好みの香り、金木犀の季節
味の好みがあるように、香りにも好みがあります。
好きな匂いといえば、食べ物の匂いや香水等の作られた香り、自然の花の香りもありますね。
私は味覚の一部と嗅覚が敏感なほうなので、これは私の好きな香りだな、と認めるようなものに出会うことが時折あります。
そして秋になると感じられる代表的な香りといえば、金木犀(キンモクセイ)を挙げる方も少なくないでしょう。昨日窓を開けているとそれらしき香りが漂ってきたような気がします。そろそろ咲く頃でしょうか。
甘やかだけど強くはないため、どことなく儚く、不思議と懐かしいような香りがする、私があの香りを文字で表現するならそのように表そうかと思います。
金木犀が咲く季節になると、その甘い香りをイメージ、あるいは近づけた化粧品や芳香剤をはじめとする商品がスーパー等で売られています。
しかし、金木犀の香りを称する商品の中には、正直あまり似せられていないものも存在します。あの本物の香りを再現するのは難しいのかもしれません。
ちなみに同様に、初夏に咲く藤の香り(ジャスミンに似た、さらに少し甘い花の香り)も、再現するのはとても難しいそうです。
本物の金木犀の香りを愛してやまない人にとっては、金木犀の咲く時期は年に僅かな間だけ楽しめる幸せな期間とも言えます。
金木犀が散ってしまうと、寒くなっていく季節の流れも感じてますます寒く、寂しく感じてしまいそうです。
そうなれば、お好みの秋の味覚の香りを楽しんでみるのも良いのかもしれません。
金木犀の香りを毎年あまり意識していない方も、今年は少し嗅覚を鋭くして出歩き、金木犀の優しい香りを感じてみてはいかがでしょうか。
以上、好きな香りと金木犀についてのお話でした。
