今日は「ひかりの玉」の話だよ
ある夜、居間でひとりで寝転がってテレビを見ていた。
すると、廊下の方から丸いひかりの玉がフワッと飛んできた。
急な出来事だったのでびっくりした私は、あわてて飛び起きた。
すると今度は、居間のカーテンが窓を開けていないのに、ふわりと動いたのである。
さすがに怖くなった私は、二階の自分の部屋に逃げた。
しばらくたって、愛犬イヴがシーツに粗相をしてしまい、洗濯機が一階にあるので、怖かったが勇気を出して行くことにした。
そして階段から下を見下ろすと、またあのひかりの玉が一階の廊下をふわりと飛んでいたのである。
さすがにここまでくると怖くて行けない私は、洗濯をするのを諦めた。
それから一週間後、山形に住んでいる父方の祖母が亡くなったと連絡がきた。祖母は入院中ずっと私に会いたいと言っていたそうだ。
ああ、もしかするとあのひかりの玉は祖母だったんじゃないか…私に会いに来たんじゃなかったのかと私は思った。

