題:『同功繭(どうこうけん)――たままゆのみゃくうち』

   《四行連》

     チョウの蛹たちの中に ヤママユが二匹

     金糸・銀糸で 玉繭づくり

     札をつづって 暦をかぞえ

     その時まで 脈をうちつづける

   [制作ノート]

     今作は、円模様を作りたいという動機から出発しました。
     2本のラインのもつれを基本として、そこに蛹のモチーフを付けることがまず決まり、
     下図を展開していきました。
     蛹の資料を見ていくうちに、玉繭という2匹の蚕が共同で作る特殊な繭玉があることを知り、
     とても興味を持ち、作品のイメージの根幹となりました。

     用紙に関しては、白・黒・赤・青の4色を揃えられるものを中心に選び、
     様々に組み合わせてパーツを作って、全体を仕上げました。
     前作ではメタリックな用紙ばかりだったので、今回はなるべく抑えたかったのですが…
     今後の課題です。

     

     

     

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7・七(sudu・sudu)

仙台市出身。貼り絵の制作は10年ほど前の数年間行っていましたが、 この度、再開することにしました。

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