ポップスやロックというジャンルのアルバムには、何種類かの型みたいなものがあり、大抵のポップスやロックというジャンルのアルバムは、それらに収まるのではないかと思うのです。
一つは、音楽そのものを前面に出しているもの、もちろん、ポップスやロックというジャンルのアルバムだろうが、なんだろうが、音楽という枠組みの中で、表現しているのだから、音楽自体が前面に出ているのは当たり前だと思われるが、私が言いたいのは、言葉までも音の表現として落とし込んでいるようなアルバムのようなものをここでは、音楽自体が前面に出ているという表現で言いたいのである。では、言葉(歌詞)を言葉の表現としている、アルバムの型にはどのようなものがあるのだろうかという問いであるが、私はそこに二つの答えを出したいと思う、一つは、言葉を使って、ストーリーを歌詞と音で表現するというものである。そして、もう一つは、言葉はもう、音の表現のように、感情のままに表現しているような、いわゆる、エモいものである。と、ここでは、とりあえず、三つの型について、話したが、大抵のポップスやロックのアルバムはこの三つの型を、どれもバランスよく、混ぜたものだと思われるのです。では、今回はBUMP OF CHICKENのjupiterというアルバムについて、書き綴っていこうと思うのです。
話は変わるが、ポップソングの功罪は、リスナーを、自分の人生の主役として、奮い立たせてくれたり、祝福してくれたりすることだと思うのですが、バンプの曲たちやバンプのこのアルバムも、例外ではなく、そういう類のものとして、ちゃんと機能していると思うのです、それ、即ち、バンプの曲たちが、素晴らしいポップソングである証拠であり、素晴らしいロックミュージシャンの証拠であると思うのです。
そして、この優れたアルバムについて、一つや二つほど、文章を綴りたいと思います、皆様が知ってるように、このアルバムはバンプオブチキンのメジャーに行ってからの、初めてのアルバムであり、つまり、このアルバムは、バンプとリスナーを繋ぐ初めての共犯行為だと思うのです、共犯というと言葉が強すぎるけど、言いたいことは、バンプとリスナーが正しかろうが、間違っていようが、共に生きていくというような、まるで、宣言をしているような、アルバムだと思うのです。
最後に、私がこのアルバムの楽曲の中で、なんとなく、心に引っかかって離れない、歌詞のフレーズを、一つ、二つ、紹介して、終わりにしたいと思います。それは、メジャデビュー曲の「ダイヤモンド」の、このワンフレーズです、「やっと会えた 君は誰だい? あぁそういえば君は僕だ 大嫌いな弱い僕を ずっと前にここで置き去りにしたんだ」 そして、最後のこのワンフレーズです、「上手に唄えなくていいさいつか旅に出るその時は 迷わずこの唄をリュックに詰めて行ってくれ」この二つのフレーズだけで、切り取って、あーだーこうだ言うのも、あれですが、何て言いますか、色んな人の、色んな大切な思いが、このアルバムの楽曲の中には含まれていると思いますが、私は、さっきもあげたような、フレーズなどから、なんと言いますか、夢に向かって、茨の道を進む時が来たら、バンプの楽曲と一緒に、その道を進んでいこうと思ったという、そんなありふれた話ですが、でも、きっと、それは、ミュージシャンとリスナーの美しい関係だと思うのです。
