1.間食はシックじゃない
ホームステイ初日、私は夕食を終えて数時間すると、案の定、お腹が空いてしまった。
キッチンにはまだ行っていないけれどしょうがない、こっそり行ってみよう。
ところが、秘密のミッションを開始すべく、部屋のドアをそっと開けたとたん「ギィーー!」と、ぎょっとするような音が鳴り響いた。
するとマダムが廊下に姿を見せ、こちらへと歩いてきた。
「どうしたの?」
「あ、大丈夫です。ちょっと水を取りに行こうと思って」
「水なら私が持ってきてあげるわ」
とマダムは行ってしまった。
本当はおやつが食べたかったのに!
結局、その夜はお腹を空かせたままベットにもぐりこんだのだが、何だか不思議な感覚だった。だけど、意外と悪くなかった。というか、新鮮な感じだった!
それからしばらくして知ったのだがフランス人はほとんど間食をしないのだ。
朝は自宅で毎日同じ時間に食事をとり、お昼はカフェなどでランチタイムを楽しみ、夕食にはふたたび家族でテーブルを囲んで、最低3皿のコース料理をいただく。
誰だって毎日の食事がこんなにも楽しい食事だったらわざわざクラッカーでお腹を膨らますわけがない。
食事を楽しみの時間にできたら幸せですよね。毎食フルコースは難しくとも、朝起きて簡単な食事を作り家族で食べる時間があれば1日の良いスタートを切れそうですね。
2.10着のワードローブ
10着のワードローブを作るためのポイント
*この服はまだ気に入っている?
*この服はちゃんと着ている?
*この服のサイズはまだぴったりで、ちゃんと似合ってる?
*この服は、いまのわたしらしいと言える?
10着のワードローブは自分らしいものになっているだろうか。
選ぶ人によって、また住んでいる場所やライフスタイルによって変わってくる。
・1ヶ月実験
試しに1ヶ月きっちりと「10着のワードローブ」で過ごしてみた時に、書き留めたことをいくつか紹介しよう。
*朝クローゼットの扉を開けるとうれしくなる
すっきりとしたクローゼットに自分のお気に入りの服だけが並んだクローゼットはなんだか気持ちが晴れますよね。
選択肢が限られているからこそ、1分あればその日のコーディネートも決まり、大量の服から選ぶ時間も必要なくなります。
・買い物欲がおさまってきた。
「10着のワードローブ」実験を開始して1週間もしたら、「誰かわたしをノードストローム(アメリカの有名な高級デパート)に連れてって」とすがりついてしまいそう、なんて思っていたぐらいだから。ところが、クローゼットをパンパンにする気にはなれないのだ。
・落ち着いた気分でショッピングを楽しめるようになった。
ショッピングに出かけても何も買わないという日が増えた。
いまは以前よりも高価で質の良いものを買いたいと思っているので、下見のためにウィンドウショッピングに出かけて、何も買わなくても平気になってきた。
せっかくなら良いものを選びたいので、あせらずじっくり検討してから買いたいですよね。
・「10着のワードローブ」を念入りに選べば、結果的にいつもいい服ばかり着ることになる。
慣れてしまえば、「もったいないから今度着よう」なんて思わずに、いい服をどんどん着られるようになる。
まだ「10着のワードローブ」には抵抗を感じるけれど、メリットに興味があるなら試して欲しいことがある。
今度旅行に出かける予定があるのなら…
週末の旅行なら2~3着だけ、2週間ほどの旅行なら10着のワードローブを試して欲しい。
時間をかけて、自分にぴったりのワードローブを作り上げていこう。
自分にはどんなワードローブが必要か理解して欲しい。
そうすれば、どんな服を買い足せばいいのかわかるようになる。家の中を見渡すようにワードローブも厳しくチェックして、余計なものを増やさないようにしよう。そうするうちに、本当に自分らしいスタイルが、少しずつ分かってくるはずだ。
