「カルピス」の創立者は武器商人?
夏に嬉しい乳酸菌飲料「カルピス」。
誕生の経緯をご存じでしょうか。

コップに入ったカルピスの画像
「カルピス」は、創業者の三島海雲というお方が、内モンゴルで体調を崩した時に、砂糖をたっぷり入れて飲ませてもらった発酵した乳飲料が基になって作られたものです。
ここまでは知っているお方が多いと思いますが、何故内モンゴル、ユーラシア大陸の中央に明治時代の日本人がおられたのかと申しますと、当時、この三島というお方は、モンゴルの貴族や王族に「優秀な馬」を販売する仕事をしていた為、内モンゴルで体調を崩してカルピスに出会う事になったという事情があります。この事を知った時、筆者は、某SF漫画の敵役の組織か?と思ってしまいました。当時の「馬」は、現在の車両であり、戦車でもあり、場合によって軍の食料にもなる存在だったからです。
「カルピス」誕生までの苦労
この出会いによって、「発酵乳」が体にいいと痛感した三島というお人は、これを日本に普及させ、カルピスが夏の風物詩となる現在を作ってくださったという事になります。
それまでに、かなり苦労したと思います。乳酸発酵の技術は明治時代の日本人にとってまったくの未知の世界でありましたし、また、モンゴルから持ち込んだ乳酸菌はおそらく大変な「悍馬(暴れ馬)」系統の菌が多かったと推測され、日本の風土にあった菌を探して安定して培養するのは大変だったでしょう。
実際、現在モンゴルに行って現地の遊牧の民の方々から酸乳をもらって飲んだ今の日本人は、激烈にお腹を壊したと聞き及んでおります。
よくぞ日本でこの事業を実現させてくれたものだと敬意を覚えます。
また、カルピスは結構長いあいだ「現液」で販売していて「ペットボトル」の製品はありませんでしたが、これは、水で割ったカルピスをしばらく置くと沈殿してしまうという性質によるものでした。
どうして現在はペットボトル製品のカルピスがあるかと言いますと、大豆由来成分でカルピスの成分を長い時間均一に拡散させて安定した飲み物にしておくのに成功したからになります。
「カルピス」ネーミングの経緯
また、この三島というお人は仏教徒だったので、仏教の経典に出てくる最高級の乳製品「サルピルマンダ」と、「カルシウム」を併せて「カルピル」という単語を作り、日本人には覚えにくいとの意見から、「カルピス」という名前にしたという事です。
もし、この人がキリスト教徒だった場合、「ヴェリタス」や「オプティマス」が語源になったかもしれないな、と筆者は思いながら、カルピス原液を買うべきか、ダイエット中なので、自粛するべきかと今年は悩んでおります。
カルピスの歴史
