災害で生存率を上げる方法

最近では、2026年(令和8年)7月28日 16時27分頃に熊本県熊本地方を震源として発生した、最大震度7の極めて激しい地震が発生しました。7月末の記録的な猛暑(最高気温35度以上の猛猛暑日)のなかでライフラインの寸断が重なり、二次被害や熱中症の危険性も極めて高い深刻な状況となりました。

本日は、命を守るための準備・行為をお伝えします。

〇 住まいの安全を整える

家具はL字金具や突っ張り棒、ストッパーでしっかり固定し、冷蔵庫・タンス・本棚など大型家具は必ず転倒防止を施す。窓や棚のガラスには飛散防止フィルムを貼り、寝室には倒れる危険のある家具を置かないことで就寝中の事故を防ぐ。地震後の火災を防ぐ感震ブレーカーを設置し、玄関や廊下は避難動線として常に物を置かず確保しておく。これらの準備が、揺れの直後に命を守る大きな力になる。

〇 備蓄品について

災害は断水・停電・猛暑・寒波が同時に起こることが多いため、事前の備蓄が命を守る鍵になる。水は飲料用として1人1日3Lを3〜7日分、生活用水はポリタンクに10〜20L確保する。食料はレトルト、缶詰、乾麺、カロリーメイト、SOYJOY、長期保存できるアルファ米を揃えておく。猛暑対策としてOS-1やアクエリアス、冷感タオル、保冷剤、電池式扇風機を備える。停電に備え、10,000mAh以上のモバイルバッテリーを2〜3台、単3・単4電池を各20本、ソーラー充電器を用意しておくことで、過酷な状況でも生活を維持できる。

〇 情報を得る

災害時は「情報が命を守る」。そのために、平常時から複数の手段を確保しておくことが重要になる。まず、スマホの予備バッテリーを用意し、停電時でも通信を維持できるようにする。手回しラジオは電源がなくても最新の災害情報を受信できる心強い道具。車のシガーソケット充電も非常時の電源として役立つ。家族とは安否確認の方法を事前に決め、災害用伝言ダイヤル(171)やLINEの安否確認機能を共有しておくことで、混乱の中でも確実に連絡が取れる体制を整えられる。情報を守る準備が、行動の判断を支え、命を守る力になる。

〇 避難場所の確保

避難の判断は災害時に迷うほど危険が増すため、平常時から基準を決めておくことが命を守る。強い揺れを感じたら、まずは身を守る行動(DROP・COVER・HOLD)を徹底する。家が倒壊の恐れ、ガス臭、水漏れなど危険を示す兆候があれば、ためらわずに避難する。津波警報が出た場合は、海から離れ高台へ向かうことが最優先となる。災害は夜間にも起こるため、暗くても迷わず行動できる準備が必要。さらに、避難所までのルートを複数確認しておくことで、道が塞がれても安全に移動できる。こうした事前の判断基準が、非常時の迅速な行動を支える力になる。

〇 自宅が倒壊しそう時

自宅が倒壊しそうなときは、外へ逃げる前にまず安全を確保することが最優先となる。揺れの最中は机や丈夫な家具の下に入り、頭を守って低い姿勢を取り、ガラスや棚から離れて倒壊物の直撃を避ける。揺れが収まったら家の傾きや壁の亀裂を確認し、危険を感じたら靴を履いて懐中電灯・スマホ・水を持ち、速やかに外へ避難する。可能ならガスや電気の元栓を閉める。屋外では電線や瓦、ガラスの落下に注意し、建物や塀から離れて移動する。津波警報が出ている場合は迷わず高台へ向かう。冷静な判断と行動が命を守る鍵となる。

〇 車の災害対策

車の災害対策は、非常時に安全を確保し移動手段を維持するための重要な準備となる。まず、ガソリンは常に半分以上を保ち、災害時の給油困難に備える。車内には水2L、簡易トイレ、タオルを常備し、停滞時や避難中の不便を減らす。車載スマホ充電器は情報収集と連絡手段を確保するため必須。さらに、避難所までの複数ルートを事前に確認しておくことで、道路の混雑や通行止めにも柔軟に対応できる。

〇 避難先での注意点

避難所での滞在中は、体調を守るための継続的な行動が生存率を大きく左右する。まず、こまめな水分と塩分補給を行い、脱水や熱中症を防ぐ。睡眠スペースは段差や冷気、騒音を避けて整え、十分な休息を確保する。長時間同じ姿勢でいると血栓ができやすいため、足を動かすなどしてエコノミークラス症候群を予防する。ラジオやスマホで最新情報を得ることも重要。さらに、周囲とコミュニケーションを取り孤立を防ぐことで、精神的な不調や体調悪化を避けられる。車中泊の場合は必ず換気し、足の運動と水分補給を欠かさないことが安全につながる。

〇 外出中で災害が起きた場合

出先で災害が発生した際は、まず「その場で命を守る」ことが最優先となる。周囲には看板、ガラス、照明、棚など落下・倒壊の危険物が多いため、頭を守りながら低い姿勢を取り、身を小さくして安全を確保することが重要。揺れの最中に建物の外へ飛び出すと、落下ガラスや倒れた電柱、看板などに巻き込まれる危険が高まるため避けるべき。揺れが収まるまでは無理に移動せず、その場で安全を確保し続ける。出先は環境が把握しにくく危険が多いため、まず自分の身を守る行動が生存率を大きく左右する。

〇 家族を迎えに行くかどうかの判断を事前に話しておく

迎えに行くべきかどうかは、生存率を左右する重大な判断になる。津波警報や大雨特別警報、土砂災害レベル5、強い余震、停電で信号が消えている状況、道路の冠水・寸断がある場合は、移動そのものが極めて危険で、迎えに行くべきではない。自分が被災者になると家族を守れなくなるためだ。一方、家族が老朽建物や浸水地域など安全でない場所にいて、自分の移動ルートが冠水や落下物のない安全な状態で、車の燃料が十分あり、家族の現在地が明確で、避難所の位置も把握できている場合は、条件付きで迎えに行く判断が可能。迎える前には家族の位置、周囲の危険、道路状況、警報の種類、自分の体調や車の状態を必ず確認する。家族がすでに避難所へ向かっている、安全な建物内にいる、警報が最大級、夜間で視界が悪い、自分が疲労・怪我・混乱している場合は迎えに行かないほうが安全となる。

● まとめ

災害で生存率を上げるには、事前準備・初動行動・安全判断・無理をしない決断が重要になる。家具固定や備蓄、情報手段の確保など平常時の準備が命を守る土台となる。災害直後は落下物から頭を守り、低い姿勢で揺れが収まるまで動かない。津波警報や特別警報、冠水、信号停止など危険が高い状況では迎えに行かず、自分が被災者にならない判断が必要。避難所では水分補給、休息環境の確保、体を動かすこと、情報収集、周囲とのつながりが体調を守る鍵となる。こうした基本行動の積み重ねが、生存率を確実に高める。

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EASTONE

自然をみるのと安らぎます。

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