I SAW a NEW ANIME #02
2025年2月 新(今)期のアニメを見た話 愛及屋烏
天久鷹央の推理カルテ
Continuation from last page. 02-1 https://no-value.jp/column/102369/
登場人物
推理カルテのメインキャラに加え、「神酒」で関係の深い二人を紹介。
天久鷹央(あめく たかお)
CV:佐倉綾音
ヒロイン。年齢は27歳~。 天医会総合病院統括診断部部長兼副院長。
一見、中学生や高校生と見間違われる様な幼児体型をしていて、本人は20代だと気にしている。
その一方で四捨五入による繰り上げにはアラサーではないと怒る。
外出に気力を要する引きこもり。 往診や現場検証といった特別な外出要件がない限り、基本的に自身配属先である10階建て天医会総合病院10階の統括診断部と屋上にあるレンガ造りのファンシーな自宅兼医局の「家」を往来する生活をおくっている。
かなりの偏食で基本的に自宅・外食に関わらず、カレー。 もしくはカレー味の食べ物と甘い物しか好まない。
また、かなりの酒豪でもあり、小鳥遊からは『底の抜けた枡』と思われている。 見た目の所為で店頭での購入には年齢確認が必須なので酒の補充は通販主体。
人の機微には疎く(後にとある病状の持主と判明)、小鳥遊との関係も鷹央本人は、小鳥遊に対し恋愛感情は持っていない。その一方で部下としては信頼していて、突き放されると深く落ち込む一面を見せる。
普段は小鳥遊を携帯電話やポケットベルを用いて手足のように使用する。
普段から携行してはいないものの、護身用にスタンガンを所持していて、小鳥遊の負傷や不在時、自らの護身用に使用する。
好奇心旺盛でホームズばりの推理力と患者や関係者に地位も相成った尊大な態度で語り掛ける自信家な一方、推理の外れや長時間真実に辿り着けないでスランプに陥るとメンタルが一気に崩れてしまう豆腐メンタルな一面も持つ。
「神酒クリニックで乾杯を」に登場する精神科医・天久翼は彼女の兄にあたる。
しかし、反りが合わず付き合いは殆ど無い。 翼が所用で天医会総合病院を訪れ、遭遇してしまった場合、お互いの状態を観察と推理で暴き合う、知能での殴り合いが発生する。
天久の一族は医療従事者の家系であり、姉・叔父を含め、その名前は鳥類関係である。そもそもメインキャラが鳥系というのもあるが。
小鳥遊優(たかなし ゆう)
CV:小野賢章
見習いとして天医会総合病院統括診断部所属に配属。
鷹央の下につく鷹央の奴隷(鷹央)/部下(小鳥遊本人)。
鷹央からは度重なる自身のヘタレぶりに苗字の小鳥遊を捩って「小鳥」と呼ばれている。(鷹央がいる以上、鷹無し=小鳥が遊べるにはならない故)
本作におけるワトソン。
女好きで院内の女性看護師を口説くも失敗し、結果的に女好き悪評だけが院内に広まる悪循環を繰り返している。異性でもある鷹央に対しての恋愛感情はない。
愛車はRX-8(後、大破→(アクア)→CX-8)。
空手に通じ鷹央からはボディーガード兼運転手と言う秘書や付き人にも似た待遇を与えられている。 小鳥遊本人は、あくまで鷹央からの要望として引き受けている。
鴻ノ池舞(こうのいけ まい)
CV:石見舞菜香
研修医。情報通で小鳥遊の行動を逐次鷹央に報告している。
日頃の交流でも小鳥遊に対する遠慮はほぼない。
合気道に通じている。
著者の知念氏に合気道(2段)や柔道(初段)、総合格闘技、ブラジリアン柔術の経験があり、作品のキャラクターにそれらがフィードバックされる事が多い。
愛車はZ1000(登場回で即大破→ハヤブサ)
天久真鶴(あめく まづる)
CV:水樹奈々
天医会総合病院事務長にして鷹央の姉。鷹央からは恐れられている。
鷹央に比べ、翼から恐れられたりはしていない様子。 だが、翼が真鶴の女性としての地雷を洞察して(体重増加・肌艶の悪化)、わざわざ踏み抜くので、その怒りのとばっちりが鷹央に向かう事もある様。
天久大鷲(あめく おおわし)
CV:立木文彦
天医会総合病院院長にして鷹央の叔父。
経営者肌で病状の推理に執心する鷹央とは相性が悪い。
大鷲本人は経営者としての割り切りで姪の鷹央に依頼者を買って出る事もある。
桜井公康(さくらい きみやす)or 竹林刑事
CV:平田広明 演:品川祐(品川庄司)
警視庁捜査一課に属する刑事。
ヨレヨレのトレンチコートにボサボサ頭と、某有名刑事コロンボを思わせる風貌をしている。
鷹央が追う事件に対して、ギブアンドテイクで情報交換を行う。同作者の「神酒クリニックで乾杯を」にも登場し、そこでもその動きは変わらない。
神酒クリニックが調査する事件の情報交換に、クリニックを訪れる。
また自身も神酒クリニックから入手する情報を自分の捜査に有益に活用し、捜査一課の管轄外の情報については他部門に流す等、神酒クリニックを利用している節がある。
品川祐が演じるドラマ版では「竹林」と名前が変更されているが、ポジションは原作の桜井とほぼ変わらず。
天久翼(あめく つばさ)
演:板垣李光人
神酒クリニックの精神科医。
小柄でローティーンの少年にしか見えないがこう見えて30歳は過ぎている。
読心術に優れ、他者の表情や目線、仕草等の動きから心情を分析しているに過ぎないのだが、他人からは人の心を読める妖怪サトリのごとく思われている。
手術などの手技は苦手でクリニックでの手術には参加してない。スーツを着た姿を「七五三」と言われる等、よく産婦人科医の夕月ゆかり(演:松本まりか)に外見をからかわれている。
読心術を利用してのギャンブルなども得意。ホットココアを好む。
神酒クリニックでの愉快な仲間達との冒険(捜査)に充足感があり、それに合わせ、調査活動に向いた服装を好む様になった。その事を鷹央に指摘された時は、神酒クリニックを自分の居場所だと感じている、と断言した。
黒宮智人(くろみや ともひこ)
(演:栁俊太郎)
神酒クリニックの内科医。手術の際は麻酔科医の業務も担当。
超人的な記憶力を持ち、ハッキング・ピッキング等の技術もあるが、鬱病気味。
目が隠れるほど前髪が長く黒縁メガネ。 猫背で話し方もボソボソしているが、素顔は映画俳優の様な長身の美男子。 大学生4年生まではイケメンで成績優秀、テニスの大会で優勝、とスポーツ万能の優等生として女性にもモテモテだった。
だが翼の妹——つまり、鷹央と会い、自分を超える知性により、あっさりと打ちのめされて挫折し、現在の姿になる。
翼とは親友の腐れ縁。
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