バスクの修道院のデザート
このところ、数年前に買った「バスクの修道院の料理書」を、寝る前に読み込む日々が続いております。
バスクの方々は食道楽が多いのか、なかなかおいしそうな料理やお菓子がたくさん掲載されております。

アーモンドの画像
その中で筆者が気になっているのは、
「アーモンドクリーム」というお菓子です。
このお菓子は、緩いカスタードクリームにアーモンドパウダーを加えて風味をつけてあるものです。
筆者は、このお菓子はフランスの「ブランマンジェ」や、トルコの「ケシュキュル」と同じ系統のお菓子ではないかと推測しております。
ブランマンジェは、アーモンドミルクを緩く固めたもので、「ケシュキュル」は、牛乳とアーモンドパウダーを混ぜてでんぷん質でとろみをつけたお菓子になります。
イスラム教文化圏が起源?
「アーモンド」というもの自体が、もともとはイスラム圏からの輸入品で、このナッツがスペインに根付いたころに、「ケシュキュル」のようなお菓子の作り方がバスク地方に伝わり、牛乳の代わりにカスタードクリームにアーモンド風味をつけたものに変化したのではないか、と思っているのです。
実は、牛乳はなかなか手に入れにくい時代が欧州では長く続いておりました。
同じ牛乳を使うにしても、当時の修道院では入手しやすかった卵を入れて牛乳を「節約」するために、カスタードクリームのお菓子になったのではないでしょうか。
この推測が正しいかどうか、これから文献などで調べていってみたいと思います。
ブランマンジェについて
ケシュキュルについて
