〇かつての蒼い日記帳ー序章
時は20世紀初頭、日本は大正時代に入り人々が民主主義を求め始めた時代。
古くからの祈祷師や呪術師も近代化・組織化を考え出し資本主義への大転換を始めていく。
その流れの中で常人とは違う能力を持つ者たちも商業組織化に合流していった。
様々な場所で彼らは功績を残し、賞賛と畏怖を込めて人々は彼らを「異能者」と呼び始めた。
そして訪れた未曽有の大災害、関東大震災。
「異能者」達は自らの私財を投げうって人々の生活基盤を作り、日常を立て直していった。
その「異能者」達はその後も一大経済圏を首都圏から日本全国に広げていく。
そこで築かれた経済・政治的ネットワークは第一次世界大戦時や太平洋戦争中だけのものに留まらず戦後も高度経済成長の土台となっていった。
現代において世界的な経済・政治的ネットワークを築いた「異能者」達の末裔達は世界の運命の行く末を担っている。
神でさえ知る余地が無いこの先の未来はどうなっていくのだろうか?
それは彼らの意思の先に答えがあるだろう。
