I SAW a NEW ANIME #01
2025年2月 新(今)期のアニメを見た話 愛及屋烏
戦隊レッド 異世界で冒険者になる
前述
最新シーズンで視聴したor視聴しているアニメ作品の紹介。
他のカテゴリーに入らない種類はここに。
自叙
タイトルの癖から誤解が生まれがちだが、なろう小説作品では無い。
最初から漫画であり、連載開始からチマチマ追っていた作品。
アニメ開始に併せて単行本で読み返したが、やはり面白い。
概要・1
『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』とは、『月刊少年ガンガン』2020年11月号から連載している作品。既刊8巻(2025年2月現在)。
作者は中吉虎吉。公式略称は「異世界レッド」。
その名の通りスーパー戦隊×異世界モノの漫画。
同じくタイトルから、ネタ漫画と思いきや、作者が戦隊好き(というより特撮好き)という事もあり、ファンタジー世界に戦隊の『お約束』要素を組み込んで、良い感じの王道漫画に落とし込んでいる。
戦隊・異世界の両ジャンルに対し全力投球なので、どちらのファンからも好評を受けている。
元々はオリジナルの戦隊モノを持ち込んだが、編集者に異世界路線を提案され、こういう形になったとの事。業界にたまにいる有能な編集者の気配がする。
なので、既に『絆創戦隊キズナファイブ』50話分のストーリーラインが存在するらしい。原作・アニメの途中、その頃のエピソードが回想風に挿入される。 単行本末では旅の途中の一場面として、レッドの記憶から呼び起こす形で仲間達がキズナファイブの活躍を視聴しているシーンがある。
戦隊モノならではの謎の爆発や変身後の決め台詞。必殺技後に爆散する敵。 韻を踏んだ武装名。程よくダサい、技のネーミングといった「戦隊あるある」もしっかり実装済みなので、スーパー戦隊ものに慣れ親しんだ経験のある人は二倍楽しめる。
第1話は無料でweb公開されているので、試し読みして、気に入った方は単行本を買おう。
そんなこんなでアニメ化決定!2025年1月から放送開始となった。 元々の一話あたりの漫画のページ数が多いので、漫画1話=アニメ1話のペースである。比較的、分量の少ない話もあるので1クールでアメン編まで消化されると目されている。
アニメ版では戦隊へのこだわり具合が大幅強化されており、制作はサテライト。
監督・川口敬一郎。 シリーズ構成・冨岡淳広(爆上戦隊ブンブンジャーのメインライター)、という豪華なメンツ。
変身モーション監修に小川輝晃(ニンジャレッド・サスケ)をキャスティング。 キズナファイブの他メンバー4人を戦隊出身声優(メガブルー、ニンジャブルー、デカピンク、イエローバスター)で固めている。
敵組織幹部も戦隊出演経験のある声優を配役。
戦隊ロボの『マキシマム・キズナカイザー』のディティールがより合体ロボットらしい煩雑なデザインに変更、さらには各個人メカの並びまで元ネタを意識した合体バンクシーン追加。
一度も放映された事がない筈のキズナファイブのテーマソングが、挿入歌として流れる。(作詞:藤林聖子)
同じく、どこにも存在しない筈の雑誌付録感満載の「キズナファイブのひみつに迫る!とくせいDVD」をご丁寧に音質と画質もDVDの出来具合を完全再現したPVとして作成。という具合に、凄まじく熱量のこもった正統メディアミックス作品に仕上がっている。
あらすじ・1
悪の組織との最終決戦で、敵と相打ちになった戦隊ヒーローの浅垣灯悟。
命を落としたかに思われたが、気が付くと異世界に転生していたのだった!
異世界でも困った人々を救うため、冒険者となり、
キズナレッドに変身して今日も戦いを続ける――!
異世界×戦隊ヒーローの最強英雄譚、開幕!!
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