現在と過去の言葉事情

最近、TVなどを観ていると、アナウンサー等の読み間違えが多く目立つ。その幾つかの事例を挙げてみたい。

まず遊説。〇ゆうぜい×ゆうぜつ

更に相対的。〇そうたいてき×あいたいてき

被る。〇こうむる×かぶる

手水どころ。〇ちょうず×てみず

的を射る。これを的を得る。的を射るが正解。

シミュレーションをシュミレーション。発疹を〇ほっしん×はっしん

〇時を経て身が引き締まるを×時を得て気が引き締まると、コメンテーターが言っていた。

更に良くあるのがfeatureフィーチャーをフューチャー。仮面舞踏会を〇かめんぶとうかい×かめんぶどうかいと言っているのを放送していた。よく調べていないが、全然大丈夫と連呼している人がいるが全然はおそらく否定の意味で使うはずで、全然大丈夫ではない。が正しいはずだ。

どうしてこのように漢字が読めなくなったり、書けなくなったりするようになったのだろうか。スマホやパソコンで検索するようになってからだと思う。一昔前まで辞書や広辞苑、英和辞典などを主に使っていた。そのページを何度も調べるようにして跡が残ったり、マーカーの印が付いたりし、漢字もノートに何度も書いた。しかし現在は、スマホで検索し、納得したらすぐ終わり。反芻したり手で覚えたり、辞書も使わない。

昔が悪いとか今が悪いとか言っているわけではない。言葉も生き物でどんどん変わっていったり、新しい流行語が生まれたりする。それも慮る(おもんぱかる)×おもんばかる ことは出来るが、言葉にも伝統というものがある。やはりプロとしてメディアに出る人が原稿読みもろくにせず、ぶっつけ本番は、お金を稼ぐ本当の重みを理解していないと言われてもしょうがない。

国語力の劣化、本離れ、手で漢字を書かない。時代の流れですぐインターネットで調べていろいろ分かるのは便利かもしれない。しかし文化として現在も過去になるわけだから継承されるべきものはしっかり継承されないと、

それは全然大丈夫ではない。

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スターゲート

プロ野球観戦と、カラオケを歌うのが大好きな私は、本を読むのも趣味で主に新書コーナーに足繫く目を通しに行きます。今、一生懸命スマホやパソコンを勉強しています。表現力を磨いてどんどん発信していこうと考えています。【努力に勝る天才は無し】この言葉をモットーに精進していきます。皆さんどうぞ温かい目で見守って下さると幸いです。宜しくお願いします。

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