期待を背負って常に強いプレッシャーを感じ他人に心を開くのが難しかった多聞は、うたげとの出会いをきっかけに自身のアイドルとしての誇りやプライドを再確認したり、今まで知ろうとしなかったメンバーのことを
知ろうと自ら歩み寄ったり、メンバーの悩みや抱えているものを理解しようと
行動に移すようになります。うたげに支えてもらうことで少しずつ自信が持てるようになり、人としてもアイドルとしても成長していく多聞に心打たれます。
3,共感できる主人公
うたげと多聞、二人の主人公の「完璧ではない人間らしさ」が私は好きです。
うたげは普段は面倒見の良いお姉ちゃん気質な性格ですが、推しに関してはオタク全開。多聞は表の顔とは違う素顔を持っていて、本当はネガティブで繊細。
この二人が持つ二面性は、多くの人が共感できると思います。完璧ではなくどこか綻びや欠点があることで、キャラクターの魅力がより際立っています。
4,作品から読み取れるメッセージ
「想いは人を強くする」アイドルとファンは芸能人と一般人という決定的な違いがあり、かけ離れた存在のように感じますが、どちらも一人の人間であることには変わりません。アイドルは人に夢を見せる職業なだけで、根本的な部分は私たちと同じだということをこの作品からは読み取ることができますし、どんな形であれど「好き」という想いは人を成長させ、強くしてくれる。そんなメッセージを私は感じました。
この作品は少女漫画の「恋愛」だけではなく、少年漫画にある「友情」「努力」「勝利」の要素もあって、キャラクターの心情描写がきちんと丁寧に描かれています。コメディな雰囲気もあるため、性別問わず手軽に読みやすいのも魅力です。推しがいる人やアイドルが好きな人から、私のように少女漫画は苦手という人まで、幅広い層が楽しめる作品だなと思います。
もしこの記事を読んで作品に興味を持ったら、ぜひ原作漫画やアニメを見てみてください。
(アニメは様々なサブスクで配信されているので履修しやすいです)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
