日本における皇位継承の話で「愛子様天皇論」があります。その理由を聞いてみると、「人気だから」や「しっかりしているから」というものが主に挙げられます。ですが私はこの現代に安易に女性天皇を誕生させるのは危険であると考えています。その理由を説明していきます。
まず天皇となり得る存在は4種類あります。「男系男子」「男系女子」「女系男子」「女系女子」です。現在皇族の地位を持たれている方を例に考えると、愛子様と佳子様は男系女子、悠仁様は男系男子になります。そして現在皇位継承権を持つ序列は1位が秋篠宮皇嗣殿下で2位が悠仁様になります。その理由は皇室典範第一条に「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。」と書いてあるからです。つまり愛子様や佳子様が天皇となるためにはまず皇室典範の改正を行わなければいけません。
そしてこの議論でよく混同されるのが「女性天皇」と「女系天皇」です。簡単に説明すると女性天皇とはそのままの意味で女性が天皇になった際に使われます。例えば愛子様や佳子様が天皇になった場合は「男系の女性天皇」と呼ばれます。女系天皇とは母方に天皇の血がある人が天皇になった際に使われます。では歴史上この二つは存在したのかといえば女性天皇は過去に8名10代いましたが、女系天皇は過去1度も誕生したことがありません。
日本には皇紀という年の数え方があり、これは初代天皇の神武天皇が即位されてからの年数です。即位されたのが紀元前660年なので西暦2026年は皇紀2686年となります。この間一度も王朝が変わることなく繋いできたというのは世界的に見ても極めて稀なことであり、この歴史があるからこそ日本の天皇は国際的に高い地位を得ているんだと思います。
過去の日本ではいかにして天皇家を存続させるかに注力していましたが、戦後の日本では「打倒天皇」やら「天皇制廃止」などと主張する輩が出てきました。そんな中安易に女性天皇を生み出してしまうとその先に女系天皇誕生のきっかけを作ることになり、彼らにとっては極めて都合のいい状況となってしまいます。なので基本は今まで通り男系男子で繋ぎ、もし女性天皇を作らなくならざる負えない状況になったら確実に女系天皇は生まない体制を作っておくことが重要であると考えます。
