世界で、人間の命を奪っている生き物TOP10

人類にとって本当に危険なのは、巨大な捕食者ではない。身近な小さな生き物です。今回はその生き物たちを紹介していきたいと思います。

1位 蚊 

世界で最も多くの人間を殺している生き物は、蚊です。年間約70万~100万人の命を奪っています。その原因は、蚊が吸血する際に注入する病原体(ウイルスや寄生虫)です。大きく分けて、マラリア、デング熱、日本脳炎、ジカウイルス感染症(ジカ熱)、チクングニア熱に感染します。しかし、日本においては、現在、蚊に刺されて死亡するリスクは極めて低い状況ですが、ナイジェリアでは年間の死亡者数:約18万〜20万人規模(世界全体の約31.9%を占める)と最も多いです。

2位 人間

世界全体で見ると、人間は「蚊」に次いで、人間を最も多く殺している生き物の第2位です。国連薬物犯罪事務所(UNODC)や世界保健機関(WHO)のデータによると、世界中で人間が人間を殺している数(殺人・他殺の被害者数)は、年間約40万〜45万人です。日本国内で人間によって殺される人数は、年間で約200人〜300人です。ブラジルでは、年間の殺害人数が約45,000人〜47,000人と最も多いです。

3位 蛇

ヘビ(毒蛇)による世界全体の死亡者数は年間で約8万〜14万人にのぼります。日本国内での死亡者は年間で数人(約1〜3人程度)と極めて低いです。最も死者が多い国はインドで年間約5万〜6万人以上が死亡しています。

4位 犬

犬が原因で亡くなる人は世界で年間約3万〜6万人にのぼります。殺人の「99%」は狂犬病ウイルスが原因で、ウイルスを持つ犬に噛まれて発症した場合、有効な治療法がなく、ほぼ100%死亡する極めて恐ろしい病気です。現在の日本国内においては、犬に殺されるリスクはほぼゼロです。最も死者が多い国はインドで約1万8,000人〜2万人(世界全体の約36%を占める)が死亡しています。

5位 淡水巻貝(たんすいまきがい)

淡水巻貝によって、世界では年間約1万〜2万人が死亡しています。淡水巻貝が媒介する住血吸虫症によって人が死亡します。主に安全な水道水や下水道が整備されていない、熱帯・亜熱帯地域の「真水(淡水)」の場所で感染します。人間の皮膚の角質を溶かす特殊な酵素を出して、触れた皮膚から直接体内に侵入します。日本国内においては、現在この寄生虫に感染するリスクは完全にゼロ(100%安全)です。亡くなる人の圧倒的多数は、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国(ナイジェリア、コンゴ民主共和国、マダガスカルなど)の農村部に集中しています。

6位 サシガメ

サシガメによって世界では年間約1万〜1万2,000人が死亡しています。サシガメが人間の血を吸う際、その糞に含まれる「クルーズトリパノソーマ」という寄生原虫を体内に侵入させ、「シャーガス病」という致死的な病気を引き起こします。日本国内においては、サシガメによって病気で死亡するリスクはほぼゼロ(100%安全)です。最も多くの被害が出ている世界ワーストの国は、中南米のボリビアやブラジル、アルゼンチンでサシガメの被害(年間約1万人死亡)は、中南米の計21カ国にほぼ100%集中しています。

7位 サシチョウバエ

サシチョウバエが媒介する「リーシュマニア症」により、世界では年間約5,000人が死亡しています。体長2〜3mmほどの極めて小さなハエで、人の皮膚を刺す際に寄生原虫リーシュマニアを体内へ侵入させます。重症化すると内臓型リーシュマニア症となり、治療が遅れると致死率が高くなります。日本国内ではサシチョウバエによる感染例はほぼ存在せず、死亡リスクは事実上ゼロです。最も多くの被害が出ている国はインド、バングラデシュ、スーダン、ブラジルなどで、感染者の大半がこれらの地域に集中しています。

8位 回虫

回虫による感染症「アスカリス症」で、世界では年間約4,000人が死亡しています。回虫は人の腸内に寄生し、栄養障害や腸閉塞を引き起こすことがあります。特に子どもが重症化しやすく、医療アクセスが乏しい地域では命を落とすケースもあります。日本では衛生環境の改善により回虫感染は激減しており、死亡リスクはほぼゼロです。被害が集中している国はサハラ以南のアフリカ、南アジア、東南アジアで、貧困地域に多い寄生虫感染症として知られています。

9位 サソリ

サソリの毒によって、世界では年間約3,000人が死亡しています。特に危険なのは「デスストーカー」など強毒種で、刺されると神経毒が急速に作用し、呼吸障害や心停止を引き起こすことがあります。日本国内には強毒種のサソリは生息しておらず、死亡リスクはほぼゼロです。最も多くの被害が出ている国はインド、メキシコ、ブラジルなどで、農村部での事故が多く報告されています。

10位 条虫(じょうちゅう)

条虫による感染症「有鉤条虫症(ゆうこうじょうちゅうしょう)」により、世界では年間約2,000人が死亡しています。条虫の幼虫が脳に寄生すると「神経嚢虫症」を引き起こし、けいれんや意識障害を伴い、治療が遅れると致命的になることがあります。日本では衛生環境の向上と食肉検査の徹底により、条虫による死亡例はほぼゼロです。被害が集中している国は中南米、アフリカ、アジアの一部地域で、特に豚肉の衛生管理が不十分な地域で感染が多く見られます。

現代の日本国内においては、これらの危険生物による死亡リスクはほぼゼロ、または世界最高レベルに低い状態が保たれています。しかし世界では、私たちが当たり前のように享受している「安全な水」「整備された下水道」「すぐに受けられる医療」が行き届かない地域が今なお数多く存在します。このような盤石な社会インフラと医療体制に守られて暮らせる日本は、実に恵まれた環境にあると感じました。

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EASTONE

自然をみるのと安らぎます。

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