仕事とエネルギー

傾向&ポイント 仕事や仕事率では、てこの役割とばねの伸びの問題、熱と温度では、比熱、熱量を求める問題が多い。また、力学的エネルギー保存の法則を押さえておくこと。

1⃣仕事

□仕事

物体に力F[N]がはたらいて、距離s[m]だけが移動したとき、Fとsの方向のなす角をθとすれば、力が物体にした仕事W[J]は、

 W=Fscosθ

□仕事率

仕事W[J]を時間t[s]でしたとすれば、仕事率P[W]は、

P=W/t

□仕事の単位:J(ジュール)

1Jは物体を1Nの力で、力の向きに1m移動させたときの仕事量。

□熱と仕事

熱量…熱エネルギーの大きさ(温度変化の際、物体に出入りするエネルギー)。(熱量の単位:Jまたはcal 1J=0.24cal,1cal=4.2J)

比熱…物質1gの温度を1K(1℃)上昇させるのに必要な熱量。

(ケルビン[K]は絶対温度の単位。温度感覚1Kは1℃と等しい)

□水の比熱

4.2J/g・K よって、水1gの温度を1K(1℃)上昇させるのに必要な熱量は4.2J(4.2J=1cal).

□熱容量

物質の温度を1K(1℃)上昇させるのに必要な熱量。

熱容量=質量×

□熱平衡

温度の異なる物体が接触すると、高温の物体の温度が下がり、低温の物体の温度が上がって、やがて両者の温度は等しくなる。この状態を熱平衡という。

□熱量保存の法則

温度の異なる2つの物体が接触して熱平衡となるとき、2つの物体がもつ熱量の総和は変化しない。

□さまざまなエネルギー

エネルギーにはさまざまな形態があり(熱エネルギー、力学的エネルギー、化学エネルギー、光エネルギー、電気エネルギーなど)これらは互いに移り変わる。〈例〉水力発電:水のもつ位置エネルギーが電気エネルギーぶ変わる。

2⃣力学的エネルギー

□重力による位置エネルギー

基準面から高さh[m]にある質量m[kg]、重力加速度g[m/s²]の物体のもつエネルギーU[J]は、

 U=mgh

 ⇒高さと質量に比例

□弾性力による位置エネルギー

ばね定数k[N/m]のばねを自然長よりx[m]伸ばした(縮めた)とき、ばねのもつエネルギーU[J]は、

U=1/2×kx²

⇒伸びxの2乗に比例

□運動エネルギー

速さv[m/s]で動く質量m[kg]の物体のもつエネルギーK[J]は、

K=1/2×mv²

⇒速さの2乗と質量に比例

□力学的エネルギー保存の法則

物体に仕事をする力が重力と弾性力のみの場合、力学的エネルギーは一定である。

 力学的エネルギーE=運動エネルギーK+位置エネルギーU=一定

+α 絶対温度をT[K],セ氏温度をt[℃]とすると、T=t+273の関係がある。

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左海

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